信じて預けた、その手は安全ですか?

美容師の仕事は人を美しくするという常識と、印象操作というもう一つの可能性を突きつけてきます。

本作が恐ろしいのは、描かれる行為がすべて現実的で、否定しきれない点にあります。

意図して美を作れるなら、意図して醜さも作れるという事実。

美容師の手は魔法でも凶器でもなく、ただの技術ですが、その技術に感情や悪意が乗った時どうなってしまうのかという、日常の延長線上にある恐怖を突きつけるような短編でした。