白き朝の落とし子への応援コメント
突然お寺の前に置かれていた、白蛇っぽい赤子
半分人の様にも見える彼女は何処からやってきたのか?という物語の根幹となるような謎から始まり興味をそそられます
住職の封印でも抑えられない、真雪の目はそれだけで彼女の強さを表現されています
1話目の引きに惹かれてしまいますね
面白そう!
作者からの返信
コメントありがとうございます。
真雪が何処からやってきたのか……考えていませんでした(笑)
本作は『金魚草の冒険』、『トルコキキョウの護り手』といった大見出しの塊で話が完結している連絡です。
真雪は本作の主人公の一人であり、『金魚草の冒険』はお休み、『トルコキキョウの護り手』から大いに活躍してくれています。
引き続きお楽しみいただければ嬉しいです。
狐月華
序章 薄闇の輪郭への応援コメント
Xの企画から参りました。
おすすめとして挙げられていた2から拝読いたしました。また、1話完結とのことでしたので、こちらを読ませていただきました。
まず、全体を通して、やわらかな語り口の奥に静かに滲む恐怖が、ゆっくりと積み重なっていく、とても印象深い作品だと感じました。子どものように無邪気な声で語られる夢の風景は、当初はどこか幻想的で、火のあたたかさや輪になって踊る子どもたちの光景に、むしろ安心感すら覚えるほどでした。
しかし、その裏側には確かに「何かがおかしい」という気配が流れており、そのあどけない語りと不穏な現象との対比が、読者の心にじわじわと迫ってくるようでした。
また、人数が日ごとに減っていくという出来事が、説明もなく淡々と語られることで、不気味さがいっそう際立ち、まるで読者自身もその夢の世界で進んでいくカウントダウンに巻き込まれているような感覚を覚えました。
さらに、火のぱちぱちという音や煙の匂い、冷たい指先の感触、「ひもみたいに細い指」といった細部の描写が非常に生々しく、夢であるはずなのに妙に現実味があり、逃れられない閉塞感を生み出していると感じました。そして、夢から覚めた後も首に赤いすじが残っているという描写が、「これは本当に夢だったのか」という疑念を読者に抱かせ、大人であるまきちゃんの反応もまた、その違和感に現実味を与えています。夢と現実の境界が静かに、しかし確実に揺らいでいく様が非常に巧みだと感じました。
そして最後の、「火のまわりには、もう、ふたりしかいなかった」という締めくくりが、恐怖を直接語らないぶん読者の想像を強く刺激し、読後に長く残る静かな恐怖を生み出し、派手なホラーではなく、夢のような淡い色彩のまま深いところを冷やしてくるような物語で、全体として非常に完成度が高い印象を受けました。
また、差し出がましいようでしたら申し訳ありませんが、段落の冒頭を一文字下げると、より読みやすくなるかと思います。(もし意図的な表現でしたら、このご提案はどうぞお聞き流しください)
作者からの返信
コメントありがとうございます。
一話完結という表現が紛らわしくて申し訳ございません。
この『序章 薄闇の輪郭』は『トルコキキョウの護り手』の序章に過ぎません。
もしよろしければ引き続き『終章 宵めぐりの福灯』まで、本作をお楽しみいただければ嬉しく思います。
また、ご指摘の段落の冒頭を一文字下げについてですが、それは通常の縦書きの文章のように意味の塊で改行をする書式に適用する場合は有効だと思います。
しかしながら、WEB用の横書きの書き方では私は句点ごとに改行を入れており、そうすると字下げだらけの文になって逆に読みにくくなります。
従いまして、あえて空白行は設けないようにしております。
狐月華
終章 余白に満ちる静宴への応援コメント
今回は、前話の“鞄の幽霊”の余韻を、そのまま「余白」という言葉に結びつけていく運びがとてもきれいでした。忙しさや便利さの話をしながら、最後には料理と酒のある静かな時間そのものが答えになっているのがいいですね。
また、しんみりした空気を朝倉さんが豪快に割って入ってくるくだり、この切り替えが実に気持ちよかったです(笑)。考える時間も、笑って食べる時間も、どちらも大事なのだと自然に感じさせてくれる、やわらかな終章でした。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
もうですね。
朝倉のキャラクターが便利すぎて、完全に最強のクローザーとして活躍してくれています(笑)
このお話は、カクヨムも含め暇さえあればスマホを弄って時間つぶしをしている人たちに、ちょっと何もしない時間を楽しむ余裕を持つことも大事なんじゃないですか?
というメッセージでもありました。
私も新幹線の中で気づかず鞄の幽霊に会釈ができるような人間になりたいと思います。
狐月華
3章 残照に溶ける輪郭(後)への応援コメント
今回は、主人公の正体が「人」ではなく、長く大切に使われた鞄の付喪神だったと明かされるくだりがとても美しかったです。写真の中に“本人”は写っていないのに、鞄だけが確かにそこに在る、という発見には、静かな衝撃と深い切なさがありました。
また、クレマチスの「旅人の喜び」という花言葉でこの話を着地させるのが見事ですね。失われた帰る場所を悲しみだけで終わらせず、この先の旅路そのものにやさしい意味を与えていて、読後にあたたかい余韻が残りました。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
普通のサラリーマンの幽霊だと、感じられるのは霊気だけ。
それが霊気と妖気を纏うのは、サラリーマンの正体が付喪神だったからでした。
あと、つむぎが付喪神の幽霊を成仏させなかったのは、目の当たりして危険性がない霊であると判断したためと、これからの付喪神の霊の行く末を自らの八百比丘尼として何百年もさまよい続けた過去に重ねたからでした。
狐月華
3章 残照に溶ける輪郭(前)への応援コメント
今回は、失われた記憶を辿る幽霊の線と、つむぎたちがその存在へ追いついていく線が、ついに真正面から接続される瞬間が本当に見事でした。特に、更地のはずの場所に「家の輪郭」だけが先に立ち上がってくる流れは、静かなのに胸を強く打たれますし、主人公の喪失感がとても鮮やかに伝わってきます。
一方で、追跡側の切迫したサスペンスも効いていて、のぞみから在来線への移動を読み切るくだりは鮮やかでした。最後に、つむぎが手をかざして“家”を再び見せる場面は、謎に近づく高揚と、どこか優しい救いが同時にあって、読後感がとても良かったです。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
せっかく大変な思いをして主人公の幽霊が目的地に到達したのに更地になっている……
また作者の悪い性格が爆発したシーンでした。
身体が記憶するほどに何十年も繰り返し繰り返し、訪れていた場所がいつの間にか無くなってしまっている。
主人公が途方に暮れるのも仕方がないのです。
狐月華
2章 車窓に並走する白嶺(後)への応援コメント
今回は、記憶を辿る幽霊側の静かな手探りと、つむぎたち側の切迫した追跡が、ものすごくきれいに噛み合っていました。特に「減速するはずなのに減速しない」という違和感から、主人公が“列車から降りる方法”に辿り着く流れが見事で、静かな場面なのに強いスリルがあります。
一方で後半は、緊迫した状況のはずなのに、非常用ドアコックを前にしたつむぎと楓の押し問答が実にこの作品らしくて、このギャップがとても好きです(笑)。
真雪の一言が状況をひっくり返すところも格好よく、三人の役割がはっきり立ち上がってきた回でした。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
主人公が新幹線から降り立つ方法、一章の取り残されたのが一応の伏線でした。
一方で非常用ドアコックについては何のひねりもなく力業ですいません(笑)
狐月華
2章 車窓に並走する白嶺(前)への応援コメント
今回は、前半の「記憶を手繰る幽霊の旅」と後半の「追跡劇」がきれいに呼応していて、とても引き込まれました。新幹線を前にした真雪の「白龍」ぶりのはしゃぎ方は可愛いですし、その直後に一気に緊張へ切り替わる流れも見事ですね。
とくに、ただ速いだけではなく「この新幹線に時限爆弾が乗っている」と断言される瞬間、物語が一段深い危機へ入った感覚がありました。
主人公側の静かな記憶探索と、つむぎたちの現代的な追跡が、ここで一本の線になってきたのが非常に面白いです。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
今回のお話は追走劇ということで、逃げる側と追う側を交互に繰り返す展開にしてみました。
一本線に繋がってきていると感じていただきありがとうございます。
狐月華
1章 加速をなぞる虚影(後)への応援コメント
