京都訪問記ー文学フリマ京都10 参加

実川えむ

準備中の話

 文フリ大阪から、約4カ月。

 再びイベント、文フリ京都に参加すべく、『ちびっ子エルフ、獣人仲間と逃亡中2 〜ハルの異世界出戻り冒険譚〜』を準備した。

 前作の続きであり、WEB版には登場しなかった人物たちを追加して、加筆部分も多くしたつもりである。

 念のため、年内に手配したので、自分で自分の首をしめた気はするけれど、ちゃんと出来上がったのでよかったと思う。


 今回は京都に行っている間よりも、その準備のほうが手こずった気がする。

 まずは電車の予約。前回は大阪万博と重なっていたこともあり、紙の切符を購入するのに長蛇の列に並んだ教訓と、先輩作家様と編集さんからのアドバイスを参考に、Suicaでの利用に挑戦した。

 これは特に問題はなかったのだけれど、予約した到着時間を読み間違えていたのだ。京都駅についてからの移動時間の読みが甘かったのだ。

 先にホテルの予約をした上に、ふるさと納税での割引をしたせいか、チェックイン時間の変更ができなかったので、新幹線の予約を二回も変更してしまった。

 

 次に荷物をキャリーケースに詰めるところだが、夏との違いは今回は事前に書籍を宅配で送ったこと。

 夏はあまり冊数を持って行くつもりもなく、重いながもキャリーケースに詰め込んでいったのだけれど、今回は2巻目もあることから、宅配で送ったのだ。

 それであれば荷物も軽くなって色々詰められると思ったのだけれど、冬というのを甘く見ていた。

 キャリーケースの片側半分が厚みのあるセーターで埋まってしまったのだ。

 もう半分は、ディスプレイ用の折り畳みの棚と、小型の折り畳みの台車(現地で段ボールを運ぶ用)を入れていたので、いかに詰め込むかで苦心した。

 前回よりも重さはないけれど、荷物が多くなった印象ではある。


 そして一番の課題は、駅で迷子にならないようにと、地図のチェックだ。

 今回の宿は烏丸御池駅近くで取った。そのためには地下鉄に乗り換えねばならず、新幹線から地下鉄の駅までの経路を観光サイトでチェックしたのだけれど。


――え、これはどうなってる?


 私は地図は比較的読めるほうだと思っている(梅田ダンジョンは例外)。

 そのサイトでは新幹線から地下鉄への乗り換えを三パターン紹介していて、最後のパターンが大荷物や老人におススメとあった。

 老人とは言わないまでも大荷物で体力のない私に選べるのは最後のパターンなのだけれど、どうにもわかりづらい。

 たぶん、現地の構内がわかってるとピンとくるのかもしれない。

 実際、チェックインの一時間前にはつく予定に変更したのだ。

 単純な移動時間だけなら二十分もかからず到着するはずなのだ。何のトラブルもなければ。

 予想がつかないのが旅の醍醐味。


 ――まぁ、時間には余裕があるし、なんとかなるか。


 そして、いよいよ京都へと向かうのである。

 

 


 

 

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