「人間ドラマ 連作短編」を含む小説

落ち込んでいるときや、辛いとき、ふっと行きたくなる食堂『まどか』。 そこに登場する人物たちが抱える等身大の悩みと、ふつうのご飯の物語。 一作二万字程度の短編を、視点を変えて五つお…

【必中】の能力者である霜降伊代は、能力者保護法に基づいて設立された組織『風車宗治を讃える会』略称RSKのメンバーだ。組織の最高責任者・作倉卓の命令に従って、この世界の悪を救う。 …

世界一周旅行に出かけた大家宅の留守居をしている時也。 その周囲の人々の小さな出来事。 おいしいものがあれば、明日はもっとがんばれる。

短編連作。 三毛猫のミケはれっきとした飼い猫。けれど、自由気ままに家の外にも遊びに出掛けていく。 散歩の途中で出会う人々、ちょいとお邪魔していくお宅。 人懐っこいミケが渡り歩く…

『のっとり』の心霊現象をめぐる、連作短編サイコホラー。 　他人のカラダに生霊が入る＝『のっとり』が流行っている。 　のっとりされた人間はカラダの自由を奪われる。声も出ない。される…

　常磐木悟（ときわぎさとる）は、理学部・生物行動学科の大学二年生。人とのコミュニケーションを出来る限り減らしたいと思い、将来は昆虫研究者になることを考えている。 　ある日、図書…

１７歳にして医師となった自信家のリズは名のある大病院から内定をもらった。――のも束の間、上司から奇妙な指令を受ける。 「ある薬屋の採用試験を受けてきてほしい」 それは山麓支店…

｢君が人間じゃなくて良かった──幸せでね｣ 　昔出会った少女の言葉。 ｢だからこそ僕は人間になりたい｣ 　喫茶店を拠点とし、人になろうと奔走する一羽のカラス。 　人間とは？幸せ…

　母を亡くした文也は日常が嫌いだった。ふとした時の美味しくないお茶。やかましい忘れ物チェック。少し前までは煩わしく感じていた日常が、失われて初めて素敵な物だったのだと気づいた。 …

若者から老人まで、たくさんの人が行き交う渋谷の街。この街では昔からある噂話が消えることなく伝わっています。 悩みを持った人しか辿り着けない喫茶店があると。 多くの人がその店に行こ…

野球そしてベースボールの祖となる競技、ピッチ＆ヒット。 バット職人、アッシュ・ブランジェットを取り巻く人々の物語を 連作短編で展開。 少しずつ更新予定。 本作以外にも、今後は…

人間の体内時計は25時間を一日としている。・・・の、だそうである。 その通り生きるのが、人間本来の在り方である。 大和大和(ダイワ・ヤマト。本名である)は、そう思った。 そして、…