車内の細部――通路やゴミ箱、トイレの配置に触れた瞬間に記憶が鮮明になる描写がとても巧みで、「覚えているのに思い出せない」という感覚のリアリティが際立っていました。窓の外だけが掴めない対比も印象的で、主人公の過去がまだ手の届かない場所にあることを静かに示していますね。
一方で、つむぎの側から“新幹線の気配”が理論として整理されていく流れが見事で、現象が一気に「意味を持つ脅威」へと変わる瞬間にぞくりとしました。
そして最後の、軽やかな資金力の話との落差も心地よく、この緊張と緩和のバランスがとても魅力的です。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
昨年、静岡に出張に行った際、その帰りに線路上の火災か何かで新幹線のダイヤが大幅に乱れたことがありました。
名古屋乗り換えで最寄り駅までのぞみで帰る予約をしていたのですが、予約していた新幹線に乗り継ぎできず。自由席は満席で名古屋から数時間、席に座れない状況に……
車内の描写が細部まで書けたのは私作者自身の実体験に基づく内容だからです(笑)
つむぎはとにかく真雪とは違った、1500年のリソースと最新技術をフル活用した怪物であることを前面に打ち出したぶっ飛んだキャラクターにしてみました。
狐月華
1章 加速をなぞる虚影(前)への応援コメント
終点の描写から一気に「別の路線」へと導かれていく流れが、とても滑らかで美しいですね。見覚えのないはずの駅に対して、身体だけが覚えているような感覚がじわりと滲み、主人公の過去の輪郭が静かに浮かび上がってくるのが印象的でした。
また、新幹線の通過と停車の対比も鮮やかで、音と風の描写に臨場感があり、あの一瞬の圧倒的な“速さ”がしっかり伝わってきます。
そして後半、つむぎのパートへ切り替わることで、あの“線の上を走る気配”が物語として繋がる予感が生まれ、ぐっと視界が開ける構成がとても魅力的でした。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
私は出張でそれなりに新幹線を利用するのですが、通過する新幹線の迫力はやっぱり圧倒的だと思い、それを表現したかったのです。
その迫力の片鱗でも感じ取っていただけたのであれば大変嬉しく思います。
狐月華
序章 流光に逸れる残影への応援コメント
導入としてとても引きが強いですね。名前も来歴も失っているのに、ビジネスバッグだけが妙に現実味を帯びているあたりに、この人物の人生の手触りがにじんでいて印象的でした。
また、「私は幽霊だ」という認識の静かさがいいです。大仰に騒がず、むしろ淡々と自分の異常を確かめていく語り口だからこそ、不穏さがじわじわ効いてきました。
電車に置いていかれるくだりも好きです。可笑しみが少しあるのに、同時にこの存在の頼りなさや切実さがよく出ていて、読者をきちんと物語の中へ連れていく序章だったと思います。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
このお話は電車に置いていかれるシュールな幽霊のイメージが思い浮かんで、それを軸に物語が浮かびました。
この謎の幽霊の正体は何なのか、この幽霊は目的地にたどりつくことができるのか。
最後まで見届けていただけるとありがたいです。
狐月華
終章 同じ卓に灯る夜(後)への応援コメント
これは、しみじみと良い終章でしたね。つむぎが「妖怪寺にお世話になるつもりです」と頭を下げる場面には、この子がようやく“これから”を持てたのだという安堵があって、胸に残りました。
一方で、プラシーボ効果を真顔で実践しているくだりや、百目鬼が年齢確認で全力で止めに入るくだりは可笑しくて(笑)、重い時間をくぐってきたからこその賑やかさが心地よかったです。
最後の、同じ卓に人の時間と人ならざる時間が並ぶ光景が、この章全体の着地としてとても美しかったです。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
正直、この展開を思いつくのは非常に骨が折れました。
つむぎを殺したくない、できれば妖怪寺のメンバー妖怪寺のメンバーに迎え入れたい。ただ、その解決策がない。
それが無ければつむぎが苦しむ姿を妖怪寺のメンバーで見送ることしかできない。
……プラシーボ効果を思いついたときは本当に嬉しかったです。
流石にただの水ではプラシーボ効果も期待できない。そこで、『狸のしっぽ』の協力を仰ぐことに決め、『ライラックの思い出』を『ジュウニヒトエの秘密』の前にねじ込む!
そして、三十年前の妖怪寺に真雪をそっと配置し、それを百目鬼との会話で回収する!
いやぁ、我ながら結果的にこの展開に結び付けることができたのは大満足でした。
狐月華
終章 同じ卓に灯る夜(前)への応援コメント
これはもう、楓くんの「やっぱりか……」に尽きますね。前章までの流れを踏まえると驚きと納得が同時に来る登場で、つむぎちゃんが「ただいま」のように自然にこの卓へ混ざってくるのが、なんとも可笑しくもあり、胸に残りました。
そして、真雪がしれっと連絡先を交換していたくだり、このギャグのセンス好きです(笑)。最後に「八百比丘尼のご本人です」で空気がひっくり返る締めも見事で、ここからどんな卓になるのか一気に楽しみになりました。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
ギャグのセンスをお褒めいただきありがとうございます。
読み返していただければお分かりかと思いますが、はっきりとそのくだりを書いておりました。
まぁ、こんな感じで私は一見どうでもよさそうなところにさり気なく伏線を貼っておき、読者さんや楓をびっくりさせるのが大好きなのです。
狐月華
8章 白みゆく夜の外へ(後)への応援コメント
前半の重たい真相開示を経たあとで、最後にこんなふうに笑いへ着地するのがとても良かったです。つむぎの「全部書いていいわよ」が、優しさでもあり無茶ぶりでもあって、この子の長い時間の果てにある飄々とした人柄がよく出ていました。
そして、真雪の「鬼ヶ島でも本物に当たるのでは」という追い打ちが見事でしたね(笑)。楓の不憫さは気の毒なのに、二人に笑われている構図がなんとも愛おしくて、この章の締めとしてとても好きです。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
つむぎと真雪は同じく長い時を生きる存在ですが、性格は真反対かもしれません。
真雪はどちらかというと内向的な性格であり、世俗に疎いところがありますが、常人とは異なる感性を持ちます。
それに対し、つむぎは何百年も島の住人の信頼を集め、守り抜いてきました。それでいて、最新の技術や知識をどん欲に追求し、あらゆることに精通しています。
そんな二人なので、仲良くならないわけがないのです。
そして、……楓の卒業研究はどうなるんでしょうね。
まぁ、本人がそばにいるので、インタビューしてそれらしく纏めれば何とかなるのではないでしょうか。
狐月華
8章 白みゆく夜の外へ(前)への応援コメント
つむぎが「役目の終わり」を自分の言葉で静かに告げる場面、ひどく切なくて胸に残りました。港で見た新しい漁船や、島の変化がここで「比丘尼の知恵が通用しなくなってきた」という告白に繋がるのが見事ですね。
特に、「もう、私の手で、人の命を殺めることはしない」という言葉が強かったです。長い時間と罪を背負ってきた存在だからこそ、この決意の重みがまっすぐ響きました。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
私も釣りをするのですが、よく行く釣り場の地元の方のお話では口をそろえて昔とは変わってしまったと伺います。
海水温が少し変わっただけで魚の生態系などがらりと変わる。
膨大なデータがあるとはいえ、過去の状況からの予測はやはり限界があるのでしょう。
しかしながら、実績としてある程度魚の分布を予測して、それを当て続けていたのはとんでもない能力だと思います。なので、現在ではつむぎちゃんはその能力を活かして……げふんげふん
つむぎちゃんが現代社会にどのようにその能力を活用しているのかは、次のお話に出てきますので、お楽しみにしていただければと思います。
狐月華
7章 捧げられた名への応援コメント
なんと、ここでつむぎが八百比丘尼その人だったとは……! しかも「伝説の裏側」が、人魚の肉ではなく半人半妖としての生と、島ぐるみの血の歴史として語り直されるのが鮮やかで、一気に物語の景色が変わりました。
特に、つむぎの語りが責めるでも飾るでもなく、ただ静かであることがかえって胸に残ります。最後の、真雪がつむぎの前に膝をつく場面は衝撃的でしたね……楓と一緒に言葉を失いました。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
はい。
あの可愛らしく愛おしいつむぎちゃんこそ、八尾比丘尼、その人でした。
今までの楓や真雪に対する従順な態度は演技?
