7話 令嬢と従者②への応援コメント
偽霊銀の判別に冠蛇の毒を使うという、前の料理回の素材が思わぬ形で活きてくる展開が面白いですね。そして、家一軒分の価値がある霊銀の皿を平然と日用品にしているリズの規格外ぶりが、最後のスプーンまで含めて実に痛快でした(笑)。
また、豪快に肉を食べるラメルハートと、静かに甘味を味わうトールの対比も可愛らしく、プリムが二人に合わせて料理を選んでいることに、口には出さない細やかな気遣いを感じます。
作者からの返信
作風的に女将無双をさせようと思ったらこのようなかたちになった回でした。長命種で感覚がおかしくなってるやつですね。
何だかんだ言っても常連客の二人を大事に思っているプリムでした。当初案は二人して甘味を食べる予定でしたが、お嬢様がもりもり肉を食べてるのってなんか良いなと思ってちょっと変更になりました。
6話 令嬢と従者①への応援コメント
ラメルハートの眩しいほど真っ直ぐな善意と、それを前に壁を作るプリムの態度が、静かな緊張を生んでいて印象的でした。特に、同じ「折れ角」であるトールが何も言わず水を見つめる場面に、彼なりの事情やプリムとの過去を感じさせる余韻があります。
そこへ偽霊銀の事件が持ち込まれ、宿の相談席から街の問題へ自然に物語が広がっていく流れも面白いですね。最後のリズの「単純だが、確実な方法」が何なのか、引きも鮮やかでした。
作者からの返信
ラメルハートにそのつもりはなくても、プリム目線では金持ちお嬢様の余裕や同情に感じて冷たく当たってしまう感じです。差別意識のなさは親の教育の賜物です。近くにトールがいるというのもありますが。
また、巡礼街の体制に少し触れる回でした。街の古株ですが、宿屋の女将として中立的な立場を保っているので頼られがちです。
5話 折れた角、張りぼての翼②への応援コメント
プリムの「折れた角」と、サザーランドの「張りぼての翼」が静かに重なって見える構成が、とても印象的でした。失ったものを抱えながらも、プリムは凛として立ち、サザーランドは研究への情熱を失わない――二人の強さがそれぞれ違う形で伝わってきます。
そして、壮絶な過去を語った直後に「味の資料が少ないのです!」と熱弁を始めるサザーランドが実に魅力的ですね。巻末の手記が彼女の著作だったと分かり、これまでの積み重ねが人物として立ち上がる瞬間にも驚かされました。
作者からの返信
このエピソードは前後編ともに種族の価値観を描く回でした。陽気な変人は見ていて楽しいですよね。
元々設定大好き人間なので、迷宮探索で魔物を描かない分、どうやって設定を伝えるかの苦肉の策が手記でした。サザーランドの変人っぷりを表現するという意味では結果的に良かったと思います。
4話 折れた角、張りぼての翼①への応援コメント
普段は柔らかな微笑みを崩さないプリムが、暴れる地竜を三発の魔術で鮮やかに沈める場面が、とても格好いいですね。その直後に投げつけられる「折れ角」という侮蔑と、「慣れていますから」という静かな一言が胸に刺さりました。怒りを露わにするフリーデと、それを制するプリムの対照から、二人の信頼関係もしっかり伝わってきます。
作者からの返信
本作品でも貴重な戦闘シーンがある回でした。擦り減ってしまったプリムにとって、当たり前に怒ってくれるフリーデはかけがえのない存在です。口では冷たくあしらいますが、実はとても信頼しています。ちなみに、リズにとってプリムも娘のようなものなので迂闊なことを言うと炙られます。
3話 激辛ドラゴンステーキ②への応援コメント
猛毒の冠蛇が、リズの知識と火妖としての力によって少しずつ「料理」に変わっていく工程が、調理でありながら戦闘のようで格好いいですね。特に、恐る恐る口にした新人たちが、辛さに悶絶しながらも「うまい」と手を止められなくなる流れが痛快でした。
