1章 4節
(1)
漠然とした不安を抱えたまま、一週間が経とうとしている。
いつ自分が失われるのか、その瞬間が来る兆候は何か、
大勢の人としての最期を見送り続けた果て、
悲惨な結末だけは手に余る程知っている。
人狼に噛まれた少年は一度目は少女の姿に変じ、
次に爪を受けた際に手足末端の変化といった段階を生じ、
劇的な外見変化を及ぼし、末期段階では精神変質を発症する。
そこまで進行してしまうと自分が誰だったのか、何者なのか、
自分を自分たらしめる記憶と感覚を失ってしまう。
この変質過程は昆虫に感染するウィルスと
非常に類似している点がある。多種の昆虫に感染する
ボルバキア菌は宿主を雌化させ交配を促す事によって
種を広めようとする特徴がある。
そして感染した昆虫は単為生殖を可能とし、
交配せず感染した次世代の子孫を残すという特徴を有する。
魔物たちはまず人間を女性化させ、その後に
外見、性質、感覚、最後に自我を侵食し改ざんする。
自分が今までに見てきた魔物への変化は
その順番が非常に多い。
今の自分は外見と性質が変じ感覚はかろうじて
男であった時のものを残しているといったところだ。
その証拠に左腕に出来た傷の痛みを覚えており
痛みを感じていないのに脳だけがそれを再起し
腕に筋肉の痙攣という形で現れる。
背伸びをした時、不確定に現れる背骨の激痛もだ。
心臓病の症状もまだ体記憶しているらしかった。
あれほど忌まわしかった症状が今では自分を保つ
指標の一つになっているのが腹立たしい。
もし病症を想起出来なくなれば
男としての精神の死が近い。
その次が、人間としての死だ。
(2)
裁縫台の前からサレナは立ち上がり、
ヘムロックの肩に服を宛がう。
「ちゃんとサイズはピッタリね。丈もいいわ」
こんなものを着せるつもりか、彼女は最初にそう思った。
ヘムロックの為に縫われた服は、サレナと揃いになっている。
ワンピース型のスカートと一体型になっているもので、
とても日常生活には向かない。大人でも重さを感じる。
何層かに分かれていて黒を基調に袖は二重で途中から白袖と
布の量だけでもかなり金がかかっている事が伺える。
この世界の単価として服自体がかなり高かった覚えがある。
おまけに幾層にも別れていてスカートに関しては
膨らます為に内側にもう一枚ある。
あまつさえコルセットで腰から背中まで紐で引き絞る
七面倒な構造になっていて一人で脱ぐのも着るのも
困難な構造をしていた。風呂の時など間違いなく難儀する。
ここまで服に手間をかける必要があるのか。
ヘムロックは怪訝な表情でサレナを見るが
気に入って貰えるかのような屈託なき笑みに目を逸らす。
「着てみるから、服持っててくれ」
ドレスのスカートの内側から入り込むように首を突っ込み、
体を押し込んでいく。5歳児の細い身体でもきつく感じ
背中に点在する金具が髪にしょっちゅう擦った。
何故ドレスに長髪が好まれたのかヘムロックは身体で知る。
もし髪が無ければ背中は擦り傷だらけだろう。
一分半もがきながら、ようやく顔を出し、一息ついて
次は右腕、左腕を袖に通して伸ばし、最後に髪を
服の中からずるずると引きずりだした。
その後、サレナはコルセットを締め上げていく。
これが予想よりきつく、無理に背を伸ばされて
まるで棒で背中を固定されているようだった。
「背中が固められてるみたいできつい…」
「使っているうちに布がなじんでくるわ。我慢してね」
本音はすぐ脱ぎたいのだが。今は従ほか無い。
無理やり服を着せられている猫や犬を思い出して
正直不本意ではあったが、生殺与奪をサレナに握られている。
そこまで強く我を出せそうにない。