そう思うと、彼女もカナリのやり手のようです。
まぁ、千五百年くらいも生きていればそのような処世術など、造作もないことなのかもしれません。
狐月華
6章 影を追う灯(後)への応援コメント
今回は、民宿を出るくだりの緊張感がとても良かったです。つむぎを起こさぬよう背負い、宿代だけはきちんと置いていく楓の振る舞いに、彼の人柄がはっきり出ていて胸に残りました。
また、森に逃げ込んでもなお灯りが真っ直ぐ追ってくるところが本当に不気味で、静かな逃走劇なのに息が詰まりました。最後に「投降する」と言わせるしかない追い詰め方も見事で、この章はまさに夜の終わりへ向けて一気に締め上げてくる回でしたね。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
住民たちに追われる身になっており、しかも、民宿の女将や主人もどちらかというと追う側の味方である可能性が高いです。
それでも、楓はそれとこれとは話が別!として宿代を置いていきます。
脳内の楓さんが勝手にそうしてくれました。
良い人ですね。
狐月華
6章 影を追う灯(前)への応援コメント
今回は、つむぎが「一緒に行きたい」と真っすぐ願う場面がとても良かったです。あの無垢さがあるからこそ、島に漂う不穏さとの落差がいっそう際立っていましたし、真雪が戸惑いながらも手を離さないところに、彼女の優しさがよく出ていました。
また、民宿に戻ってからの食事やお風呂のくだりが、ただ和やかなだけではなく、嵐の前の静けさとしても効いているのが印象的です。つむぎを交えた穏やかな時間が愛おしいぶん、読んでいて胸がきゅっとしました。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
そうですよね~
つむぎちゃん。
かわいいですよね~
愛おしいですよね~
でも……ゲフンゲフン
狐月華
5章 灯の下で線を引く島(後)への応援コメント
今回は、つむぎを間に置いたことで島の態度が一変するくだりが、ぞっとするほど鮮やかでした。同じ診療所、同じ看護師なのに、誰と一緒にいるかで世界の見え方が変わる――この“線引き”の見せ方がとても上手いです。
そして、楓が前に立って真雪を庇い、真雪が折り鶴の式神を飛ばす場面も良かったですね。派手ではないのに緊張感が高く、二人の連携の信頼がよく出ていました。
大輔の痕跡が診療所になかったことで、むしろ不穏さが深まる終わり方も印象的です。安心ではなく、謎がさらに奥へ潜っていく感じが実に惹かれました。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
『トルコキキョウの護り手』のとき、真雪は住職の結界と式神を目の当たりにし、その実力を見せつけられました。
住職に対し「おんどれは、この生臭坊主が!!」と吠えていた真雪ですが、素直に住職に教えを乞うて式神の能力の片鱗を身に付けました。
そう思うと少しほほえましくなります。
狐月華
5章 灯の下で線を引く島(前)への応援コメント
今回は、島全体の空気が一変する不穏さがとても印象的でした。昨日までの穏やかさが、朝になった途端に“線を引く島”へ変わっているのが怖くて、静かなのに息苦しいんですよね。
その一方で、つむぎの無邪気さだけが変わらないのが、かえって胸にきました……守るべきものの輪郭が、ここでいっそうはっきりした気がします。
そして、タエの口伝の曖昧さと「比丘尼広場では何も行われない」という証言は、事実を語っているようでいて、なお深い闇を感じさせます。この“語られなさ”の重みが実に良かったです。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
楓や真雪視点では、全く理由がわからない、読書目線では昨晩の影の正体は何?その影の正体が島の住民たちを支配しているのか?
そんな不穏な空気が漂う展開なのでした。
狐月華
4章 影を捧ぐる夜(後)への応援コメント
今回は、真雪が見たものの重さと、その後に訪れる“現実の恐ろしさ”への繋ぎ方が見事でした。広場の惨劇が過去の話で終わらず、診療所の血や大輔、つむぎへと一気に輪郭を帯びてくる流れに、胸がひやりとしました。
特に、逃げれば終わりではなく、つむぎが次の標的になりうるという指摘は痛烈でしたね……楓が「逃げる」ではなく「守るために留まる」側へ静かに踏み込む、この章の決意の着地がとても好きです。
それと、広場の闇の中から二人を見ていた“影”の存在も実に不穏で、物語の気配がさらに深くなったと感じました。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
はい、ここで作者の悪い性格が爆発しました。
楓さん、よく考えてください。
そう簡単には逃がしませんよ〜〜
という、作者が仕掛けたトラップカードが発動する!
そんなシーンでした。
狐月華
4章 影を捧ぐる夜(中)への応援コメント
儀式の描写が非常に美しく、静謐さの中に緊張が張り詰めていく流れに強く引き込まれました。特に真雪の変化――白蛇の力が「解き放たれる」のではなく「ほどけていく」という表現が印象的で、神秘性と品格が見事に両立しています。
そして後半、怨霊たちの記憶が連綿と連なっていく場面は圧巻でした。“同じ行為だけが続いている”という恐ろしさが、じわじわと胸に迫ってきます。
最後の「白い衣の影」が一瞬だけ差し込まれることで、すべての元凶が輪郭を持ち始める構成も見事で、強烈な余韻が残りました。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
トルコキキョウの護り人では急を要したため、強引に封印を打ち破る格好と成りましたが、今回はそうじゃない。
今回は如何にして前回の封印解除とは違う雰囲気を表現できるか?
それが一つの命題でした。
その結果としての『ほどけていく』だったのです。
作者のこだわりを感じ取っていただけているようで、大変有り難く思います。
狐月華
4章 影を捧ぐる夜(前)への応援コメント
診療所でのやり取り、静かな会話のはずなのに、はっきりとした「境界」が浮かび上がってくるのが印象的でした。特に看護師の柔らかな口調の奥にある拒絶が、生々しくてぞくりとします。
楓と真雪が無理に踏み込まず、しかし確信だけを持ち帰る流れも非常に良く、緊張がじわじわと積み上がっていく感覚が心地よいですね。
夜の儀式を前に、この「島全体の空気」が敵になり得ると示される構成が、とても効いていると感じました。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
この潮見島という限られたコミニュティの中で、周囲を見渡しても目が合うのは顔見知りの人ばかり。
そして、診療所という地域密着の場、看護師も島民から有志が交代で対応するような環境です。
境界線は島民か、それ以外か。
少しこの看護師さんはほかの方と比べてもその思いが強い方だったのかも知れません。
狐月華
3章 朝凪に伏す記憶(後)への応援コメント
浜村家での穏やかな聞き取りの裏で、楓と真雪がさりげなく探りを入れていくやり取りがとても巧みでした。特に、真雪の猫かぶりと楓の自然なフォローがぴたりと噛み合うところに、この二人の相棒感がよく出ていますね。
その一方で、島の人々が「隠している」というより「触れずにきた」ものがあるのでは、という感触が静かに立ち上がってくるのも印象的でした。
最後に深夜の比丘尼広場行きが決まる流れは、いよいよ核心へ踏み込む気配が濃く、読後に緊張が残ります。
(追いついたと思ったら一気にエピソードが増えてるぅ! 追加を急かしてしまったのならごめんなさい!)
