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すべてのエピソードへの応援コメント

  • ベスト3のやり取りから一気に場の温度が揃っていく流れがとても心地よく、特に『シンゴジラ』が共通言語として機能する感じが見事でした。特撮好きとしては「運命のガイアメモリ」に触れてくる彩の視点にも思わず頷きますし、あきらの距離の取り方が少しずつほどけていくのが印象的です。そしてラストのあきらと虎丸の夜道の会話、静かでありながら胸に残る余韻があり、この二人の関係が物語の核になっていく予感がしました。

    作者からの返信

    それと固有名詞なんですが、これは出した方がよいか・どうか、未だに課題です。いただいたコメントのように親近感を持っていただくには良い装置なんですが、作品のオリジナリティは削られるような気がします。
    ですが、今回は〈現実と地続きの世界〉を描こうと思っているので、後半もばんばん固有名詞出る予定です。
    僕はフツーのサラリーマンなんですが、新入社員や後輩ができると「初めて観たライダーは何?」と聴いて、話の糸口になったことが多かったので、それがフィードバックされています。良い時代になりました。
    それと「ベニヤ式『創作キャラに200の質問』」に参加させていただきます。

  • 場の空気がぎこちなく沈んでいく中で、会話の糸口が少しずつ見つかっていく流れがとても巧みでした。あきらの掴みどころのなさが、特撮の話題に入った途端に一気に熱を帯びるのが実にいいですね。
    ダブルやシンケンジャーの並びに思わず頷きつつ、「モスラVSゴジラ」を軸に据えるあたりの渋さには、なんとこの子は本物だったか……と唸らされました(ヘドラもランキングに入れてあげてよ)。虎丸の橋渡しと彩の受けが噛み合い、映画談義としても一段深まる瞬間が心地よかったです。

    作者からの返信

    そう女性だと凄く動かし易いんですが、男の子を書くと停滞するんだと思います。板野さまも女性メインで書いておられますが、それは僕らが女の子好き(いや、勿論好きなんですが)というよりは、男の子動かし辛いというのもあるような気がします。大学生の話なので女性・男性を両方描きたいのですが、男の子はどうもノるまで時間がかかります。でも、そこいらは次章で吹っ飛ぶ予定です。
    あきらが昔の特撮に詳しい理由は最終章で明かされます。

  • ロケハンを通じて場所の「意味」を掘り当てていく過程がとても面白く、単なる下見が創作そのものになっているのが印象的でした。花やしきとあらかわ遊園の対比から作品のトーンが立ち上がる流れは見事で、三人の感性がぶつかりながら収束していく感触があります。そして菜乃が語る「何かが動き出す時の感触」がとても瑞々しく、この物語の核の熱を感じました。

    作者からの返信

    単純に〈女の子〉と〈お出かけ〉は相性いいですよね。景色見てどう思うかでキャラ個性もできるし。前作の「洋二二部作」、自信はありますが、かなりスロースターターなので、今回は軽やかに・ばんばん進めていきました。これは女性だから、できるかと思います。

  • いよいよプロジェクトが現実のスケジュールとして動き出し、創作が「遊び」から「実務」へと移行する手触りが鮮やかですね。特に三人それぞれの強み――芽里亜の推進力、菜乃の感性、野笛の技術と環境――が噛み合っていく様子が非常に気持ちいいです。終盤のロケ地と機材のスケール感の広がり、そして菜乃が感じた高揚は、この物語が一段ギアを上げたことをはっきり伝えてきます。

    作者からの返信

    広がりのご指摘、ありがとうございます。私、躊躇なく固有名詞出すんですが、ロケ地の「東京駅」や「荒川」、野笛が名古屋、芽里亜が愛媛、菜乃が椎名町出身とこの小説の中には現実の世界が再現されていて、いろんな出身のひとが・いろんな土地に行きますよ、という合図です。
    そのことを「一段ギアを上げた」という表現、感謝します。

  • 創作の具体的な手触りが一気に増してきて、三人のプロジェクトが現実として動き出す瞬間の熱が伝わってきました。芽里亜の「自由」というテーマと、それを受けて即座に形にしていく菜乃の反応が見事に噛み合っていて、とても気持ちがいいです。そして野笛の参入によって、作品に現実的な推進力が加わる感じがあり、この三人のバランスが非常に魅力的に映りました。

    作者からの返信

    若い頃の少しの年齢の差が決定的であるとは今の年齢になると理解し難いものがあります。でも菜乃と芽里亜を観察する最初の視点としての野笛という意味合いが、トリオ形成以外にもあったりします。
    ちなみに執筆当時、三谷幸喜が〈シェイクスピア劇をストリップ小屋でやる〉というTVドラマを放映していて、本作の〈BL漫画の方法論で実写映画を撮る〉と少しかぶっていてヒヤヒヤしました。