(3)
「外に出る時は、これを履いてね」
次にサレナが渡してきた靴はドレスとは対照的な茶革の
スリップオンシューズ。厚く頑丈でヘムロックの好みだった。
今、外に出る時と言ったか…?何年かは家に軟禁される
そう思っていた彼女には信じられない吉報だった。
「外に出ていいのか?」つい思わず問うた。
「今は寒いから、家の周りだけにしてね」優しげに答える。
だが、すぐに彼女は懸念した。
五歳児で獣道しかない森を歩くのは自殺行為でしかなく
今の季節は冬。野外から食料を得ることも困難であり
狩をするなどもっての他、向こうもそれぐらいは把握しているか。
しかし、外出に制限が無いのは僥倖だ。これをきっかけに
村や町への移動の口実を作ることも出来るかもしれない。
まだこの身体ではまだサレナの同伴が必要だろうが。
外に出て、最初の一歩を踏み出した。
ヘムロックは1週間ぶりに外の空気を吸い上げる。
小さな胸に冷えた空気が入り込み、芯が冷えるのを感じ取る。
「危ないからあんまり遠く言っちゃだめよ」
一歩雪を踏むと、くるぶしよりも深く沈み、スカートの先が
雪に触れる。慣れないまま両手で丈を上げ、ゆっくりと歩いた。
ふくらはぎに雪が触れ、思わず悲鳴のような声が出る。
それを見て、サレナは微笑ましげに笑う。それをヘムロックは
無視して左右を見回した。
玄関扉から見た左右には道が走っていた。
最初にこの家を見た時、何を考えて近づいたか思い出せないが…。
過去を振り返る。北の道は森の最奥へと続いている。
まだあの怪物は生きていて、自分を探しているのかと思うと
ヘムロックは寒気と安堵を同時に走らせる不思議な気分になる。
本来は望まれない状況だが、今の所は手を出される事は無いだろう。
しかし本質は怪物の膝元にいるだけで、状況は好ましく無い。
(4)
「遊んだりしないの?」
後ろからサレナに顔を覗かれ、彼女は思慮から現実に戻った。
雪の上での漫然な考えを振るうように、頭から雪を払う。
だが雪に触れる感触も冷たさも無い。目の前を雪が流れていくのに。
「便利でしょ。服に汚れがついたりしないのよ」
後ろからヘムロックの手をとって前に手を翳かざさせる。
一枚の雪が、ヘムロックの小さな手に触れる瞬間にふわりと舞い上がった。
それに続くように何枚も舞い上がる花びらのように手のひらを避ける。
寒気の中に平手を広げているのに、指先に寒さを感じていない。
「どう?寒くも無いし汚れない。好きに遊んでいいのよ?」
雪で遊ぶ童心は残っていないが、この服は非常に便利だと思った。
一着しか無い雨具を他人に貸すことは出来るうえ、降雨による
体力の損耗を避けることが出来るだろう。
風を切る音がしたと思えば、顔にぶつかる感触が弾ける。
その不意にヘムロックは耐えられず、脚を取られて倒れる。
あおむけに見た白い空から静かに降る雪が、彼女の目の前で
舞い上がって左右に避けていく。
「せっかくだから、遊びましょう」
彼女の着ている服は降る雪は避けさせるが、雪球は避けてくれない。
顔にへばり付いた雪を払いのけ、肘を杖に顔を上げた。
「私に当てたら、やって欲しい事叶えてあげるわ」
いたずらに笑い、大手を振って当てるように示す。
まるで向こうの方が子供のようだ、彼女はそう思った。
(5)
子供の手のひらの大きさの雪球をサレナは軽く避ける。
重く雪を引っ掛ける丈のドレスを着ている割に目で追いながら
ほんの僅かに身体か顔を傾けて避ける。
いささか腹立たしいのはどれだけ正確に投げたつもりでも
子供の身体では力加減は頭で描くより乱雑で真正面に投げることすら
難しい。男だった頃、足元へ一直線に投げつけてぶつける事が出来た。