作者からの返信
コメントありがとうございます。
楓と真雪はタエが必ず何か知っていると思っています。
そして案の定……その時真雪は何を見たのか?
ご指摘の通り、これからは徐々に島の秘密の核心に近づいていきます。
※エピソード追加の件、私のこの作品の特性上、『ジュウニヒトエの秘密』の最後まで到達しないと不完全燃焼では……と思い、ひとまずそこまでは公開させていただきました。
先にも書かしていただきましたが、全部お読みいただくことを強制するものではございません。ご自由にしていただければと思います。
狐月華
3章 朝凪に伏す記憶(中)への応援コメント
浜村家の描写がとても豊かで、島の「暮らし」と「歴史」がひとつに繋がって感じられるのが印象的でした。
そしてタエの語る八百比丘尼の伝承が温かく、特に「潮見島」の名の由来に結びつく流れは美しくて胸に残ります。
広場での不穏さを知った上で読むこの穏やかな語りが、かえって奥行きを生んでいて、とても引き込まれました。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
島の名前を考えるとき、せっかくだから八尾比丘尼の伝説が息づいているような名前の島にしよう。そう思った結果、潮見島になりました。
物語のカギを握る場所、比丘尼広場についてもそうです。
果たして……これらの美しい伝説はどこまでが本当なんでしょうか……
狐月華
3章 朝凪に伏す記憶(前)への応援コメント
朝の穏やかな空気の中に、じわりと異質なものが混じり込んでくる流れがとても巧みでした。
特に「怨みのない血の匂い」という違和感が強く印象に残り、これまでの広場の不穏さとは別種の謎が立ち上がるのが面白いですね。
診療所の丁寧で生活感のある描写があるからこそ、その静けさの奥に潜む異常がいっそう際立って見えました。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
ふっふっふっふ~
恨みの無い血の匂い……
気になりますよね……
あと、漁港にも何か気になるものはありませんでしたか?
ネタバレになるのでこれ以上は申し上げません……
狐月華
2章 静けさの底に眠るもの(後)への応援コメント
広場での重苦しい気配から一転、夕暮れの静けさと民宿の温もりに包まれていく流れがとても心地よかったです。
特に、女将やつむぎとの繋がりが自然に広がり、物語に“人の温かさ”がしっかり根付いているのが印象的でした。
その中で、真雪の猫かぶりモードや夕餉の楽しみが挟まることで、先ほどの不穏さが逆に際立ち、次への余韻がより深まっています。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
民宿『しまのね』はこの島の唯一の宿泊施設。
女将と美和が知り合いなのも、島の住民は家族というのは言い過ぎですが、皆が顔見知りの関係です。
その反面、住民たちの強い繋がりから閉鎖的なコミュニティが形成されているという裏付けでもあるのです。
狐月華
2章 静けさの底に眠るもの(中)への応援コメント
穏やかな島歩きの空気から、広場に入った途端に世界の質感が変わる感じが見事でした。ジュウニヒトエの静かな美しさが、そのまま“境界”の不穏さに繋がっていくのがとても印象的です。
そして、八百比丘尼の伝説を追っていたはずが、まったく別の、しかもずっと新しい怨念の気配へ辿り着く――この転調はぞくりとしました。
最後の「とんでもない……化け物を、のう」という真雪の一言が強く、島の静けさそのものが急に怖く見えてくる回でした。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
さぁ、とんでもないことになってきました。
八尾比丘尼だとしたら年代が合わない。
この島にいるのが八尾比丘尼じゃなく別の化け物だとしたら……完全な空振り!
楓の卒業研究はどうなってしまうんでしょう。
狐月華
2章 静けさの底に眠るもの(前)への応援コメント
潮見島の描写がとても丁寧で、穏やかな生活の気配と、森の奥に潜む“何か”との対比が美しく際立っています。
民宿『しまのね』の空気感も見事で、ただの宿泊ではなく“この島に足を踏み入れた実感”がじわりと伝わってくるのが印象的でした。
そして最後、真雪の言葉と横顔に漂う緊張が、静かな風景の中に確かな不穏さを差し込み、次への引きとしてとても効いています。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
民宿『しまのね』は子供のころの遠い記憶で小豆島の民宿に泊まったイメージを思い出しながら書いてみました。
そして、潮見島はさらに小さく、人口100人規模の島の設定ですので、全然観光地化していない、島の人の生活感が色濃く残る雰囲気を感じられるようにしてみました。
狐月華
1章 影を招く航跡(後)への応援コメント
フェリーの穏やかな時間の中で、真雪とつむぎのやり取りがとても微笑ましく、読んでいて自然と頬が緩みました。
そこから一転して、「比丘尼広場」という具体的な手がかりが提示される流れが巧みで、一気に物語の輪郭がはっきりしてくる感覚があります。
そして終盤、島に近づくにつれて“気配”が濃くなる描写が静かに不穏で、旅情と異界の気配が重なる余韻がとても印象的でした。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
潮見島は架空の島ですが、瀬戸内には本当に八尾比丘尼の伝説が残っている島があります。
そこには、八尾比丘尼が亡くなった(入定した)とされる場所があり、そこには「八百比丘尼の墓」と記された石碑があったりするらしいです。
なので、潮見島は櫃石島を少しイメージしていたりします。
流石に比丘尼広場は無いですが。
狐月華
1章 影を招く航跡(前)への応援コメント
旅の始まりとして、とても気持ちのいい一話でした。研究のための移動でありながら、真雪がフェリーにはしゃぐ姿が可愛らしく、楓との並びにも自然な楽しさが出ていますね。
一方で、潮見島の方角にわずかな妖の気配を感じ取るくだりが、のどかな旅情の中にきちんと物語の芯を通していて印象的でした。
海の光や風の描写も心地よくて、これからこの旅先で何に出会うのか、静かに期待が高まります。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
真雪は長い時を生きてはいますが、俗世間になじみ切れていないようです。楓も大学生で花屋でアルバイトをしている身なのでそう何度も旅行に行くような性格でもなさそうです。
保護者の泰巌が旅行に連れていく?