「よく食う奴は、よく生きる」というリズの言葉も、食べることが生き抜く力に直結するこの作品らしく、強く印象に残ります。
作者からの返信
初の調理描写なので頑張りました。台所という戦場を支配する女将さんでした。食と命というのはどうしても切り離せないものだと思います。冒険者たちの食を支えることで命も支える。当たり前のようで大事な役割を火竜亭が担ってくれればと思って描きました。
2話 激辛ドラゴンステーキ①への応援コメント
リズが新人相手に「いたいけな少女」を演じるくだり、このギャグ好きです(笑)。常連たちが揃って反応に困っている様子まで含めて、火竜亭の日常とリズの茶目っ気がよく伝わってきました。
そして、猛毒の冠蛇を前に「食べるのよ!」と言い切る豪快さが、巡礼街ならではの食文化を鮮やかに見せています。最後に厨房の空気が一変し、調理を「怪物を料理へ変える戦い」として描く締めが格好よく、後半への引きも強いですね。
作者からの返信
火竜亭名物の新人いじり回でした。見た目にだまされてはいけないという迷宮の心得を授ける女将のありがたい計らいです(笑)。
毒があろうと食べれるかどうか試行錯誤するという巡礼街の食文化、ある意味日本的であるかも知れませんね。
1話 火竜亭へ、ようこそへの応援コメント
第一話にして、この作品が「迷宮攻略」ではなく「帰ってくる場所」の物語なのだという軸が、とても気持ちよく伝わってきました。命懸けの探索から戻った冒険者たちが、温かいシチューを前に一気に人間らしい表情を取り戻す場面が印象的で、「生きて帰れば、飯が食える」というリズの言葉が作品全体を象徴する一節として胸に残ります。
また、フリーデを中心に、飄々としたリズ、ゆるい笑顔で容赦ないプリム、寡黙なメグナードと、従業員たちの掛け合いだけで宿の空気が自然に立ち上がってくるのが心地よかったです。最後の「宿の構造がまた変わってます」という締めも、この宿ならではの不思議さが覗いていて、思わず笑ってしまいました。
作者からの返信
冒険ほど派手ではないけれど活き活きとしている、冒険者たちの帰る場所、止まり木になる場所が火竜亭のコンセプトです。帰る者、帰らない者もいる日常の中で、「生きて帰れば、飯が食える」という言葉は冒険者たちへの激励であり、帰還を願うリズのささやかな願いでもあります。
癖のある看板娘たちと女将、まだまだ不思議を秘めた火竜亭を今後とも宜しくお願いします。
8話 迷宮茸学のすすめへの応援コメント
「危険な迷宮素材も知識があれば美味しい料理になる」という世界観が印象に残りました!!
作者からの返信
コメントありがとうございます!
これからも色々な魔物料理を出していきたいと思います
8話 迷宮茸学のすすめへの応援コメント
とても楽しく読ませていただいてます。
食事の描写と提供してくださる情報量もお見事です。
先の物語も楽しみにしてますね。
作者からの返信
ありがとうございます!
食事描写は今後も力を入れていきたいですね。
コメントを励みに頑張ります。
5話 折れた角、張りぼての翼②への応援コメント
手記を書いた魔物学者はあなたでしたか!
大変興味深く読ませていただいてますm(_ _)m
作者からの返信
魔物学者さん、実は密かに登場してました。
コメント励みになります。ありがとうございます。
8話 迷宮茸学のすすめへの応援コメント
「知らないこと」がそのまま死に繋がる迷宮の厳しさと、知識を受け継ぐことで命を守れる温かさが、茸料理を通して綺麗に描かれていました。口下手な有角族の夫と、柔らかく補う風精の妻という熟練夫婦の関係も素敵ですね。
毒茸だった眠らず茸が、正しく扱えば極上の旨味になるという展開も、この作品らしい魅力に満ちています。最後に新人二人へ同行を申し出る場面には、冒険者たちの間で命が繋がれていく優しい余韻がありました。