第5話

ななちゃんとアレンさんとエレンさんが話し終わって、夜ご飯を食べることになった。

「こちら今日の料理になります。」

「ありがとう。なずなちゃん、ゆっくり食べてね。」

「はい。」

料理を一口食べてみると、温かくておいしかった。

「あったかい。」

「そう、それはよかったわ。味はどうかしら?」

「おいしい。すごくおいしい!」

アレンさんとエレンさんはとてもうれしそうに笑った。

「よかった。ほら、もっと食え。」

そのあとは、色々なことを話しながら食べた。

いつもはしゃべりながら食べたら怒られていたのに...


次の日

「なずなちゃ~ん!今日は街へあなたの生活用品を買いに行きましょ~。」

私が部屋から出ると、エレンさんは抱き着きながら言った。

「せいかつようひん?」

「あなたがここに住むために必要なもののことよ。」

「わかった。」

『よかったな、なずな。なずなのためだけのものを買ってもらえるみたいだ。なずなのものだから誰かに譲ったり、シェアしなくていいんだ。』

「そうなの⁉私だけのもの!すごい!」

「ふふっ、さあ行きましょうか。」

「おう、いってらっしゃい。」

その言葉を聞いてなずなは首を傾げた。

「アレンさんはいかないの?」

「俺は仕事があるんでな、また今度一緒に行こうぜ。」

そして私たちは街へ馬車で言った。

『ほう、馬車なんだな。ますます、ここは俺たちがいたところとは違いそうだぜ。』

「そういえばあなたたちは何故魔獣の森に?やっぱり...」

『エレンが考えているようなことじゃないさ。多分俺たちは異世界から来た。俺たちの世界には、魔獣なんていなかったからな。』

それを聞いたエレンさんは、びっくりした顔をしていた。

「その話、帰ったらしっかりと聞かせてちょうだい。アレンも一緒に。」

『わかった。』

ガタッ

「奥様、なずな様、着きました。」

馬車から降りるとそこは、たくさんのお店が並んでいた。

「うわぁ~。お店がいっぱい。」

「嬉しそうでなによりよ。さぁ、こちらにいらっしゃい!まずはあの店に入るわよ。」

カラカランッ

「いらっしゃいませ。ブティック、ラノアへようこそ。」

「すみませんがこの子用の服を何着かオーダーメイドしたいのと、今何着か買いたいのですけど。」

「かしこまりました。ご案内します。」

私用の服を何着か買って、おだーめいど?をした後店を出て次の場所へ向かった。

「次はここよ。」

「いらっしゃいませ。インテリアショップ、リノスへようこそ。」

「ねぇ、なずなちゃん。あなたは何色が好き?」

「色?よくわからないけど、水色かな?」

「わかったわ。水色の家具はあるかしら?できれば可愛いのを。」

店員は少し考えた後、

「ございますよ。ご案内しますね。」

といった。

そのあとも、おもちゃ屋さんや靴屋さんなどに行ってそこでも色々と買った。

「はぁ~、たくさん買ったわね~。」

『そんなに買って大丈夫なのか?』

「そういえば言ってなかったわね。私たちの家は公爵家よ。」

・・・

『はあ⁉あんな口調なのに公爵なのか⁉』

「こうしゃく?」

「王族の次に偉い人ってことよ。アレンあれでも宰相なのよ。仕事中はちゃんとした言葉使いよ。」

『まじか、普通にもっと位が低いと思ってたぜ。』

エレンさんとななちゃんが話していること、少し難しくてよくわからないや。くらい?ってなんでろう?

そんなことを思ってたら、家に着いた。

「ただいま、ニナ。アレンは帰ってきたかしら?」

ニナは、メイド長のことだ。

「はい、帰ってきております。」

「ななちゃん?さっきの話ちゃんと聞かせてね?」

『あぁ、二人はもう知っていると思ったんだがな。』

「知らないわよ!」

そしてアレンさんのもとに向かった。

だが扉を開けると、アレンさんのほかにもう一人男の人がいた。

「ナ、ナタエル様‼この国を照らす我らが王に拝謁いたします。」

そう言ってエレンさんはカーテシーをした。


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