それは無い。
なんだかちょっとかわいそうになってきました。
狐月華
序章 薄影に残る名への応援コメント
八百比丘尼の伝説から始まる導入がとても美しく、物語全体に静かな余韻と深みを与えていますね。楓の「外れ」を引いたときの落胆と、それでも前を向こうとする姿勢が丁寧に描かれていて、思わず応援したくなりました。
そして真雪とのやり取りが軽やかでありながら、彼女自身の存在に重なる影がふっと差し込むのが印象的です。
新たな旅の始まりとして、期待と静かな覚悟が同時に感じられる、とても良い幕開けでした。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
4 『ジュウニヒトエの秘密』
とうとうここまでたどり着いてしまわれました。
内容を知っている作者がもう一回頭空っぽにして読み返したいと思う大好きなお話です。
はずれのくじを引いてしまった楓が、真雪を連れて瀬戸内へ……
果たして、いったい何が彼らを待ち受けているのやら。
お楽しみいただければ嬉しいです。
※中途半端なところで止めてしまうのが忍びなく、キリが良いところまで公開させていただきました。全部お読みいただくことを強制するものではございません。ご自由にしていただければと思います。
狐月華
終章 灯影に溶ける夜(後)への応援コメント
すべてを語り終えたあとの静かな余韻と、温かな日常が見事に重なり合う、とても美しい締めくくりでした。田沼の苦労をねぎらう場面にはじんわりとした達成感がありつつ、朝倉の登場で一気に空気がほぐれるバランスが絶妙ですね。
特に「人と妖が同じ卓を囲む」光景が、この物語の核心をやさしく象徴していて印象に残りました。
笑いとぬくもりの中で物語が静かに閉じていく、この終わり方がとても好きです。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
3 『ライラックの思い出』
最後までお読みいただきありがとうございます。
2 『トルコキキョウの護り手』で五百旗頭邸で家政婦をしていた朝倉ですが、物語を締めるめちゃくちゃいい仕事をしてくれています。
これからも毎回この狸のしっぽでの晩餐は定番であり続ける予定ですので、この場面が出てきたら、ああ、一つの話が終わるんだなと思っていただければと思います。
狐月華
終章 灯影に溶ける夜(前)への応援コメント
まさかここで真相がこう繋がるとは……見事な種明かしに思わず唸りました。これまでの出来事がすべて一本の意図に収束していく構成が美しく、特に「偽り」で人と動物を救うという構図が印象的です。
田沼の背景と行動理由も非常に温かく、怪異でありながらも強い優しさが伝わってきますね。
そして、百目鬼と泰巌の掛け合いが最後まで心地よく、重たい真実をどこか軽やかに包み込む余韻がとても良かったです。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
唸っていただきありがとうございました。
百目鬼は警察官でありながら内心違和感を感じながらも報告書をまとめ、国土交通省に直談判。
大河を脅して真相を知った後も田沼に知識を叩き込み、地方整備局の調査を切り抜けられるように全面協力した……ということです。
共犯者ですね(笑)
とは言え、事実を知ったタイミングではすでに国土交通省に報告書を提出した後であり、どのみち他に逃げ道は用意されていなかったわけですが。
泰巌も作者も、本当に性格が悪いのです。
狐月華
4章 陽炎に浮かぶ地の傷への応援コメント
現場調査の描写が非常に丁寧で、熱気や音、手触りまで伝わってくるような臨場感が印象的でした。特に、技術的な調査と霊的現象が同じ土俵で“事実”として収束していく流れが見事で、物語の軸の強さを感じます。
また、百目鬼の提案が正式に認められる展開は胸がすっとするような爽快感があり、彼の積み重ねが報われた瞬間としてとても良かったです。
現実と怪異が交差しながら、確かな一歩が進んだ回でした。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
この章はとにかくリアリティにこだわりました。
そのため、ほかの章とは完全に浮いた状態になってしまっており、この章で読者さんが離れちゃうんじゃないかな……と作者としては危惧しているのです。
とは言え、話の展開として避けて通れない内容なので、読者さんにはちょっと頑張ってこの章を乗り越えてほしいのです。
狐月華
3章 影差す理の路(後)への応援コメント
シリアスな調査の流れから一転して、地下鉄でのやり取りが一気に物語に人間味を与えていて、とても良かったです。特に百目鬼の観察力による“偽物の見抜き”は説得力があり、彼の職業的な強みがしっかり活きているのが印象的でした。
そして大河のボロがじわじわ露呈していく流れと、「デメキンロック」のくだりの緊張とユーモアの混ざり方が絶妙ですね。
物語の核心に迫りつつ、キャラクター同士の関係性もぐっと深まる、とても密度の高い回でした。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
物語はコレまでの裏側を明かすフェーズへと切り替わりました。
百目鬼は将来副署長になる人間ですから、ビビリでも優秀な人間なのです。
それに対して大河は知識よりも度胸とカリスマ性、そして持ち前の愛嬌でのらりくらり立ち回る男。
ボロがでると意外と脆いのです。
狐月華
3章 影差す理の路(前)への応援コメント
現場から一気に官庁へと舞台が移る流れがとても自然で、物語のスケールが広がる感覚が印象的でした。デメキンの専門知識がきちんと“現実の解決策”として機能しているのが格好よく、彼の魅力が一段深まったように感じます。
また、大河とのやり取りの中で見える信頼関係や、少しコミカルな温度差も心地よく、緊張の中に柔らかさがあるのが良いですね。
怪異に対して“人の理”で立ち向かおうとする構図が、この章ならではの面白さとして強く残りました。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
百目鬼の専門知識は作者も百目鬼と一緒に勉強しました。
ここまでの内容がこのお話のシリアスパート。
ここからが私の作品の真骨頂!
ひらり『反転』が始まります。
ご堪能、お楽しみいただけると嬉しいです♪
狐月華
2章 揺れ集う霧影への応援コメント
現地に入った途端に一気に“異常の濃度”が増していく展開、非常に引き込まれました。ドライブレコーダーの不調や視覚への影響など、怪異が現実を侵食していく描写がじわじわ怖いですね。
さらに水の湧出や龍脈の話が重なり、「現象」と「原因」が繋がっていく流れがとても見応えがありました。
最後の渋滞が消えている不気味さと、トラック運転手の証言が重なって、危機が現実的に迫っている感覚が強く残る一話でした。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
百目鬼と大河の調査が順調に前進し、次のプロセスに進む準備が整っていく章でした。
ネタバレしたくないので多くは語れません……
狐月華
1章 境に涼む影灯への応援コメント
妖怪寺という“境界”の空気感がとても印象的でした。外界の夏と切り離された静けさと、真雪の存在が重なって、最初から不思議な緊張がじわりと漂っていますね。
デメキンの視点だからこそ、その違和感や怖さが素直に伝わってくるのも良いですし、大河との再会で少し安心感が差し込むバランスも心地いいです。
そして「車が消える」現象の語り方がじわじわ怖く、これから現地に向かう展開にぐっと引き込まれました。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
妖怪寺の雰囲気を感じ取っていただき、大変嬉しく思っております。
毎回毎回、作者である私が意図して書いていることをコメントにちゃんと書いていただいており、良かった……ちゃんと伝わるように書けてるんだと、安堵させていただいております。
さて、今回登場する真雪ですが、先ほど三十年ほど前と書かせていただきましたが、そこに五歳の真雪がいる。
さり気なく爆弾を投下している性格が悪い作者なのでした。
狐月華
序章 霧路に揺れる灯影への応援コメント
語り手の百目鬼伝蔵、いきなりとてもいいキャラクターですね。見た目は迫力があるのに中身は小心者という自己紹介がユーモラスで、すっと親しみが湧きました。
そこから“妖怪寺”の僧である親友・大河へと自然につながり、さらに高速道路の怪異の噂へ――日常から不思議へ滑り込む導入がとても上手いですね。これからどんな事件が待っているのか、期待が高まる序章でした。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
作者も大好き!
霊は見えないが霊を見えると言う人間を信じる百目鬼さんの登場です。
デメキンのあだ名は彼の名付け当初から仕込まれたあだ名であり、大顔のタイガンとの親友ということも、織り込み済みなのでした。
これは、凡そ三十年ほど昔。
百目鬼副署長がまだ若い頃のお話なのです。
狐月華
終章 宵めぐりの福灯への応援コメント
とても温かい終章でした。あの壮絶な出来事の後に、狸の居酒屋という少し可笑しくて優しい場所で日常が続いている描写が、読者の心をふっと和らげてくれます。
そして綾乃の引退と、新しい命に「優」と名付ける決意――ここで物語が美しく円を描くのが見事ですね。
最後の天ぷらの賑やかな締めも、この物語らしい柔らかい余韻で、とても好きです。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
まずは、テレビを個室に設置する必要があったので居酒屋『狸のしっぽ』の裏側を明かし、なんとかテレビを設置。楓たちの会話と並行して、テレビの放送の展開のリアリティも配慮しながら、新しい命の発表をここぞというタイミングに持ってくる………
実は作者的には結構苦労して試行錯誤した思い入れ深い一節だったりするのです。
このお話は綾乃がニュースキャスターを辞めたら朝倉がクビになりそうで可哀想だったので就職してもらいました。
今思えば正解でした。
狐月華
10章 還る光のゆらぎ(後)への応援コメント
凄まじい緊張の連続から一転して、真実が静かにほどけていくラストが胸に沁みました。恐怖の正体が「妹を守り続けていた兄の魂」だったと分かった瞬間、これまでの出来事が一気に違う意味を帯びて見えてくるのが見事です。
とくに綾乃が優の名を呼び、光が応える場面は本当に切なく、同時にとても優しい時間でした。最後に「もう大丈夫だよ」と言うように消えていく光の余韻が、とても美しい締めだと思います。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
これも『反転』ですね。
護りだと思っていた人形が元凶となり、美羽を護るための結界が障壁となる。
都合の悪くなる反転ばかりでしたが、
一つだけ、
脅威と思っていた光が最強の味方となりました。
人の意識はどこから宿るのか?
