「お願い 忘れない」を含む小説

２００５年　平成１７年。ある夏祭りの日。小さなボロいお社でお参りをした時、彼女は名前を失った。■■■■。彼女の名前は己の口からも、他者の口からも自分の名前は聞こえなかった。やがて…

結婚して６年、今でも新婚当時と変わらず愛していた。 その妻が浮気をしていた。 証拠を見せるまでごまかそうとする妻を許せず離婚したが、忘れられないでいる自分。 それが･･････そ…

楠木蓮《くすのき　れん》が通う学校、鳳櫻高校の二年二組には、『雪白姫』と呼ばれる美少女がいる。 雪のように白い長髪と肌。物静かに教室で本を読む彼女はしかし、誰とも交流を持とうとし…

今日1日だけで、忘れたくないな…と思うシーンがいくつも生まれました。 それらって、短歌にできるかな？ と書き始めましたら、なんとかできましたので掲載することにしました。 よろしく…

「ラダベル・ラグナ・デ・ティオーレ。お前との婚約を破棄する」 　ティオーレ公爵家の令嬢であるラダベルは、婚約者である第二皇子アデルより婚約破棄を突きつけられる。アデルに恋をして…

勇者パーティーで回復役を務めている青年ノンは、無詠唱で回復魔法を使える『応急師』としてそれなりに活躍していた。 しかしある日、新たに『聖女』が仲間に加わり勇者パーティーを解雇され…

僕、坂月康太には小学生の頃からライバルだった女の子がいる。 左文字姫花、同じサ行だから隣の席になる事が多い女の子だ。 テストの度に点数を競い、そして負けて悔しがる。 負けた時の姫…

僕は32歳になっていた。でも大した事じゃない。 三部作の最終話となります。 ①透明な花と終わりに　　　　　　KAC20241 https://kakuyomu.jp/work…

小学六年生の女の子が主人公ですが、一人称ではなく三人称で書いているので少し文章をかたく感じるかもしれません。 でも純文学というほど文章を凝ってるわけではないので、読みやすい………

伯爵令嬢のユリアは、８歳の時に両親を亡くして以降、叔父に引き取られたものの、厄介者として虐げられて生きてきた。さらにこの世界では命を削る魔法と言われている、治癒魔法も長年強要され…

十六歳の少年トオルは騎士養成学校の最終学年を迎えていた。 　騎士になることは幼い頃からの夢であり、妹の病気を治す手段でもあった。しかしトオルには、騎士に必要な力《彩能》が欠けてい…

【️10,000PV突破感謝！】平日5:00投稿 　18歳の夏、読書好きの女子高生は事故により海で溺れ、目を覚ますと赤ん坊になっていた。どうやら異世界へ転生してしまったようだ。 …

主人公は、久方ぶりに帰郷した。 緩やかな風が踊る真夏の中で、中学三年生の頃を回想した。 とても切なくて、輝かしい程に懐かしくて、爽やかな香りがする青春時代。 思春期に揺れていた…

『皇族を殺せ。緑の瞳を持つ子は一族の怨念を果たす。さもなければ一族は滅びる』 　それは、ツィンクラウン帝国の第四皇女にして、忘れられし呪術師の一族リンドル家の血を引くアリアリー…

　高校入学祝いの旅行の帰りに交通事故に遭い怪我を負い、一年遅れで高校生となった逢真夏目。しかし、彼は事故の記憶を奥深くに封じ忘れていた。 　あの時、大切な人を護りたいと神に願い…

サラリーマン２６歳の吉田（よしだ）は好きだった上司の女にフラレてヤケ酒をし、千鳥足で帰宅する際に電柱の灯りの下で体育座りをした女子高生の沙優（さゆ）と出会うことになる。 「ねえ…

　穏やかな青い海と厳かな蒼い霊山に護られた蒼国。小国でありながらも200年近く続いているその国は、3家の王族により治められている。 　王族の一つである夏家の長女範玲は、耳が良すぎ…

■毎週日曜21:00更新中。9割くらい変なタイミングで更新です、よろしくお願いします。 一次創作『図書環獄端書』関連のSSをまとめています。Twitterとくるっぷに掲載したS…

「お願いがあるの私以外の人と結婚して」 　ある女性からその言葉を贈られたオージィ伯爵。 　そんな事を知らない人間から見た評判は変人だ、なにせ伯爵の地位にながら未だに独身であるか…

　主にドラクエ１０（かなりユルユル）と真・女神転生系になるかと。 　ネタバレには配慮してるつもりでも、ネタバレになってしまってるところあるかもしれませんので、ご了承ください。 …