応援コメント

すべてのエピソードへの応援コメント

  • この物語の「本質」とは、理不尽な喪失を抱えたまま、それでも生きて、受け継いでいくことだと思います。
    少年は兄がなぜいなくなったのか、最後まで理解できません。「明後日が祝い」と言われたのに、その祝いは来なかったのです。答えも、別れの言葉も、何もないまま、ただ兄の不在だけが残されました。
    でも少年は、その意味の分からない喪失を抱えたまま、兄と同じ舞台に立ちます。

    人生には、理由の分からない別れや、納得できない喪失がある。でも人はそれでも、残された何か、たとえば言葉、記憶、場所を頼りに歩き続ける。そして気づけば、失ったものを自分の中に宿し、別の形で生かしています。
    「見てますか、ネ兄」という最後の問いかけは、兄とともに生きているということを告げてけているのではないでしょうか。
    喪失は消えないけれど、それを抱えて舞台に立つ時、彼は確かにそこにいます。それが作者の書きたかったかとかと私は思います。

    作者からの返信

    とても丁寧に読み取ってくださり、ありがとうございます。
    理由の分からないまま残されるもの、そしてそれを抱えたまま立ち続けること――
    その部分にここまで思いを寄せていただけたことが、書き手として何より嬉しいです。

    「見てますか、ネ兄」という問いかけを、兄とともに生きているという在り方として受け取ってくださったこと、深く心に残りました。
    この物語に、これほど静かで確かな時間を与えてくださり、本当にありがとうございました。

  • ね、ネ兄の行方は分からず仕舞いなのですか…何処へ行ってしまったんでしょうねえ…ネ兄は…。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。
    ネ兄の行方は、はっきりさせないまま筆を置きました。
    それでも、気にかけていただけたこと自体が
    この物語にとっての「祝い」だと感じています。