お腹の中で命を宿し、母の呼びかけに反応していた小さな命。
それにもちゃんと命が宿っている……
これが私の考えでした。
狐月華
10章 還る光のゆらぎ(前)への応援コメント
これはもう、圧巻でした。四方の札から式神が現れるくだりの華やかさと荘厳さが素晴らしく、住職の底知れなさがここで一気に花開いた感じがします。
そのうえで、真雪が最後の力を振り絞って結界を断ち割る場面は、本当に格好いいですね。あと一歩まで届きながら、力尽きて膝をつくところがあまりにも痛切で、「守りたいのに届かない」という残酷さが胸に深く刺さりました。
綾乃の帰宅が重なったことで、戦いの緊迫感だけでなく“母のもとへ戻る寸前の子を救えるのか”という切実さまで加わっていて、非常に強い引きのある回だったと思います。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
圧巻!!!
非常にありがたいお言葉……ありがとうございます。
(語彙力の無さ!)
この章、本当は無くてもいいかなとも、作成時は考えていたのですが、綾乃が帰宅するまでの時間稼ぎの目的もあり、真雪にはもうひと頑張りしてもらうことにしました。
そして、住職と真雪が二人がかりで本気で張った結界です。そう簡単に破られる訳がありません。
その綻びを作り出したのが結界からの四聖獣の式神の分離。というわけです。
住職がそこまでを読んでいたかどうかは作者でもわかりませんが、それが無かったら真雪は結界を破ることができなかったかも知れません。
狐月華
9章 裂ける闇の座への応援コメント
これは息を呑みました……。結界の内と外が逆転してしまい、「守るはずのもの」が美羽を閉じ込める檻になっている構図があまりにも苦しくて、真雪が身を削るように結界へ挑み続ける姿に胸を締めつけられます。
とりわけ、封印を一段階解いて銀髪と紅の瞳をあらわにする場面は凄まじいですね。美しく、痛々しく、そして必死で、美羽を守ろうとする意志そのものが刃になっているようでした。
その一方で、楓が「守りたいのに何もできない」側へ回ってしまうのも本当に切ないです。最後に簪が砕け、髪が一斉に襲いかかるラストは、ここまで積み上げてきた危機がついに決壊した瞬間として、非常に強烈でした。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
美羽を護るための結界が障壁となる。
これも『反転』ですね。
真雪の懸命な戦いが美しいと感じていただき、大変うれしく思います。
一方で、
結界に対して楓がどのように反応するかは、実はものすごく頭を悩ませました。
弾かれるのは何か違う、霊感が無いから通れるでは成立しない。
そこで、楓の意識に作用し、結界に入ると身体の自由が奪われ、動けなくなる設定にしました。
ラストの展開は、そう簡単には結界は破らせませんよ。という、作者の性格の悪さが爆発しています。
狐月華
8章 影呼ぶ灯の所在への応援コメント
一気に核心へ踏み込んでいく回でしたね。雑木林の石碑と綾乃の過去、そして人形の由来が一本に繋がる流れがとても鮮やかで、静かに積み上げられてきた不穏さがここで決定的な輪郭を持ったように感じました。
とりわけ、綾乃が母として帰る決意を固める電話の場面は胸に迫ります。仕事と母であろうとすること、その両方の板挟みの中で揺れてきた人の痛みがよく出ていて印象的でした。
そして最後、人形が“守り”ではなく“元凶”だったと明かされる反転が見事です。ここまで積み重ねてきた違和感がすべて別の意味を帯びて立ち上がってくる感じが、非常にぞくりとしました。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
『反転』それな!です。
お褒めの言葉、ありがとうございます。
楓の独白で一応匂わせてはいたのですが、人形が“守り”というのは作者のミスリードでした。
山科の鑑定も間違っていないのがミソです。
だって、自分の子供の髪を植え、子供のことを思い形代として作成する人形です。愛情を込めて作られた人形であることは事実なのです。
狐月華
7章 薄祈の石座への応援コメント
庭から雑木林へと踏み込んでいく流れが、とても静かで、それだけに不穏さがよく沁みる回でした。美羽の小さな指輪を手にしたときの楓の決意には、この子を守りたいという思いのまっすぐさがよく表れていて胸に残ります。
そして最後、古木の根元に現れる石の並びがただの“手がかり”ではなく、誰かの祈りや悼みそのもののように見えてくるのが印象的でした。
賑やかだった場が少しずつ静まり、物語の核に近づいていく感触のある、非常に雰囲気のいい一章でした。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
『物語の核に近づく』正にそれな!の章でした。
古木の根元の石の並びは綾乃夫婦の水子供養の跡でした。
勘の鋭い読者さんであればこの辺りで気が付いちゃうかな?
というヒントでした。
狐月華
6章 結び灯の座す間への応援コメント
今回は儀式そのものの格好よさが際立っていました。普段は騒がしい住職が、札を書き、四方八方へ結界を張っていく場面では一転して圧倒的な風格があり、真雪との呼吸の合った儀式の流れにぐっと引き込まれます。
とりわけ、真雪が巫女装束で鈴を振り、神気を導いていくくだりがとても美しいですね。和室そのものが神域へ変わっていくような感覚がありました。
その前段の、人形のリボンを汚してしまった住職が簪を折って美羽を泣き止ませる場面も愛らしく、やさしさと荘厳さがひとつながりになっているのが、この作品らしくて素敵でした。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
5章と本当に同一人物なの?と疑いたくなるような住職の本領発揮の章でした。
とにかく静謐なイメージを前面に押し出して拘って作成した章なので、それを感じ取っていただけたようで非常にありがたく思っております。
先ほどこの章を読み返していて気が付いたのですが、四方八方に護符を置いて、最後に中央に守護結印を置き結界が完成するのであれば、結界が完成したときは住職と真雪は結界の中にいるはずで……
あれ?外に出れなくね?
気が付かなかったことにします。
狐月華
5章 朝影を乱す訪人への応援コメント
今回はかなり楽しかったです(笑)。切迫した状況のはずなのに、住職の登場で場面が一気に騒がしく転がっていくのが実に魅力的で、特に“棺桶の中身”が明かされるくだりは笑いながら読みました。
その一方で、結界を張る、骨董品を調べるといった対処の道筋がはっきり見えてきて、物語が次の段階へ進んだ感じがありますね。
美羽から折り紙のハートをもらった真雪が素で頬を緩める場面も可愛らしく、賑やかさの中にやさしい温度がちゃんと残る回でした。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
いよいよ『嵐』住職の登場です。
お気づきかはわかりませんが、個の住職の出で立ちにはモデルがあり、ご存知でしょうか……トライガンというコミック?アニメ?のニコラス d ウルフウッドというキャラクターです。
そして、棺桶の中に山科を押し込んだのは泰巌が言っていたように、余計な人物が居ると絵にならないからで……真雪ちゃんに怒られた元凶は作者の遊び心でした(テヘペロ)
引き続きお楽しみいただければ嬉しいです。
狐月華
編集済
4章 薄光に滲む痕への応援コメント
張り詰めた状況の中で、朝の静かな発見から一気に緊張が高まる流れがとても印象的でした。美羽の首に残った“糸のような痕”が夢と現実を強く結びつけていて、物語の不穏さが一段と濃くなりますね。
その一方で、住職との電話の場面は思わず笑ってしまうほどの騒動で、重い空気を一度ほどよくほぐしてくれるのが見事でした。
(TJB48……笑)
そして最後、綾乃の一言で住職が即座に動く展開は実にこの物語らしく、緊張とユーモアが絶妙に同居した回だったと思います。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
はい!予告していた『嵐』が襲来しました。
いや?実際の襲来は次回ですかね。
TJB48は某アイドルグループをモジって何かいいのは無いかと考えた結果、意外とすんなり自殺と火サス(古ッ!)の名所(?)が思いつき、○○Bというのが本家に近くて良いんじゃね?と割とすんなり決まりました。
クスっとでも笑っていただけたのであれば幸いです。
狐月華
3章 闇声の落ちる庭で(後)への応援コメント
襲撃の直後の張り詰めた空気が、そのまま夜の静けさに沈んでいく描写がとても印象的でした。美羽を抱きしめる綾乃の姿には、仕事人としての顔とは違う母親の切実さが滲んでいて胸に残ります。
そして、楓が光と声の違和感を静かに整理していく場面がとても良いですね。敵意のない光、訴えるような声――それらが単なる怪異ではない可能性を感じさせて、物語の奥行きが一段深くなったように思いました。
嵐の前のような静かな夜の締めくくりが、これから起こる出来事を強く予感させます。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
コメントに書いて戴いた『嵐の前』正にそれなんです!
