畳みかけてくるような文字の密度と流れが、こんなに詰まっているのに意外にも気持ちよく、
読み進めていくと、これがこの物語のスピード感なんだなと不思議な体感でした。
個人的にあのような形の肉が出てくる話が好き(と言うと引かれるかと思いますが)なのと
この密度の濃い修羅場と、夫の肉肉しい不快感と、ラストの行動までが流れるように一気に駆け抜けて
スピード体感型ホラー小説みたいなものを初めて感じて面白かったです。
ちょっとびっくりしました良い意味で、新しくて👀✨
作者からの返信
黒乃千冬さま、コメントありがとうございます。
息が詰まるような閉塞感と淡々と繰り返されてきたルーティンを短い時間の中に詰め込み、破裂寸前の水風船のような物語をと思い、書き上げました。
お言葉とても嬉しいです。
いただいた言葉を励みに、今後も書いていけそうです。
編集済
への応援コメント
圧倒的な重苦しさでありながら、流れるように読み進めることが出来ました。
一葉の置かれた環境に、それこそ怖気が立ちつつ、彼女の閉塞感に共感して息苦しさに襲われます。
亮くんのことはきっぱり諦められたのか心配しましたが、やはりそう簡単には行かなかったようで……行為の隠し撮りを目の前で放映される屈辱たるや。
義春氏は暴君でしたが、刃物を持った妻を警戒する素振りはなく、彼は彼で破滅願望でもあったのかと想像したりしています。
一葉が遂に爆発したラストにおいて、降り注ぐ義春の血は、まるで溜まりに溜まってはち切れそうだった互いの負の感情が吹き出したかのような爽快感がありました。同時に絶望感も。
とても面白かったです。ありがとうございました。あとでレビューも書きたいです。
作者からの返信
猫小路葵さま、コメントありがとうございます。
流れるように読み進められたという言葉、とても嬉しいです。抑圧された生活の中で、濁流のように流れる感情を。そう思いながら書き上げました。
この物語、なにが正解だったのかと考えてしまいます。どこまでいっても逃げ場のない状況。かといって一葉と亮の関係は褒められるものでもなく、だからといって殺されるほどのことだったのか。
猫小路葵さまの仰るように、抑圧された思いは溜まりに溜まった負の感情がはち切れることで幕を閉じます。
絶望して冷えた一葉の体を温めた義春の血。憎い相手から解放された一葉ですが、この後は逮捕拘束され、心はさらに冷えていくことでしょう。
一つも救いのない物語ですが、最後まで目を通してくださり、ありがとうございます。