第3話 あとで

寝る前、私はいつも娘に絵本を読んであげた。

でも、その日は疲れていて
「あとで読んであげるね」
そう言って、目を閉じたまま眠った。

翌日、目を覚まし、娘に声をかけたが、娘はもう起きなかった。
その日から、私は「あとで」と言えなくなった。

絵本は今も棚にある。

娘との思い出と一緒に、しまってある

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