応援コメント

すべてのエピソードへの応援コメント

  • なんと言いますか、今私は感情の混乱の中にいます。
    感想をすぐ送りたかったのですが、言葉にするのに時間がかかってしまいました。

    本編とは全く異なる、しかしどこかで共通しているもう一つのハッピーエンド。
    それがこの続編(番外編?)アナザーストーリーの本質でしょう。

    本編第5章では、圭兄さんが探偵役を務めました。鼎の必死の叫びが鏡に届きました。
    そのハッピーエンドが、いかに紙一重だったかを思い知らされます。

    アナザーストーリーの主人公は鏡ではなく大石大地君。凜とも鼎とも異なる、理論家で皮肉屋な彼が、初対面の直感で鏡を「美しい」と感じる。
    そして何もない部屋を見て「放っておけない」と決意する。
    30歳になった大地の思い出話として、それらが語られる。
    私ら読者が知っている鏡の過去を大地は知らず、ただ現在を観察するだけです。
    女装コンテストのあとの一場面を除けば、大きな破局も事件もなく、ただ時間が流れていく。しかしその静けさが、逆に「取り返しのつかなさ」を際立たせています。

    これは遠い世界の話ではなく、ほんの少しのすれ違いで誰にでも起こり得る未来です。

    挿入される両親の書簡がまた胸を打ちます。
    如何にご両親が末の息子を愛しているかが伝わってきました。
    本編でも息子を救うために死力を尽くしたお二人の、また違う一面を拝見できました。

    本編での主要なモチーフであった女装は、この章では鏡を悩ませ苦しめるものとして現れました。
    「女装姿を写真に撮られる」ことが鏡にとっては恐怖、トラウマとなっていたのでしょう。フラッシュバックによりパニックに陥った鏡を偶然救える場所にいた人物、それが大石大地なのだと思います。
    逃げた先で出会った大地との関係を、数年単位で積み重ねることにより鏡は回復できた。これがこの作品の分岐点の本質だと私は思っております。

    大地と同居し、実家に顔を出せるまで6年。
    そこから鼎と凜の結婚を聞き、過去を告白できるようになるまで更に3年。
    その告白の場面は、さらりと書かれてはいますが非常に重い場面でした。
    「辛かったよね」
    「うん」
    「でもこうやって人に話せる程度にはなったんだね」
    詳しく踏み込もうとはせず、鏡が語れる部分だけを聞く大地と、安心して寄りかかる鏡のとの関係の尊さと来たら!

    これが、二人が積み重ねた年月と関係の密度です。

    鼎にメールを送る鏡をハラハラしながら見守り、「ちょっと妬けてしまう」と告白する大地の愛情の深さよ。

    エピローグの大地の独白「縦糸と横糸」は、この作品の最も美しい場所ではないでしょうか。
    二人は恋愛をしていない。それでも不可分のパートナーになって同じ人生を歩いている。
    まさに「布」として織りなされたわけです。

    本編の、ディオゲネス・クラブで自伝を書いている鏡と、こちらで大地とカレーを食べている鏡。
    どちらがより幸せなのかは読む人によって異なるでしょうが、私はどちらも好きです。

    本編を否定するわけではなく、単なるif展開にもとどまらず、本編と同じ重量を持ったもう一つの必然であります。

    いろいろと支離滅裂ですみません。
    二つの世界線を見せていただいたことに、深く感謝いたします。

  • なんというか…良い湿度ですね。
    後半が楽しみです。

  • 最終章:回想As Time Goes By.への応援コメント

    なんと言うか……義兄弟と言う落としどころが見事だと思いました。

    そしてささやかながら確かに幸せな生活を送る鏡ちゃんの姿にホッとしています。

    ありがとうございました。

  • (やっと追いついた……)

    正直、ホッとしました。

    誰も逃げず、誰も他人を責めず、責任を引き受け、超展開にも頼らず、安易に「すべて問題は解決しました、めでたしめでたし」にもせず、それでいてここまできれいにまとめるとは。

    作者様の誠意と手腕に、まずは敬意を。

    圭兄さんがかっこよ過ぎます。番外編もよかったけど、最後の最後で主役を搔っ攫って行った感がありますね(笑)

