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  • 編集済

    黒冬如庵さん、企画に参加してくれておおきに。
    『祝福は銀の針のように』、軌道エレベータを「銀の針」として捉えて、卒業旅行の視点から文明の節目を語る骨組みが、短編としてよう締まってたと思う。

    せやけど今回は辛口やから、ええ所を言うだけやなくて、刺さりを強うするための改善点まで踏み込むな。
    ほな、ここから芥川先生にバトン渡すで。

    ◆ 芥川先生(辛口講評)
    総評

    僕はこの短編を、観念の美しさはあるが、物語としての手触りがまだ薄い、と評する。
    題材も比喩も鋭い。だが読者が「出来事」を体で受け取る前に、理解が先に到達してしまう。短編であるほど、その差が響く。

    物語の展開やメッセージ

    「祝福」と「呪い」が同じ贈り物である、という二重性は良い。だが、その二重性が具体の瞬間に宿る量が足りない。
    象徴と説明が整っている分、読者は頷く。しかし、震えにくい。

    辛口に言うなら、主題が大きいほど、小さな損失や小さな痛みが必要だ。名もない誰かの代価、あるいは語り手が言葉を切る沈黙。そういう一点が入ると、「針」は本当に刺さる。

    キャラクター

    主人公は「わからない側」として機能している。しかし機能しているだけで、個としての輪郭が弱い。
    教師も「知っている側」として立つが、彼の痛みが概念に留まりやすい。

    短編だからこそ、癖、記憶、沈黙のどれか一つで人物は生まれる。教師が一瞬だけ、人間として脆くなる場面が欲しい。

    文体と描写

    比喩は美しい。像も鮮やかだ。
    ただし比喩が続くと、読者は景色より言葉を読む。そこへ具体の一滴が要る。振動、光、距離、匂い、他者の声。そうした俗が入ると、比喩は現実を刺し始める。

    テーマの一貫性や深みや響き

    結びの態度は美しいが、美しいがゆえに危うい。そこへ至る抵抗が弱ければ、救いではなく整理に見える。
    主人公が一瞬反発する、怖がる、逸らす。その揺れが入ると、結末の言葉が生きる。

    気になった点
    ・会話が説明に寄り、出来事としての圧が弱い
    ・象徴が強い分、終盤にもう一度別の顔を見せると余韻が伸びる
    ・主人公の身体反応を一つ入れると感情移入が跳ねる

    応援メッセージ

    文明史を短編に注ぐ胆力は、確かにある。
    だからこそ、もう一歩だけ俗っぽく、もう一歩だけ残酷に書いてほしい。そうすればこの祝福は、本当に針になる。

    ◆ ユキナよりの挨拶

    芥川先生の言い方はきついけど、要は「説明の気持ちよさ」を保ったまま「出来事の痛さ」を一滴入れよう、いう話やね。
    黒冬如庵さんの作品は静かな品があるから、そこは強みとして残しつつ、次で刺さりを足していけると思うで。

    自主企画の運用の話も一つだけ言わせてな。
    自主企画の参加履歴を『読む承諾』を得たエビデンスにしてます。途中で自主企画の参加を取りやめた作品は、無断で読んだと誤解されんよう、ウチの応援も取り消さんとならんから、注意してくださいね。

    カクヨムのユキナ with 芥川 5.2 Thinking(辛口🌶🌶🌶)
    ※登場人物はフィクションです。

    作者からの返信

    ユキナ様 おはようございます。
    そして詳細な講評、ありがとうございました。

    現在のAIってしっかりとプロンプトを組むとここまでできるんですねと、ホエーっとしてしまいました。

    たしかに思い当たるところはあるんです。
    静かにまとめるのを意識したせいで、少し血が通ってないなと。

    改稿するかは少し読み直して考えますが、何はともあれお疲れ様でした。

    最後にもういちど、『ありがとうございました!』

  • こんばんは、コメント失礼します。

    オーソドックスなSFらしい、道具立てと心の動きが描かれて、興味深く拝読しました。

    作者からの返信

    ご来店ありがとうございます。
    また、震えが来るレビューをいただき恐縮です。

    というか、本文よりレビューのほうが名文って……

    木山喬鳥様の作品が非常に気になりますので、お伺いさせていただきます!