筋力に頼って物体の速度を加速させ、重力以上の推進力を持たせる。
だが子供の、それも五歳の少女ではまるでできるわけが無かった。
「どうする?降参する?」大人の余裕を見せるサレナの笑み。
子供よりも無邪気で大人気なく、そして的確に焦らしてきた。
引き下がるわけにはいかなかった。魔物が勝負に条件をつける時は
負けを認めると手酷い目に遭う事が多い。認めれば今の自分を保つ
記憶を取られてしまうかもしれない。ヘムロックは唐突な勝負に
冷静に当てる方法を考え始める。
相手は自分より遥かに優れた身体能力を持つ大人であり
雪の上を靴で軽々と歩ける。そして雪球を必ず目で追い、
軌道を予測して避けている。ならば、どうすべきか。
雪球を一つ、もう一つを後ろ手にして手を温めるふりをして
もう一つ作る。
「疲れちゃった?じゃあ、やめにする?」
「いや、まだやる」
右手に持った雪球を、振りかぶり野球の球のように投げつけた。
しかし、球はサレナの右側、二人分の間を抜けて飛ぶ。
それを目で追って見送る。当然、避けようともしなかった。
「あらあら、残念ね」これを最後と言わんとヘムロックへ
近づこうとした途端、サレナの左肩へ強く固められた雪球がぶつかり、
音を立てて崩れ落ちた。
最初に右手に持った雪球は直線に飛ぶように投げられ、
それをサレナは目で追う。その間に既に二球目が投げられていた。
後ろ手に隠した左手から、山なりになるように投げつた。
一球目と違い視線の上を飛び、サレナの視界には入らない。
当てるつもりの無い一球目、見えないように投げた二球目の時間差。
この変則的な投げ方ができたのは彼女が騙し討ちによく使っていたからだ。
「負けたわ…。避けきる自信があったのに……」
危機を乗り切り、安息の吐息と同時にヘムロックは雪に座り込んだ。
力が抜けおもいきりに尻餅をつき、雪が飛び散った。
(6)
気張りが抜け、自室の寝台にヘムロックは横たわっていた。
突然の魔物との勝負事で神経をすり減らし、凌ぎきった安寧に浸る。
後ろ手にコルセットを細い指で四苦八苦しながら外し、襟を広げた。
魔物との勝負はどのような形であれ、するべきではない。
魅力的な報酬を餌に、それ以上の代価を払う可能性が高いからだ。
彼女が彼だった頃の記憶の一つに老狐と名乗る者が現れた時があった。
人に近い姿をした魔物のうちの一種であり、人間の少女の姿に似ているか
あるいは擬態していると思わしかった。動物の狐に酷似した耳と尾を持ち
外延こそ年端もいかないが、仕草と佇まいは老齢者のような寡黙さが
人を惹きつけるか、警戒を促させた。
ヘムロックの前に現れた時、老狐はカードを使った賭けを迫ってきた。
「私とカード遊びで勝てたのなら、願いを一つ叶えてやろう。
だが、もし失敗したら私の願いを必ず聞いてもらう」
魔物の存在に人一倍警戒するヘムロックがその賭けに乗るわけが無かった。
だが、その後ろにいた痩せた男はそうではなかった。
ヘムロックが止めるのも聞かず、木箱の粗末な卓を挟んでの勝負が始まる。
奇怪な事に昼の街中であるのに、往来する人々は三人に見向きせず
声も届いていない。まるでその場にいないように。
魔女のような呪術を使われている事は明らかで、カードを使った遊びも
かなり怪しく見えた。山札を切っている手つきも、妙に速い。
老狐、男と互いに配られる札の裏が、積み込み(イカサマ)に使われる
菱形模様の札の輪郭を誤魔化しやすい模様なのが危険を伝えていた。
止める様に促そうにも、行き来する人々と同じように
痩せた男は声などかけられていないかのように札選びに集中していた。
