応援コメント

すべてのエピソードへの応援コメント

  • 企画参加ありがとうございます
    趣旨は読んで頂いてる前提でのコメントになります。

    まず率直に。

    この作品は「思考の吐露」としては正直で誠実です。
    ですが、今回の企画テーマである

    文章で“状態”を動かす

    という観点では、まだ“作品”になり切っていません。

    ただし――
    素材は非常に強いです。

    「味覚の優劣が分からなくなる」という視点自体は、十分に武器になり得ます。
    今はその刃が、まだ鞘に入ったままです。


    ① 技法面の診断

    ■ アンカリング

    「わからない」「はて」「慣れの問題?」といった反復はあります。

    ですが、
    情緒が積み上がっていないため、アンカーが弱い。

    抽象語の反復になっており、読者の身体に刺さる“象徴”がありません。

    → 小物(例:給食の味、母の料理、値段の違うハムなど)を反復対象にすると強度が上がります。


    ■ ペーシング&リーディング

    問いが連射されています。

    そのため、
    • 読者の感情が追いつかない
    • 足場がないまま抽象へ進む

    という状態になっています。

    まず一度、具体的な一場面で読者と呼吸を合わせる必要があります。


    ■ VAK(五感描写)

    ここが一番の弱点です。

    味について語っているのに、
    • 実際に何を食べたのか
    • 何を感じたのか
    • 他人はどう言っていたのか
    • その時自分はどう困ったのか

    が描写されていません。

    頭で考える文章に止まっています。


    ■ リフレーミング

    意味が反転する瞬間はありませんでした。

    「味が分からない」という事実は提示されますが、
    • だからこそ辛い
    • だからこそ孤独
    • だからこそ世界が歪む

    といった“刃方向”の意味づけが立っていません。



    ■ オープンループ

    「結局わからないままなんです。」で終わりますが、

    これは余韻というより、
    問いが未整理のまま止まった印象でした。

    続きを読みたい衝動には繋がっていません。


    ② 一番光っていた箇所

    ここは良いです。

    「美味しい」とか「より美味しい」とか、
    そうした〝味の優劣〟があることが、途端にわからなくなる。

    この一文は、テーマの核です。

    ここから“自分の体験”に降りれば、一気に作品になります。


    ③ 冷めた箇所(具体)

    最後のガリガリ君・ペプシの雑談パート。

    ここは完全に温度が下がりました。
    • 作者の疑問の延長で止まっている
    • 状態が動かない
    • 読者が「知らんがな」になる

    パターン・インタラプトにするなら、
    作者の体験に接続させる必要があります。


    ④ 改稿課題(具体)

    ここからが本題です。

    課題①:一場面を書いてください

    極端な話、創作でもいい。

    例:
    • 2パック100円のハム
    • 1パック250円のハム

    それを実際に食べ比べる場面を書く。

    その時、
    • 他人は何と言ったか
    • 自分はどう感じたか
    • 何が分からなかったか
    • どんな孤独を感じたか

    ここを書ければ、一気に“状態”が動きます。


    課題②:「孤独」を柱にする

    今回立てる感情は孤独。

    例えば:
    • みんなが「うまい」と言う時、自分だけ分からない
    • 「違いが分からない」と言えない
    • 価格やブランドの会話に入れない

    この具体を入れてみてください。


    課題③:問いを半分に減らす

    問いが多すぎます。

    疑問は武器ですが、
    今は散弾銃になっています。

    問いは3つまでに絞る。
    残りは削る。


    ⑤ この作品の可能性

    正直に言います。

    今のままでは“作品”ではなく“思考メモ”です。

    ですが、

    「味の優劣が分からなくなる」という視点は強い。

    それは、
    • 健常者にも刺さる
    • 当事者にも刺さる
    • 社会の「通ぶり」文化にも刺さる

    武器になります。

    今はその武器を、まだ抜いていないだけです。


    ⑥ 最短手順
    1. 抽象を止める
    2. 一場面を書く
    3. 孤独を立てる
    4. 意味を“刃方向”に寄せる

    これだけで、別作品になります。


    今回の企画は「理論を信じる場」ではありません。

    構造を意識すると、文章はどこまで変わるのか。

    あなたの素材は強い。
    だからこそ、次は“状態”を動かす文章を見たい。

    改稿版、期待しています。

    作者からの返信

    ご丁寧な返信、本当にありがとうございます。

    私自身の作品が、非常に独りよがりで自己満足の塊であること、読者様に向けての配慮がまったく足りていない事、重々に承知しております。それでも貴方様から褒めてくださるところがあって、たいへんに嬉しく思います。

    私からのこちらでの投稿文というのも、その実、ワード上ですでに大半を書き上げた状態での投稿となっていて、それをただ載せているだけ、というかたちになっております。
    なので、とりあえずはそのままのかたちで載せ続けていこう、
    今後も修正しないままでの文章のかたちで続編を載せていこう、という手前の所存であります。

    ありがたいご指摘をくださっているのに、それに応えられなくてすいません。。。

    今後において、余裕があれば、手前でも修正を加えて文章を載せようと思います。

    ご返信、本当にありがとうございました。