    抗不安薬と就眠剤と3連休に頼りながらも登校する鏡くん。
    理玖お母さんの助言に従って「会えてうれしい」とだけ言った凜ちゃん。
    そっと背中に触れて温もりを伝えた鼎くん。

    3人を見送る沿道のコスモス。

    全てが美しい。お見事でした。

    (まだ完結していないんですよね。22日に何が起きるのか、今から楽しみです)

  • 思い切り鬱展開でしたね。

    鼎くんと凜ちゃんの関係を「知った」後の、鏡くんの「ははは」が悲しい過ぎる。

    今回は3人が一緒になるシーンがありませんでしたね。
    特に鏡くんは他の二人には一度も接触していない。
    そして教室で顔を合わせたとたんに倒れる。

    鏡くんの夏は終わったけれど、夏は「まだ終わっていない」とささやいた。

    ここからハッピーエンドはあるのでしょうか。

  • とうとうこの時が来てしまいましたね。

    鏡くんは薄い本の内容を自分に重ねて自分の未来を悟ってしまった。

    墓まで持って行くと誓った気持ちを凜ちゃんに伝えてしまった。

    凜ちゃんは健気に「構わないよ」と言ったのに、同じ言葉が全く違う意味で解釈されて、悪意がないのに傷つけてしまった。

    鏡くんに救いはあるのでしょうか。

  • ついにこの時が来ましたね。
    3人の関係がもう元には戻らない形で再定義されました。
    鏡くんも鼎くんも、自分の気持ちには気付いている。
    でもそれを口に出せない。相手に伝えられない。
    代わりに「保留する」
    こんな関係がそうそういつまでも続くはずがない。
    前回「不穏な空気」と申し上げましたが、まるでガス漏れのように滞留している。
    何かのきっかけで大爆発を起こすこと間違いなしです。
    読み進めるのが怖くなってきましたが、頑張って読みます。

    もう一つ、英語のサブタイがしりとりになっていますね。
    しかも内容とマッチしていて、さすがだと思いました。

  • 最高に胸がざわつきました。
    特に夕陽の教室でのキス寸止めは、2章後半の寝落ちをも上回る名シーンです。
    目を閉じた鏡に吸い寄せられるように鼎が顔を寄せ、そこへ凜が机を叩く「バン!」の音。
    この瞬間に3人の関係が決定的に変化したことを感じました。
    「俺もお前の魔法にかかっちまった」と言う鼎の台詞も胸熱です。
    凜の魔法が自分自身の恋を脅かす――この逆説が痛いほど美しい。
    動物園での鏡の不機嫌も、鼎の鈍感さも、全てが愛おしい。

    何か不穏な空気が漂って来た気もしますが、3人の関係がこの先どう展開するのか、目が離せません。

  • まさかシャボン玉ホリデーネタをブッコんで来るとはwww

    それはそれとして、鏡くんはもう戻れないところまで来てしまいましたね。
    凜ちゃんの執着も恐ろしいレベルに達していますし。
    鼎くんは自分が鏡くんに恋してると自覚したようですが、この後どう動くのでしょうか。

    目が離せません。

  • これは……番外編と言いながら、本編を補完する主題の裏打ちではありませんか。

    泣けました。
    圭兄さんのモノローグにではなく、試合の結果にでもなく、鏡の「また明日」の言葉にです。

    もう一度申し上げます。
    これはただの番外編ではありません。
    本編の心臓の鼓動を、別の角度から聞かせる重大な1篇です。

  • 凜ちゃんの魔法が確実に鏡くんを変えつつある。
    でもそれだけじゃなくて、鼎くんも、凜ちゃん自身も変えつつある。
    尊い(てえてえ)連打は笑いましたが、3人の関係に重大な変化をもたらす魔法ですね。
    続きも頑張って読みます。

  • 作者さん、うる星世代ですね?

    それはさておき、同じ場面が三者三様の意味を持つ構成は、三角関係が単純なコメディーには終わらないだろうと予感させてくれます。
    読むのが遅いので追い付くまで時間がかかると思いますが、がんばります!

  • 鏡くんが昔の自分のようで、読んでいて心が痛みます。
    しかし必ず救いはあると信じております。