第5話 いじめ

「あっ!柚希ゆずき~!」

「あぶない!」

「えっ?!」

乃愛が誰かの足につまずいて、転ぶ。

「いたた…」

「大丈夫?乃愛!」

「あっ!いっけなぁ~いw!気づかなくてぇ~w!」

「大丈夫だよ…」

「ちょっと!かえで!謝りなさいよ!」

楓は、学校の美女にランクインしていて三位になっている。そのため調子に乗って自分より下の人をいじめている。

「ごめん、ごめんw」


休み時間

「あれぇ~?楓のノートがなぁ~い!!乃愛のカバンから何か見える~‼」

「え?」

「あっ!これ楓のノートだ!乃愛が楓のノートを盗んだんだ!」

「えっ、ちがっ私はやってない…」

「言い訳しても無駄よ!」

教室がざわつく。『いくら楓がうらやましいからってそれはひどいわよね…』

や『楓がかわいそう…』という声がある。


「違います!乃愛様はそんなことやっていません!!」

陽太が立ち上がり大声で言う。

「おいっそれは秘密だって言っただろ…」

颯太が小声で言う。

ますます教室がざわつく。


「…乃愛様行きましょう!」

陽太が突っ立っている乃愛を抱きかかえて体育館裏の倉庫へと走り出す。

「え?え?」

「おいっ!俺を置いていくな!」



【体育館裏の倉庫】


「顔、近い!」

「あ、すみません…」

「でも、助けてくれてありがとね…」

陽太の表情がパーッと明るくなる。

「陽太、この後旦那様にすっげー怒られるから覚悟しとき…」

「颯太だけ怒られるのですよ。乃愛様を助けなかったんですから。」

「二人とも、怒られないように私が説得しとくから!心配しなくていいよ!」

「さすが乃愛様!ありがとうございます!」

「ありがとよ!」

「あ、あと、二人とも…これはどういう状況?」

陽太が乃愛の膝に寝転んでいて、そうたは乃愛を後ろから抱きしめている。

「「好意を表している状況」」

二人が同時に言う。


「乃愛様って胸でかいよな」

「っ…///」


「学校の美女ランク、一位誰なんだろう?」

一位になった人は、いやだという理由で、誰にも言っていない。

「絶乃愛様も美人ですから、絶対乃愛様が一位ですね!」

「おいっ!それで一位じゃなかったら、かわいそうだろ!」

「二人だけに言うね……私が一位なの…」

「「巨乳美少女じゃん!」」

「え、いま、巨乳って…」

「乃愛様は巨乳ですよ!」

「下着姿見たときのほうが大きいがな!」

「私着痩せするもん!」


「触ってみたいです!」

「え、えっと…///」

「おい、無茶言うな」

「お、おうちに着いたらね…///」

「いいんですか?!」

「いいよ…颯太もね。」

「ありがとうございます。乃愛様!」









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