婚約破棄令嬢殺戮超巨大ロボ -超人見知りな私でもコクピットにいれば安心ですわ-
@nama_kemono
第1話 フランソワは魂の名前ですわ
私の名前は、フランソワ・ド・マドレーヌ。フランソワは魂の名前ですわ。(本名はゴンザレス)
そして私の現在の悩み、それはズバリ!『極度の人見知り』なのですわ!
そんな私ですが、ひょんなことからその悩みを克服できる方法を見つけましたの。
え?そんな方法があるのかですって? では貴方だけにこっそり、それを教えましょう。
それはズバリ!『超巨大ロボのコクピットに乗る事』なのですわ!!(エコー)
「ゴンザレス・ド・マドレーヌ、私は貴様との…
ゴンザレス、ゴンザレス!!… フランソワ・ド・マドレーヌ!」
「はぁ〜い、公爵様、フランソワ、ここにおりましてよ」
「はぁ、…フランソワ・ド・マドレーヌ、私は貴様との婚約を今日を持って破棄させて貰う!」
「まぁ、何故ですの? こう言ってはなんですが、私家柄も、礼儀作法も、教養も、そして美貌も公爵様のお相手として相応しいと思っておりますわ。唯一欠点だった『超人見知りな性格』も、こうして克服したではないですか。何がご不満なのでしょう?」
おかしいですわね、唯一の欠点だった人見知りを克服した今、私は完璧な公爵夫人の条件を兼ね備えているのに…公爵様ったら今になって反抗期かしら。
「不満だって? どこの世界に人見知りだからと言って『超巨大ロボットに乗り込んで、社交の場に来た人間全てを殺戮しまくる奴がいるか!!!!!」
「…公爵様の目の前におりますが」
あらあらどうしましょう、なんだか今日の公爵様は虫の居所が悪い様です。
「すみません、公爵様。どうか落ち着いて、話し合いましょう、きっとすれ違いや誤解などが、あっ…」
ぷちっ!
どうしましょう、公爵様を踏みつぶしてしまいました。 でも仕方ありません。この超巨大ロボは全長が100mを優に超える大きさがあるのです。 それなのに足元の近くに来た公爵さまが不用心すぎると思いませんか?
「どうしましょう、困ったわ。…セバス、セバスはいるかしら」
「はっ、ここにおりますお嬢様」
「セバス、右の足の裏につぶれた虫のように公爵様だったモノがへばりついています。汚いので取って頂戴」
「かしこまりました」
ふぅ、これでよし。しかし公爵様が
細かい事を考えるのは苦手なので取りあえず放っておきましょう。
「あら?通信が入っておりますわ、これは…お父様?? もしもしお父様??」
「プッ! ゴンザレス!今、公爵家から我が侯爵家に宣戦布告が発せられたぞ!!そなた何をした?公爵様は…」
「もう、お父様は興奮して、ちょっと公爵様を踏みつぶしただけですわ。そんなことよりお父様、私婚約破棄をされたのですわ。公爵家から慰謝料をたっぷり取ってくださいな」
「ふっふざけるな―!!!今どんな状況なのか分かっておるのか??今すぐ帰っ…プッ!」
途中で父親との通信を一方的に切ったゴンザレ…フランソワ。
「もうお父様ったら、些細な事で小言がひどいんですから…さて、婚約破棄されて自由の身なのですから、美形で有名な隣の帝国の皇帝にご挨拶にでも行きましょうか」
そう言って、超ア空間航法を起動するフランソワ。
「超巨大ロボ、ジョセフィーヌ、発進!!ですわ」
私がジョセフィーヌを操作してア空間を飛行していると、公爵家の戦闘ロボが立ち塞がった。
「ゴンザレス・ド・マドレーヌ、公爵様殺害の容疑で貴様を…おい!聞いているのか!」
「隊長、フランソワ、フランソワです」
「ごほん、あーあー、フランソワ・ド・マドレーヌ、公爵様殺害の容疑で貴様を拘束する」
公爵家の戦闘ロボです、きっと婚約破棄で
しかし、私は帝国の皇帝に会わなければいけません。なぜなら皇帝陛下が私を待っているからです。
「皇帝陛下、待っていて下さい。フランソワは今、貴方の元に参ります。超時空振動ゴッドビ――――ム!」
フランソワの音声入力により、超巨大ロボジョセフィーヌの目の前にア空間から転送されてきた『超時空振動ゴッドビ――――ム』の発射装置が現れ、発射された!!
一瞬の閃光が真っ暗の宇宙空間に走る。その直後、公爵家の戦闘ロボが次々と爆発した。
「人の恋路を邪魔する奴は馬に蹴られて死んじゃえ!! 皇帝陛下~、待っててくださいね~~」
ー≪カミラス帝国 皇帝私室≫ー
「くしゅん! なっなんでしょうか、急に悪寒が…」
「皇帝陛下、お風邪でも召しましたか?良ければこちらを…」
「何でもないよ、とゆーかニッターメイヨーは過保護すぎ!その手の兎さんリンゴはどこから出したの?」
今、帝国に最大の危機が訪れようとしている。負けるな皇帝、がんばれ皇帝。
今日の占いは、超巨大ロボにご注意だ。
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