「不条理」を含む小説

　このドラマは松澤病院の院長室の屑籠に捨てて有りました。 具流 覺が『大川周明』を描くとこう成ります。 大川周明氏は東京裁判中、昭和22（1947）年、都立松澤病院（精神病院）…

ほぼ、本の批評か、私の個人的なくだらないエッセイです。読んで損はあると思います（あるんかい！）

森へキノコ狩りに出かけた私は、いつのまにか見覚えのない深い森の中に足を踏み入れていた。疲れていた私は、森の中の丸い広場の中心に生えていた毒キノコをかじってしまう。すると私の笑い声…

不毛な作業に、理不尽な仕打ち。いくら罵ろうと、呪おうと、一日はまた始まる。

勢いだけで書きました。 深い意味はありません。

1910年代イギリス＿＿＿＿貴族、ベアリング家に生まれた少女メアリーは親の意向で兄と共に豪華列車に乗ることとなった。しかしメアリーを襲う不条理な事態が彼女をあらぬ方向へと巻き込ん…

持て囃される美貌、忙しいが高給な仕事、いつでも優しい夫……誰もが羨む人生を送る加古川有朱(38)には、ずっと抱えている悩みがあった。自分がいつか老いて、捨てられる事。 変化に対し…

笑える不条理。

　ストレスに疲れた高校教師の小日向陽子は、ドライブ中に車が故障してしまう。携帯も圏外で、周りは田舎の風景ばかり。仕方なく歩き始めた陽子は、『雨宿』という名前のバス停を見つける。標…

◆頭からたけのこが生えている記憶喪失の「僕」と、誰もいない学校で暮らす少女。 〈もうどうしようもなく壊れてしまった〉世界で、不誠実で不謹慎な二人はどこへ向かうのだろう── 価値の…

２重人格の主人公による不条理宇宙戦争。「話を延ばせればいくらでも延ばせる」というプライマリーコンセプト。マイペースでクライシス。

僕は童話の王子様になれなかったが、これで良かった。

真夜中に小説投稿サイトを見ていた「あたし」に起きる奇妙な事。 体調があまり芳しく無いので短編を書いてみました。 ホラーと言うよりも「何だかよく判らない不思議な話」です。 読んで…

乱が始まり、鬼が生まれる。 藤丘朝が天下を一統して三十年余。二代目の帝の治政には早くも翳りが見え始めつつあった。 禁軍第五軍大将の子、上社信守は寡黙で朴訥ながら、勤勉実直なそ…

わたしはファミレスに居て、その男はわたしに、世界の理をとく。それはとても理不尽に響いたので、わたしは逃げ出した。そのときから、わたしは奇妙で不条理な世界に迷い込んでしまう。 世…

長詩です。 なにか感じてもらえたら嬉しいです。

　その日、街は不規則なビートを刻んでいた。 　午後三時五十五分と五十七秒、大気がわずかに震え、ひとりの少年が空を見上げた。 　空にはクジラが浮かび、逆さまになった碁盤に鮮やかな手…

【カクヨムコン2023短編賞応募作品】 ある日、周りすべての人の顔が「ずれ」て見えるようになってしまった律。 いくら休息しても治る気配はない。 この「ずれ」の正体って、いったい…