第3話 冬の匂いへの応援コメント
外の「雪」「白い息」「冷たい指先」と、家の中の「こたつ」「熱いコーヒー」「カイロ」「高史の体温」という対比が、主人公・春の心の緊張と緩和をそのまま映し出しているように感じました。
タイトルにもなっている「冬の匂い」は、外の冷たい世界と、帰ってくる温かい場所とを結ぶ詩的なモチーフとして機能しています。高史が「冬の匂いがする」と言って春を抱きしめる場面は、春が外の世界で抱えてきた緊張や勇気を、彼がそのまま受け止めていることを示していて、感動的です。
高史はとても魅力的な存在ですね。直接カミングアウトに同行はしないものの、カイロを持たせ、帰宅後も問い詰めることなく春を包み込む。その「何も言わなくていい」という距離の取り方から、春を信頼し、待つことのできる成熟した愛情が感じられます。
日常のささやかな幸福と、アイデンティティを巡る大きな葛藤が、終始やさしい筆致で描かれた、優しい温もりの残るすばらしい作品だと思いました。
作者からの返信
九月さん、お褒めの言葉ありがとうございます。作品をそういう風に読み取っていただけると、こちらも書いたかいがあったというものです。
高史というキャラはBLでいうところの受け攻めの単に「攻め」キャラなんですけど、包容力のあるキャラの立った存在になってよかったです。
長い感想、ありがとうございました。とても光栄です。これからも精進して良い作品をお届けできたらなと思います。
第3話 冬の匂いへの応援コメント
泣きたくなっちゃった……。
作者からの返信
東雲さん、コメントありがとうございます。
泣いていいんだぜ(笑)。わたしの胸で良ければいつでもお貸しするので! ふふふ。