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  • 忌憚のない企画より参りました

    感想
    不思議な喫茶店を舞台に、訪れる客たちがコーヒーを通じてそれぞれの切実な「真相」に触れるという、魅力的な現代ファンタジー(あるいはビターサスペンス)。各話のテーマ(円満・友情・愛憎・送別)がはっきりしていて、個人的にはそこが好きでした。

    各話のオチ(未来への繋がりや真相の意味)が非常に綺麗に決まっていて、特に第2話のアイビーの花言葉のシンクロや、第4話の25年後の親子二代にわたる消防士の絆は、とても良い。

    UMAなりの改善するなら
    コーヒー豆にお喋りさせるという設定が面白いので、豆を挽く瞬間の「ゴリゴリ、という硬い音」や、お湯を注いだときに「まるで豆がため息を漏らすように、ふわりと膨らむ泡」など、喫茶店ならではの五感の描写を強めると、お店の神秘的な雰囲気がより読者に伝わると。個人的には、私自身コーヒー好きで豆から挽いているいるのですが、豆をひいた瞬間の香りが一番好きなんですよね。
    そういった五感描写をもう少し強化するとよりよくなると感じました。

    例えば
    第一話
    「それではお作りいたしますね」
    そう言ってマスターがコーヒー豆を挽き始めた。ゆっくりとふんわりと漂う香りが紬季の鼻にやってくる。コーヒーは苦手なはずだったが、なんだか不思議にも香りはとてもよかった。
    「円満の豆、お挽きしました」
    そう言ってマスターが紬季の前に置いたコーヒーはとても美味しそうに見えた。


    UMA文
    「それでは、お作りいたしますね」

    マスターが古びた手動のミルに手をかけると、ゴリゴリ、と硬く、どこか心地よい音が静かな店内に響き渡った。紬季が先ほど打ち明けた真相を、硬い豆が一つずつ噛み砕き、咀嚼していくかのような、そんな音だ。

    間もなく、ふんわりと膨らんだ芳醇な香りが、目に見えない波となって紬季の鼻先をかすめた。コーヒーは苦手なはずなのに、なぜだろう、その香りは彼女のこわばった心を優しく解きほぐしていく。

    漆黒の粉に細いお湯が注がれると、まるで豆が深くため息を漏らすように、ふわりと、けれど力強く豊かな泡が膨らんだ。

    「円満の豆、お挽きしました」

    差し出された白磁のカップの中で、琥珀色の液体が静かに揺れている。それは今まで見たどのコーヒーよりも、優しく、美味しそうに澄んでいた。


    こういう文が好きなだけなので、今くらいさっぱりしてても全然いいと思います。
    文章がよりよくなるお手伝いになれたら幸いです。
    あくまで私の感想です。
    参考程度に

  • 雰囲気が最高だ!こういうお店でチルしてみたいです。

    作者からの返信

    読んでいただきありがとうございます!
    アイデアが降りてきた時、喫茶店にいました。

  • 最後に主人公が教師になる展開が素敵です。
    毎回主人公の変わるコンセプト大好きです。

    作者からの返信

    続けて読んでいただき、ありがとうございます!
    他人を思いやる気持ちは、時に他人の不幸すら呼び起こす。そう考えて書かせていただきました。
    ぜひ次の話も楽しみにしていてください。

  • 暖かい気持ちになりました。

    私の両親は仲が悪く、週の半分以上は喧嘩しており、幼いながらに心理的なストレスを感じていました。

    大人になった今、私も結婚や子供が現実的になり、色々考えてしまうことがあります。

    もし結婚できたら、このお話のように、
    喧嘩しても、出会った頃の気持ちを思い出して話し合うことができる、温かい家庭を築いていきたいものです。

    作者からの返信

    多くの方が経験されたことのある思いではと思い、第一話にこの内容を持ってきました。
    なかなか難しいのも現実ですが、円満に越した夫婦関係はないので、頑張っていきたいですよね!
    ぜひ今後も更新してまいりますので、ご一読ください!

  • 読ませていただきました!
    昔、自分の父と母も喧嘩ばかりとまではいきませんでしたが、喧嘩しているのが嫌いでした。
    なんだか身近に感じたと一緒に、父と母の馴れ初めも聞きたくなりました!

    作者からの返信

    身近に感じていただけたのは嬉しい限りです!
    今後も更新してまいりますので、ご一読ください!