第6話 ファーストコンタクト
サルとの戦いからしばらく、また木に登ってジャンプからの滑空で移動していた。
飛びながら少し考えたんだけど、やっぱり私ってば闇夜に紛れて毒で弱らせてモグモグ食べちゃうっていうスタイルが正解っぽい。
あの魔術師のおっさんがそういう風に作ったのか、このミソロジーキャラクターをデザインした人の意図か、それともたまたま偶然噛み合ったのか分からないけど、多分私はそういう
あと元からそうだけど、人型だけど戦う時とか自然と動物的姿勢になるね 、別に人型要素要らなかったんじゃね?と思わないこともないけど、それはおっさんしか知らないだろう。
そんなふうに考え事しながら、たまに小鳥をおやつにしながらまっすぐ森を移動していると、森の景色に変化があった。
あれは...なんか森が開けてる?空間ができてるみたい。
空間に入る前の木に掴まって様子を伺おう。
森の中の開けた空間、そこには蔦に覆われた一軒家が建っていた。周りには小さめではあるけれど畑もあり、しっかり手入れされてる様で、何らかの植物も植わっていた。
...人がいる?こんな森の中に住んでる?
もうちょっと近くで見たいな...
「※※※!?※※※※※※※!?」
後ろから驚いて叫んでるらしき声が聞こえた。
しまった、後ろに居たのか...
振り向くとそこに居たのは三角帽子になんかやたらスケスケのローブを着たブロンドの髪を伸ばした女性、明らか魔女ですありがとうございます。
魔女さんは私に向かって杖を構えているけど、こっちの動きを見てるのかまだ魔法とかは使ってないみたい。
良し落ち着け、友好的に行こう。
大丈夫怖くないよ〜私一人しか人間食べてないよ〜
「あ〜」
「※※※!?」
敵意ないよーって声出して見たらすごいビビられてしまった。
うーん、どうしようかな...ヘソ天してみる?いやでも別に屈服したくないしなぁ...
あ、そうだこのまま寝てみるってのはどう?敵だと思ってないよって意思表示になるんじゃない?
ということでゴロンと横になってみる。
...翼が邪魔だなぁ。
「※?※※?」
瞼を閉じて様子を伺っていると、なにやら困惑してそうな声が聞こえた。
そうそうそのまま警戒をとくんだ!さぁ!
私は敵じゃないぞ〜...ぐぅ...
...
はいおはようございます。
まさかのゲーム内ガチ寝をしました私です。
あれからどのくらい時間経ったのかなぁ?
いざ瞼御開帳!
...ん?
眼前に広がる鉄製の格子、そして鉄製の床と屋根。
おっとぉ?これはもしかしなくても檻では??
とりあえず身を起こしてもうちょい周りを見てみよう。
檻の外はあの開けた森の一角で、一軒家の横に設置してあるらしい。そしてまだ明るい。
...いや、出るのは簡単なんだけどね?
だって寝てる間に垂れたらしいあの紫色体液で床溶けてるし...
でもとりあえずあの人を呼んでみよう...檻ガンガンしたら来るかな?
ガンガン!!オマケにもうひとつガン!
「※※※※!」
お、家から飛び出てきた、はろー?
「※※※、※※※※※?」
なんだかめんどくさいものを見るように何か言われた、だからわかんないって。
でもなんだか舐められてる気がする、もしかして大人しく捕まえられてると思ってる?ちょっと脅かしてみよっかな?
んべ...
「※※※!?※※※※!?」
体液で檻の一部を溶かしてみる、そしてそこを指さしてみる。
「※※※※?※※※※※※※?」
よし、ちょっと困惑気味だけどビビったみたい。やったぜ。
さてと、とりあえず私が何をしたいのか伝えないと始まらないよね、でもどうやって伝えるか...
うーん...
「...※※、『※※※※※※※』」
魔女さんが杖を突くとなにかの魔法が発動したのか空気の揺れ?みたいなものを感じた、魔法なのか魔術なのか言い方分かんないけど。
「あ、これでわかる?ダメならお手上げなんだけど」
え、言葉がわかる!なんで!?
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