この後に正に、『嵐』が訪れます。
ネタバレでごめんなさい。
引き続きお楽しみいただけると嬉しいです。
狐月華
3章 闇声の落ちる庭で(前)への応援コメント
穏やかな飾りつけの時間から一転して、空気が裂けるような襲撃へ切り替わる場面がとても鮮烈でした。特に、人形の髪だけが切り取られる描写が印象的で、間一髪の危険と不吉さが静かに残ります。
そして何より、真雪が初めて“恐怖”を自覚するくだりが強く心に残りました。普段は堂々としている彼女が、未知の気配に動揺することで、この存在の異質さがより際立っていますね。
最後に響く闇のうめき声も、正体の見えない不安を残したまま章が閉じていて、続きがとても気になります。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
真雪が恐怖を感じたのは、霊的なことに精通しており、もはや、得体の知れない未知の存在というものに遭遇したことが無いからこそ恐怖しています。
その真雪が知らない未知の存在とはいったい何なのでしょうか?
引き続きお楽しみいただければ嬉しいです。
狐月華
2章 火輪の夢のほとりへの応援コメント
今回は不穏さの中に、ほんの少しやわらかな灯りが差し込む感じがとても良かったです。美羽の見ている夢の内容が具体的に語られることで不吉さは増しているのに、楓と真雪が子どもの目線に合わせて受け止めていくやり取りがやさしくて、その対比が印象に残りました。
とりわけ、美羽が「ハロウィンって、なぁに?」と尋ねる場面は可愛らしい一方で、この物語全体の核心にそっと触れているようでもありますね。
最後に、ただの飾りつけではなく“魔除けの準備”としてカボチャを囲む流れが、これからの展開への期待を静かに高めてくれました。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
美羽に起こっていることが少しずつ輪郭を持ち始めるお話でした。
楓と真雪も美羽のことを守り抜こうと心に決め、少しずつ迫る脅威に備えて準備をしていきます。
引き続きお楽しみいただければ嬉しいです。
1章 夕闇に揺れる灯飾への応援コメント
にぎやかなハロウィンの街から始まりながら、どこか薄い影が差している導入が印象的でした。死者の祭りの本来の意味を語る真雪の不機嫌さが、これから起こる出来事の気配を静かに先取りしているように感じます。
そして五百旗頭家の登場で、物語の空気がぐっと引き締まりましたね。特に楓が「やはり」と確信するくだりから、依頼の裏に何か複雑な事情がありそうだと強く感じさせられます。
表では可愛らしく振る舞いながら内心で淡々と計算している真雪の姿も楽しく、このコンビの空気感がよく出た一章でした。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
楓と真雪のコンビはこのお話以降もちょくちょく出てきます。
自由奔放な真雪と、真雪に振り回されながらも、ちゃんといざというときは阿吽の呼吸で協力し合い、互いのことを尊重しあっている二人です。
引き続きお楽しみいただければ嬉しいです。
狐月華
序章 薄闇の輪郭への応援コメント
子どもの語りで始まるこの序章、静かなのにぞくりとする雰囲気がとても印象的でした。火のまわりで手をつないで踊る夢はどこかお祭りのように楽しげなのに、人数が一人ずつ減っていくことで、じわじわと不穏さが滲んできますね。
特に「つめたい、いとみたいな指」や首に残る細い痕の描写が、夢と現実を静かにつなげていて見事でした。
最後に二人しか残っていないという一文が、次に何が起きるのかを強く予感させる、非常に引きの強い序章だと思います。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
引き続き『トルコキキョウの護り手』お読みいただきありがとうございます。
なんか小説の塾に通って先生のご指導をいただいている気持ちです(笑)
美羽目線の幼い文体から始まったこの物語、先生のお眼鏡にかなう内容であればうれしいです。
狐月華
終章 灯のあとでへの応援コメント
終章にふさわしい、とてもいい余韻でした。妖怪寺の面々がようやく揃って食卓を囲む賑やかさが楽しい一方で、卓上の金魚草が郁人の記憶を静かにつなぎ止めていて、笑いと鎮魂がひとつの場に同居しているのが美しいですね。
百目鬼と真雪の豪快なやり取りも魅力的でしたし、その流れの中で沙耶の強さがあらためて浮かび上がる構成も見事でした。
「生きている人間も、捨てたもんじゃないですね」という楓の実感が、この一篇全体のやさしい着地になっていて、読後にあたたかな灯が残りました。
作者からの返信
『金魚草の冒険』を最後までお読みいただき、また、一章ごとに詳細なコメントをいただきありがとうございました。
ここで一つの物語は終わったわけですが、『金魚草の冒険』はまだ序の口です。
もしよろしければ引き続き『トルコキキョウの護り手』も読んでいただければ嬉しいです。
作者的には『トルコキキョウの護り手』の方が自信作だったりします。
狐月華
4章 砕ける静寂への応援コメント
今回はかなり胸に迫る回でした。澪の叫びは決して穏やかなものではないのに、その奥に積み重なった疲弊や孤立が滲んでいて、ただ単純には切り分けられない痛みとして響いてきます。
そのうえで、「生まれてこなければ」という言葉を遮る郁人の怒声は本当に強烈でした。郁人自身の輪郭が揺らぐような描写も印象深く、暁のために怒ったその瞬間の切実さが、重く胸に残ります。
最後に残る暁の悲しみと、それでも消えない母への想いが、この物語のやるせなさと優しさをよく表していました。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
他の方への返信でも書いたのですが、私は性格が悪いので、暁くんはママに会えて良かったね~~とかしたくなかったのです。
そして、澪は決して悪者にはしたくなかったので、”積み重なった疲弊や孤立”として感じてくださったのは非常にありがたく思います。
”郁人自身の輪郭が揺らぐような描写”は……もうお読みいただいているので、私の狙いはご理解いただけているかと思います。
引き続きお楽しみいただければ嬉しいです。
狐月華
2章 花の香りの向こう側への応援コメント
森の静けさから一転して、花屋の光と香りに満ちた空間がとても美しく感じられました。生きた花に囲まれた場所だからこそ、暁の存在も自然に受け止められているようで、楓の穏やかな人柄がよく伝わってきます。
「どちらの側の方でも同じようにお迎えする」という楓の言葉は、この物語の優しい核のようで、とても印象に残りました。
金魚草を見つめる郁人の場面も静かな幸福感があって、タイトルとの響き合いが心地よい一章でした。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
花屋という場所が霊を引き寄せ、それを霊が見える楓が優しく迎える。
霊たちにとっては居心地の良い場所なはずです。
金魚草は金魚草出なければならない理由があるんです。
引き続きお楽しみいただければ嬉しいです。
狐月華
1章 霧の中の約束への応援コメント
郁人が暁の「ママに会いたい」という願いを受け止め、手探りのまま約束を交わす場面がとても胸に残りました。霧に包まれた森の静けさの中で、ふたりの小さな信頼が芽生えていく感じがやさしく描かれていますね。
また、森の霊たちがそれぞれの事情を抱えながらも暁を気遣う様子には、この世界の温度のようなものを感じました。
そして最後に語られる「妖怪寺」の三人の噂――どこか物騒なのに妙に魅力的で、物語がぐっと広がる予感のする締めくくりでした。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
森に来るまでは心を閉ざしていた郁人。
暁との出会いにより郁人の心が少しずつ変わっているのかもしれません。
森の奥の霊たちはそれぞれに事情を抱え、心に傷を持っている者たちですが、それでも尚、幼くして亡くなった命は彼らにとっても不憫でならなかったのでしょう。
引き続きお楽しみいただければ嬉しいです。
狐月華
序章 夜明け前の樹影への応援コメント
霊が見える体質ゆえに人から距離を置かれてきた郁人の心の冷えが、森の湿った静けさと重なっていて印象的でした。風や匂い、光の変化まで丁寧に描かれていて、読んでいるこちらまで森の奥へ踏み込んでいくような感覚になります。
泣いている霊の子どもに気づきながらも背を向けて歩き続ける郁人の姿には、これまでの孤独が静かに滲んでいますね。夜へ沈んでいく森の描写が、物語の始まりとしてとても雰囲気のある序章でした。
白き朝の落とし子への応援コメント
雪の朝の静けさの中で赤子が見つかる場面、とても印象的な導入ですね。白い世界の中に現れる銀髪と鱗の赤子というイメージが美しく、神秘的な気配がしんと伝わってきました。
住職が「神の御使い」と悟り、三日三晩かけて封印を施すくだりには、この子を守ろうとする覚悟と優しさを感じます。
そして封じきれなかった朱の瞳――この一点が、真雪という存在の宿命を静かに示していて、とても余韻のある締めくくりでした。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
真雪はこの小説の主要メンバーの一人です。
真雪はこの出生を受けて、普通の人間とは異なる道を歩んでいきます。
それは真雪にとって、祝福となるとか、それとも、呪縛となるのか……
引き続きお楽しみいただければ嬉しいです。
狐月華
3章 闇声の落ちる庭で(後)への応援コメント
読ませていただきました!
