崩壊したダンジョン世界を探索します

chest

「退屈だ。」


今日も何の変哲もない日常が過ぎ去っていく。日常というものは本来喜ぶべきものであるはずなのに、なぜ人はこうも変化を求めてしまうのだろうか、と『海野 宙』は意味もなく考えていた。


「平和ボケもあるのかもしれないなぁ。」


ここ百年近く日本が関わった大きな戦争はなく、そんなものだから戦争を体験した世代もほとんど生きている者はいない。宙も別に戦争とか大惨事が起こってほしいわけではなく、ただ何か興奮できる日常をぶっ壊してくれるビッグイベントを欲しているだけなのだが。


宙は少しでも日常を変えようと旅行などにも頻繁に行ってはみるが、日本国内だとどうしても日常の延長感がぬぐい切れず退屈している。それならば海外に行けばよいのだが、宙は『自発的に日常を壊す勇気』を持ち合わせていない。それに貯金もそこまであるわけでもない。


結局宙は怠惰なだけなのだ。自分から変えようとする気力はないくせに、ただ平和を享受するのには満足できない自分勝手な性格なのだ。


「いっそ世界一周旅行券でも当たればいいのに。」


そんなありもしない幻想にすがるしかないのが現状だ。


***


宙はその怠惰な性格から何をするわけでもなくずっと物思いにふけっていた。すると突然轟音がして宙の思考を現実に引き戻した。


「な、なんだ!?」


驚きつつもそこは日本人。しっかりと安全を確保しつつ、SNSやニュースをチェックし地震かどうかチャックをする。ただどうやら地震ではなかったようで、なんの情報も得られなかった。


それならば家の中で何か異常があったのではないかと確認しに行く。あちこちを確認していき、最後にトイレを確認したところ『そこにトイレはなかった』。


「な、なんだよこれ、、、」


あったのは地下へと続く階段だった。


宙はその階段が何かを変えてくれるような予感がした。


______________________________________


切りがいいので短めですがここまでです。後日加筆するかも。


誤字脱字修正受け付けております。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る