老弧は、カードを扇形に並べて口元を隠して笑う仕草をした。
それは「黙って見ていろ」と「無駄」の意味合いに受け取れた。
そうでもなければ彼に行いを見せつけない理由が無い。
結果は一度目の勝負で決まった。想像通りの悲惨なもので、
恐らく一度勝利を匂わせて、絶望へ叩き落す為の嗜虐的な演出だった。
痩せた男が同種4枚のカードに対して、更に上位の同種4枚にもう一枚、
男のカードも格の高い役だったが、老狐は更に高い役だった。
愕然とする痩せた男に、老狐は陽炎のように立ち上がる。
その姿はまるで実体が存在しないように姿が波打つように揺れていた。
カラカラとした狐の笑いが響き、痩せた男に卓を越えて手が伸びる。
男の泣き叫びも助けを求める言葉も、往来する街の誰にも届かない。
掴みあげたまま、老狐はヘムロックを獣の眼差しで覗く。
「お前が良かったのだけれどこの男でもいいか」
そう言うと老狐は男を道連れに、霧のようにぼやけて消えた。
後に残るのは卓に使われた木箱と、呆然とする彼を怪訝に思う雑踏。
(7)
「あらあら、疲れてしまったのね。こんなに着崩しちゃって…」
サレナは床で眠りこけるヘムロックの服を整える。
「さぁ、起きて。疲れたならベッドの上で寝なさい…」
揺すられ、まどろみから目覚めたヘムロックは半身を起こす。
「少し、聞いていいか?」
「どうしたの?」
「雪球、当てられなかったら俺に何をさせるつもりだった?」
サレナは首を傾げて考え込む。
「そうねぇ…。私の事お母さんって呼んでくれるように頼んだかしら」
「やっぱり記憶を消すつもりだったんだな」
目を逸らして睥睨の吐息を流すと、サレナは悲しげな眼差しを送る。
「そんなことするわけないじゃない。どうしてそんな恐ろしい発想が出るの」
経験上、サレナの言葉を信じられない。今現在の男の人格は
女児には不相応だ。何より、自分ですら気持ち悪いと思うことがある。
男だった自分がここまで不快感を覚えるのなら、
それを産む形を取ったサレナにとっては計り知れない不快感だろう。
彼女は、彼としての考えでそう結論付けていた。
「確かに、記憶が残ってしまったのは私も想像してなかった。
でもね、産まれた形や、あなたの心までは否定しないわ。本当よ
だって、あなたはそういう形で産まれて来ただけだから…」
うわべだけ取り繕ったようにしか聞こえなかった。
身分を探り、食事の内容すら調べ上げ、足跡を辿って正体を探れる
周到な魔物が、自分にとって都合の良過ぎる回答をするはずがない。
懐疑するヘムロックは話を打ち切った。
「わかった。さっきの話の続きだが。“やって欲しい事を叶える”」
「そうそう、何かしてほしいことはある?」
(8)
いざ、願いを考えると優先するべき問題が蓄積している事に
気づかされる。例に漏れず、ヘムロックもそうであった。
人間に戻せ、というのが自分の率直な願いだ。
だが叶えるわけが無いのは明白で更に言えば
魔物に変じた人間が完全に戻った例を見たことも聞いたことも無い。
それにこの姿に変えられたのも特別な方法だろう。
記憶が残っているのも不慮の結果が副作用と見るのが妥当。
だが、心臓病に伴って老朽化した肉体よりは調子が良い。
深呼吸の際に背骨に針を刺したような痛みも無ければ
突然の頻脈で深夜に目覚めることも無い。
まずは男としての記憶を維持し続けられるようにするか。
彼女の考えは決まった。それを頼もうと口を開くと
「私が信用出来ないなら、一つじゃなくて二つ叶えてあげるわ」
言葉の罠かと思って、口を閉じた。
取引において、都合が良過ぎる言葉ほど、より警戒しなければ
ならない。解釈しだいではそれは罠にもなり得るのだから。