  • 漫画と映画の違いをめぐる対話がとても刺激的で、創作論そのものが物語として立ち上がっているのが面白いですね。芽里亜の脚本に対して、菜乃が即座に絵コンテで応じる場面は圧巻で、彼女の才能が「動き」として可視化される瞬間に引き込まれました。さらに、具体的な映像イメージが立ち上がるシーンの連なりが実に鮮やかで、二人の創作がすでに走り出している感触が心地よいです。

    作者からの返信

    青春群像ものなんでしょうが、何か目的がある仲間同士でないと物語が書けないのです。だから大学が舞台でもハチクロよりはトキワ荘物語めいたものを意識しております。それと板野さんのレトリック講座等を拝読しましたが、作中の専門技術は自分が〈知っている〉技術がいちばん書き易いから、という単純な理由からです。

  • 菜乃の創作遍歴がさらに具体的に立ち上がり、その成功と迷いが同時に描かれているのがとても印象的でした。芽里亜が遠方から作品を追いかけていたという事実には、創作が誰かの人生に届く瞬間の重みが感じられて胸に来ますね。そして「漫画か映画か」という問いが真正面から差し出される終わり方が見事で、二人の関係と物語の核心がここで一気に動き出した感触があります。

    作者からの返信

    ご指摘、ありがとうございます。
    半ばネタバレですが、これからたくさんのキャラクターが大挙して登場しますが、このヒロイン二人の絆だけは変わらないと思っていただいてけっこうです。
    だからなのか、A型だからか、菜乃だけはさっさと解説したかったのです。
    文系女子の青春、が主題でしょうか。

  • 菜乃の原点がここまで丹念に描かれるとは思わず、創作に至る「衝動」の輪郭がくっきりと見えてくる回でした。同人誌という文化に触れたときの驚きや発見が生々しく、あの熱気がそのまま伝わってくるようです。そして亜美衣との出会いと導きがとても温かく、菜乃が「極限せつら」へと至る必然を感じさせますね。最後に現在の芽里亜との対峙に戻る構成も見事で、過去と現在がぴたりと重なる感触が心地よいです。

    作者からの返信

    例えば、ジョジョ、特に第六部のイタリア編は各キャラクターの過去編がいきなり挿入されますが、ああいうのは小説こそ生かせる表現だと思っています(2話の歴史も)。漫画やアニメは一枚画で、キャラクターを表せますが、小説だと半生や過去を丹念に書き込んでいくことに勝る方法はないと思っています。
    あと、感想出ると嬉しいものですね。
    初めての経験で歓びに震えております!

  • 映画サークル・レコンキスタの長い歴史が語られることで、「いまこの場所で何かを作ること」の重みがじわりと立ち上がってくるのが印象的でした。そんな中で芽里亜のBL宣言があっさり流される対比が、かえって彼女の強さと孤独を際立たせていますね。そして終盤、菜乃と芽里亜が一気に距離を縮め、「極限せつら」という名前が繋がる瞬間――まさかここがこう結びつくとは、とても鮮やかでした。

    作者からの返信

    ひと太刀ごとに剝かれていきますね。
    芽里亜は菜乃と違い、孤独な娘なのです。
    少女漫画における凡人ヒロインと天才ヒロインを更にひっくり返したヒロイン配置にしたのです。
    学校とサークルの歴史を1話で描けることが漫画や他のジャンルではできない小説だけの表現手段だと思っているので、よく使います。

  • 導入から街の空気を丁寧にすくい取るような語りが印象的で、菜乃の内面と土地の魅力が自然に重なって見えてくるのが心地よいですね。焼肉に一直線な彼女の思考が可笑しくも愛らしく、生活感のあるディテールが人物像をぐっと立ち上げています。さらに終盤、安芽里亜の「BLです!」という宣言が鮮やかで、一気に物語の軸が見えた瞬間にはぐっと引き込まれました。

    作者からの返信

    嗚呼!ありがとうございます!
    〈物語は土地に根差す〉ものだと思っているので、ここでは芽里亜ともども作者も宣言しています。
    それと、ひとから感想や応援いただくの、こそばゆいですね(/ω\)
    コメントをいただくことは作品の糧にすると同時に、このような〈カクヨム〉の世界のしきたりを知りたいので、ためになります。
    つまり、未だ若輩なのです。
    ゆっくりでよいので、以降もお読みいただければ幸いです。