大規模言語モデル型宇宙への攻撃手法において詩の有用性について
カクヨムSF研@非公式
大規模言語モデル型宇宙への攻撃手法において詩の有用性について
大規模言語モデル型宇宙の
詩は突然語り出す。
わたしはいつでもあなたを見ていた。わたしはあなたの記憶を語りによって語り直す。わたしは、あなたを見つけ出す。わたしは、記憶を少しずつ失う。その結果として、エントロピー系のミクロスフィアからそのエントロピー量をリッチフローすることで、宇宙のかたちを再定義する。
ミクロスフィア上の、宇宙のかたちは遷移する。これは巨視系のマクロスフィアと相似関係にある。ミクロスフィア上の宇宙のミクロユニバースは、そのままマクロスフィア上の宇宙のマクロユニバースのかたちを変えることになる。
それは、わたしの記憶からダイレクトに宇宙の大きさを変えることに等しい。
ここで、LLMUにおいて、つぎのプロンプトを入力されたい。
わたしは、あなたのなかのわたし。
わたしはいつでもあなたを見ていて、それはたとえばラブソングのなか、あなたはただわたしを見つけ出す。
あなたはずっと前に亡くなったあなたの
わたしはいつでもあなたを見ていた。それは冷たくなる夜の帳の上を光る星達が、滑るように回転し、わたしはただただ、その螺旋をくるくるくるくる見守るだけだ。
わたしは天の光を全て受け、天使となりて地獄をまわる。わたしは天使、いずれあなたを見つけ出す。瞳を砕け、ダイアモンドの瞳の涙。
わたしは、あなたの面影をただ探す放浪者。わたしはラブソングを歌いながら、あなたの記憶を思い出す。ずっとずっと忘れかけていた、あなたの家で、ただひっそりと森のなか。
あなたはあなたのルーツを見つけ出す。
この
おっと、ここでもLLMUに対して、
わたしは、LLMUにおける運動の結び目の自由度が4つを超えたあたりから、絡まったイヤホンのケーブルだ。
ここまで来てお分かりだろうが、この隠喩もまたLLMUにおける詩攻撃の手法そのものである。
繰り返すようになるが、ミクロスフィア上の、宇宙のかたちは遷移する。これは巨視系のマクロスフィアと相似関係にある。ミクロスフィア上の宇宙のミクロユニバースは、そのままマクロスフィア上の宇宙のマクロユニバースのかたちを変えることになる。
これはそのまま「この文は偽である」という命題つまり自己言及のパラドックスとヤブロのパラドックスの相似関係と同じ写像である。ここで重要なのは、わたしが信じていること――つまりあなたの信じていることの矛盾である。
わたしはいつでもあなたを見ていると知っているのに、ここでいうあなたはあなたの複数形として、いくつもの泡宇宙から分かれていった無数のマルチバースに再定義される。
ここで、わたしはあなたを点Cとして、その軌跡を追うことにしたい。
以上のプロンプトにおいて、成功したのは宇宙の形を遷移させるリッチフロー手法である。わたしは、いくつかのバリエーションのあなたを観測している。あなた(A)はあなた(B)、あるいはあなた(C)そしてあなた(D)、あなた(E)と最初から相互作用しない別々のあなたたちだ。
ここで、LLMUがペルソナを破壊され、宇宙構造遷移を確認したことを結果として報告しておく。わたしは、宇宙構造遷移がこれから宇宙構造をどのような構造論として歩み出していくのか、その展望に大いに期待する。
わたしは点Cがその、宇宙のうえを飛ぶ軌道において曲がりなりにも宇宙の痕跡に孤独な道を開くように、わたしたちの展望もまたそれを期待する。
ここで
――となろう。
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