「いや、一つだけでいい。そうだな、少し話を聞いてくれるか」
ヘムロックは願いを変え、男だった頃にしょっていた背嚢を指差す。
「そこの中に入ってる本を取り出してくれ。詳しく説明する」
「まだこんな本が残っていたなんて…」
「その本は使い魔を生み出す為のものだ。一度使えば効果が切れるが…」
取り出させた本は、ヘムロックの顔馴染みが使い魔という存在にされる
原因となった本であった。その本の作られた年代は不明であり
彼がどれほど古書を調べ続けても製本された地域を見つけられなかった。
「あなたの友達が使い魔にされちゃったのね。…辛かったのね」
「戻せる方法はあるか?難しいとは思うが」
サレナは頷いた。
(9)
「この本には記憶を改ざんする術式が組んであるけど、完全じゃないわ
あなたが変えられる前のその人の事を覚えてるなら、記憶だけなら…」
「出来るならやって欲しい。明日にでも」
明日にでも、と言うとサレナは首を振った。窓を見やり、
「今の季節は無理よ。春までは待って。雪が融けるまでは
外に出て行くのは危険だわ」
大粒の雪と吹雪が窓に打ちつけ、窓枠を小刻みに揺らしていた。
「その間に今の自分の記憶が消えなければいいんだがな」
化粧台に見える少女に成り果てた自分の顔を見て、ヘムロックは言った。
「記憶が消えないようにするわ。だから今は我慢してね?」
相変わらずの都合の良過ぎる扱いに怪しさを隠せないが、
少なくとも行うべき二つの最優先の目的を達せられる。
魔物とはいえ、生活の大半を握られている相手に必要以上に反発するのは
賢くは無い。彼女は提案に妥協しその話を一応の信用をする。
「わかった。あんたを信じるよ」
「よかった。ちゃんと約束は守るわ」
仕切りなおしと言わんばかりに声を高潮させて、サレナはヘムロックの
服を整え直し始めた。
「着辛いならもう一枚服を作ってあげるから、ちょっと待っててね」
「出来れば普通のものにしてほしい」
コルセットの紐を後ろ手で弄りながら、彼女は言った。
(10)
「ところで、もうすぐお昼だけど、特別食べたいものはある?」
しばらく口に入れてないものをヘムロックは答えた。
「ジャーキーとペカン(ピーカンナッツ)のローストが欲しい」
随分変わったものが好きなのね、と言わんばかりの好奇な表情をされ
悪いか、と言わんばかりに睨み返した。
棒と板、二種類の形のジャーキーを口に入れて噛む。
塩気と肉の滋味が染み出し、舌に広がる。懐かしい味を噛み締めようと
強く顎に力を入れるが、中々噛み切れず右から左に移したり、
前歯で噛み切ろうとするが、想像以上に硬く、結局噛み切れずに
皿に戻してしまった。少女の姿になり、予想以上に顎の力が落ちていると
再認識させられているようで、げんなりとしてペカンを口に運んだ。
しかし、ペカンの方も異様に塩辛く、咳き込むほどに喉が痛くなる。
「……だめか」
味覚も変わっているらしく、好みだった塩気を受け付けなくなっていた。
自分がもう別人であると理解している。理解はしているが、しかし
意図していない形で突きつけられると、存在の無力さを自然の存在に
教え込まれているかのようで、気を悪くする。
そんな彼の気を使って、サレナはクッキーの入った皿を置く。
「あまり無理しないほうがいいわ。クッキーなら食べれると思うわ」
口に放り込むと、バニラの香りとくせのない砂糖の甘みがじっくりと広がり
問題無く食べられるが、半分ほど口に入れた時、
バニラの香りが大嫌いだった事を思い出し、彼女は再び微妙な気持ちになった。
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