それぞれの、阪神淡路大震災

愛奈 穂佳(あいだ ほのか)

第1話 1995年1月17日午前6時前後

中学高校+@を『地震が発生しない』シンガポールで生きていた私は、2026年現在でも地震に敏感。


大学進学を機に帰国したてだった私は、今よりさらに地震には敏感で、1995年1月17日の早朝はマンションの1Fに住んでいたのですが、微かな揺れで飛び起きました。


地震!?

どこ!?


条件反射でテレビ(NHK)をつけたら、一気に目が覚めました。


なんだこれ??


上空から高速道路が倒れてるあの映像が映し出されていて、それが現実なのか架空の話の映像なのかちょっと判断できなくてポカーンと画面を眺めていました。


しばらく音声が耳に入ってこないくらい、意味がわからない映像(しかも切り替わらない)に釘付けでした。


どれくらい時間が経ったのか(おそらくほんの数十秒)、不意に、整ってない、興奮状態のアナウンサーの音声が耳に飛び込んできて、今度は一気に青ざめました。


は?

関西で、こんなにでかい地震だと!?

話、違くない??


……そう。


大人たちが何を根拠にしていたのかは知らないけれど、父方母方両方の一族が関西在住の私は、幼い頃から、「地震国日本でも関西は地震来ない安全なエリアなんだよ!」と誇らしげに聞かされていたのでした。


なんだこれ?

高速道路がひっくり返るって、どゆこと!?

ほんとに、地震なの!?


信じられないまま、条件反射で私は固定電話の受話器をあげていました。

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