文章力が巧みで、非常に楽しめました。
ストーリーも凝っていて、とてもワクワクしました。
★★★を置かせて頂きます!
良ければ、私の作品にも遊びに来て頂けると嬉しいです。
これからも応援しています!
作者からの返信
コメントありがとうございます!
妖怪寺は一つの短編の連作という構成にしているため、そのなかで伏線を張って回収する設計をするのが大変で、作者的にはしんどい思いをしてます(笑)
評価ありがとうございます。
御作もお邪魔させていただきます!
狐月華
終章 灯影に溶ける夜(前)への応援コメント
狸と人の協力した頑張りが熱いですね~ w
作者からの返信
コメントありがとうございます。
住職も百目鬼もそうですが、通りがかりの田沼まで。
自分のためではなく、人間のせいで困っていた動物たちを助けるためにひと肌脱いだ。
それがこの事件の真相でした。
三人(?)とも優しくて気の合う良いヤツらなんです。
そして、終章の後編では更なる田沼の苦労が明かされます……
引き続きお楽しみいただければ嬉しいです。
狐月華
2章 花の香りの向こう側への応援コメント
郁人が暁くんのために動こうとする姿がほんと優しくて好きです☺️
楓さんも自然に暁くんを受け入れてくれて、三人の空気がすごく心地いいですね✨
作者からの返信
コメントありがとうございます。
郁人は良いヤツなんですよ。
暁にはそれがしっかり感じ取られているみたいですね。
楓は二人にとっては正に渡りに船というか、理想的な出会いなんだったと思います。
果たして、暁は母親に会うことができるのでしょうか!?
引き続きお楽しみいただければ嬉しいです。
狐月華
編集済
2章 花の香りの向こう側への応援コメント
始めまして、悠鬼よう子と申します。
この度は、ご縁をいただきましてありがとうございます。
ご挨拶を兼ねて、狐月華 様の作品を読みに伺いました。
真雪の静けさと郁人の孤独が、読む側の胸にもじんわり沁みてきますね…。暁くんの涙がふっと光るところなんて、言葉にできない優しさがあって思わず息をのみました。深山楓さんみたいに“ちゃんと話を聞いてくれる大人”が現れた瞬間、世界が少し救われた気がします……。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
郁人と暁にとっては、楓の存在はまさに救いとなったんだと思います。
ただ……静けさが前面にですぎているせいで読者さんのツカミが弱すぎる点が悩みです(笑)
果たして暁は母親に無事に出会うことができるのか?
引き続きお読みいただけると嬉しいです。
狐月華
3章 闇声の落ちる庭で(前)への応援コメント
真雪が恐れる辺り、もしかしてかなりヤバい……?
作者からの返信
真雪は数奇な生い立ちから霊に深い見識があり、もはや見慣れた存在となっています。その真雪が今までの経験のなかで経験したことがない、どの霊にも属さない、得体のしれない存在に遭遇した為に底知れない恐怖感を抱いています。
2章 火輪の夢のほとりへの応援コメント
大切にすれば付喪神が付くというのなら、家のフィギュアも動き出したりするんだろうか……
作者からの返信
もしかしたら宿るかもしれませんね。ただ飾っているだけの物に宿るかどうかは微妙な気もしますが……
1章 夕闇に揺れる灯飾への応援コメント
「見よ、あれを。仮装している人間のほうが、よっぽど魔物のようではないか」
↑CVファイルーズあいに違いない
作者からの返信
声優さんあまり詳しくないので調べました。結果!バッチリ、正にその通りでした(笑)本作アニメ化が決まったらそうします(笑)
序章 夜明け前の樹影への応援コメント
霊が見えるのは確かに辛い。悪意とかダイレクトに食らいそうだし……
作者からの返信
霊が見えても普通に生活しているキャラクターは多く居ますが、郁人はどうやらそうではなく、順応が難しかったようですね。
4章 砕ける静寂への応援コメント
Xの方から伺わせていただきました!
分かりやすいエンタメ性には流さず、丁寧に、静かに人の内面を描写してゆくやり口が良いと思います!この種の物語としては話の流れが定番的な感じもあり読みやすさ、とっつきやすさを感じます。
また、何というか他人の家庭の事情に口を出した場合、よくよく考えたら安易に和解とか改心とか、そういう展開に持っていくのって難しいよな、ということを思いまして、都合の悪い部分を書かないのもありだとは思いつつ、母親の今後がどうなるのかちょっと気になります!
読ませていただきありがとうございました!
作者からの返信
私の性格がひねくれているせいもあり……
暁くんには単純に苦労の結果ママに会えてハッピーエンド!……とはしたくなかったのです。
(暁くんゴメンね)
なので、本作はあくまでも暁くんの救済までがゴールなので、都合の悪いと言うか面倒くさいことは触れてません(笑)
そんないい加減な作風ですが、引き続きお楽しみいただけると嬉しいです。
狐月華
序章 夜明け前の樹影への応援コメント
霊が見えるせいで孤立してしまった郁人の痛みが胸に刺さりました🥺
森の奥へ進む描写は静かでありながら不穏で、まるで読者の心まで引き込まれるようです。
泣いている子どもの霊を前にしても歩みを止めない彼の決意に、物語の深さを感じました。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
森の雰囲気は郁人の心を映しています。周りの雰囲気と共に郁人の心はどう変わっていくのか?
お楽しみいただけると嬉しいです。
狐月華
4章 砕ける静寂への応援コメント
澪さんの気持ちは良くわかります。
味方が誰もいない状況では、なんで自分1人がこんな目にと、全てを恨んでしまうと思います。
もし社会が違えば救われたかもしれませんね…
作者からの返信
コメントありがとうございます。
ご指摘のように、澪は決して悪者ではなく、同じ状況に追い込まれ、不幸が重なったら誰しも同じ状況になり得る普通の女性の姿をイメージしています。
子供には何の罪もないので、澪のような立場に追い込まれる女性が一人でも少なくなる社会が実現することを望まずにはいられません……
狐月華