2026年8月12日 20:31
万華鏡への応援コメント
読み合い企画から来ました!『万華鏡』というタイトル通り、視点や時間軸が入り乱れ、過去と現在が鮮やかに、そして残酷に混ざり合う構成に引き込まれました。冒頭、普通の大学生としての日常と、家庭の経済的な苦しさが対比される中、不思議な「ガラスの筒」をきっかけに、陽子が「両親の過去(結婚式)」という過去の記憶の断片に迷い込む展開には息を呑みました。特に、披露宴のシーンでの演出が秀逸です。自分が見てきた貧しく、罵り合う両親の姿とは全く別の、若く眩しく、何よりも幸せそうに笑い合っている二人の姿。そのギャップが陽子に強い衝撃を与えます。お母さんが手紙で語った「流産した赤ちゃん」の存在が、今の家族の歪みや、それでも切れない絆の根源として明かされるシーンは、読んでいて胸が締め付けられました。お金がないことへの不満が、実は我が子を授かるための、命がけの戦い(不妊治療)の結果であったと繋がる終盤の種明かしは、カタルシスと同時に深い悲しみもあって、涙なしには読めませんでした。ラスト、お姉ちゃんのお墓へ家族三人で訪れるシーンの描写は、すべてを乗り越えたあとの静かな清涼感があり、タイトルの『万華鏡』のように、辛い欠片たちがようやく一つの綺麗な形に収まったような読後感でした。重いテーマを扱いながらも、家族の再生という光をしっかりと描かれていて、非常に読み応えのある作品でした!
2026年5月4日 15:50
自分の両親の結婚式を見るってどんな感覚なんでしょうかね……(絶対気まずい)身も金も時間も削って生まれたのが自分だって考えたら絶対泣く。いつかこの家族が安定した生活が出来る様になればいいなぁ
作者からの返信
花見こころ様作品を読むだけでなく、コメントまで残していただきありがとうございます。作品を通じて自分や家族のことまで考えたり、この家族の未来を考えていただき、書いてよかったと心から思います。
2026年5月2日 12:02
自分も両親の結婚式を見てみたいなと思いました。父親、母親が出産、育児などを経験していない初々しい顔を見ることができたら。今からそれを振り返ると、より両親のことを好きになれそうに思います。いいお話でした。
干蛸様コメントを残していただきありがとうございます。作品を通じてご自身のご両親のことを思うきっかけになったようで、書いてよかったと感じています。お時間のある時に、他のお話もご覧いただけると嬉しく思います。
2026年3月4日 08:49
両親の結婚を未来の娘が祝うという話が結構ツボなのですが(前文を読んで最初はそんな話を想像しました)、それだけに留まらない展開がとても良かったです。 両親としても子供にあんな言葉を投げつけられたら辛いし、子供としても自分を産んでくれた両親の喧嘩は、身を引き裂かれるように辛いものだと思います。それでも、結婚式の時に祝ってくれた親類縁者、この世に生まれることのなかった姉、どうしても家族を産みたい母や、それをどうにか叶えたい父の想い、……無事生まれ育った子供は気付けない色んな想いを託されているのだなと感じました。 とてもいいお話でした。
万華鏡への応援コメント
読み合い企画から来ました!
『万華鏡』というタイトル通り、視点や時間軸が入り乱れ、過去と現在が鮮やかに、そして残酷に混ざり合う構成に引き込まれました。
冒頭、普通の大学生としての日常と、家庭の経済的な苦しさが対比される中、不思議な「ガラスの筒」をきっかけに、陽子が「両親の過去(結婚式)」という過去の記憶の断片に迷い込む展開には息を呑みました。
特に、披露宴のシーンでの演出が秀逸です。
自分が見てきた貧しく、罵り合う両親の姿とは全く別の、若く眩しく、何よりも幸せそうに笑い合っている二人の姿。そのギャップが陽子に強い衝撃を与えます。
お母さんが手紙で語った「流産した赤ちゃん」の存在が、今の家族の歪みや、それでも切れない絆の根源として明かされるシーンは、読んでいて胸が締め付けられました。
お金がないことへの不満が、実は我が子を授かるための、命がけの戦い(不妊治療)の結果であったと繋がる終盤の種明かしは、カタルシスと同時に深い悲しみもあって、涙なしには読めませんでした。
ラスト、お姉ちゃんのお墓へ家族三人で訪れるシーンの描写は、すべてを乗り越えたあとの静かな清涼感があり、タイトルの『万華鏡』のように、辛い欠片たちがようやく一つの綺麗な形に収まったような読後感でした。
重いテーマを扱いながらも、家族の再生という光をしっかりと描かれていて、非常に読み応えのある作品でした!