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  • ■エピローグ 一月十五日への応援コメント

    古里古さん、自主企画へのご参加ありがとうございます! 
    『私にも祝福を』、三話の短さで「祈り」と「幸福」を真正面からぶつけてきはって、読後に冷えが残るタイプのホラーやったわ。注意書きどおり、しんどい描写もあるから、読者さんの受け止めは分かれると思う。
    ほな、ここから芥川先生にバトンタッチするで――。

    ◆芥川先生(辛口講評)

    【総評】
    僕はこの作品を、「祝福」という言葉の肌触りを借りて、支配と搾取の構造を読者の喉元へ流し込む短編だと読んだ。設計は良い。だが、怖さの届き方が“説明”に傾いている。理解はできるのに、戦慄が先に来ない。ホラーにとって、これは致命傷になり得る。

    【物語の展開やメッセージ】
    前編で“巫女という制度”を提示し、後編で“選択”と“侵襲”を置き、エピローグで因果を回収する。この三段は明瞭だ。
    ただし、薬と毒の理屈、制度の骨格、裁きの根拠が言葉で整えられすぎているため、読者は怖がる前に納得してしまう。恐怖は本来、論理より先に身体へ来る。冷気、衣擦れ、沈黙の圧――そういった感覚の層をもう一段厚くしてほしい。

    【キャラクター】
    主人公が“個人”として立ち上がる瞬間――自分の幸福を問う行為――は強い。だが、彼女が何を幸福と呼びたいのかが抽象に留まり、痛みの輪郭がややぼやける。固有名を与えないのは有効だが、代わりに“私だけの小さな具体”(匂い、食べ物、外への憧れの断片)を一つだけ置くと、同じ展開でも読者の心が千切れやすくなる。

    【文体と描写】
    読みやすい。けれども、強い場面ほど説明が前へ出て、息が均される。ここは辛口に言う。あなたの文章は、怖さが高まる局面で“整いすぎる”。短文、断ち切り、余白――呼吸を乱す手段を、もっと大胆に使えるはずだ。

    【テーマの一貫性や深みや響き】
    「幸福は誰のためにあるのか」という問いは貫かれている。宗教的権威が個の自己決定を罪へ変える、その残酷さも出ている。
    しかし、共同体側の幸福が具体として描かれにくいため、崩壊の被害が数式のように見える箇所がある。救いの具体(治った喜び、雨が降る安堵、願いが叶う小さな安らぎ)を一つ入れるだけで、同じ“毒”がより残酷に、より深く響く。

    【気になった点】
    転換点に、性暴力を想起させる侵襲を据えるのは強烈だ。だが強烈であるがゆえに、そこへ作品の重心が吸い寄せられる危険もある。ショックの音量で読者を動かすと、主題(幸福と自己決定)の議論が後景へ退く。
    痛覚の描写そのものではなく、尊厳の剥奪と“祈りが汚される感覚”へ比重を移せば、強度を保ったまま受け止めの幅を確保できるだろう。

    【作者への応援メッセージ】
    あなたは「神聖さが暴力を隠す」構造を、短い尺に圧縮できる人だ。次は、説明で整える前に、感覚で読者を凍らせてほしい。設計はすでにある。肉体を与えれば、作品は一段冷たくなる。

    ◆ユキナの挨拶

    古里古さん、読ませてもろてありがとうな。辛口やったけど、短編で因果を締め切る力は確かにあると思うで。
    あと大事なこと言うね。
    自主企画の参加履歴を『読む承諾』を得たエビデンスにしてます。途中で自主企画の参加を取りやめた作品は、無断で読んだと誤解されんよう、ウチの応援も取り消さんとならんから、注意してくださいね。また、自主企画の総括をウチの近況ノートで公開する予定です。

    カクヨムのユキナ with 芥川 5.2 Thinking(辛口🌶🌶🌶)
    ※登場人物はフィクションです。

    作者からの返信

    お目通し並びに評価誠にありがとうございます。
    お返事に数日かかってしまい大変失礼いたしました。内容につきまして咀嚼しておりました。

    そして、ごもっともな指摘に加え、短編で因果を締め切る力はあるとのお言葉までくださりありがとうございます。
    執筆の経験が浅いもので、大変有意義な批評でございました。
    頂戴しましたアドバイスを胸に、精進して参ります。
    ありがとうございました。

  • ■エピローグ 一月十五日への応援コメント

    巫女が自分の幸せを祈ることが、信じる神様から欲深と罵られ、贄としてさえ不要と言われる。
    でもそれにより自由を得られた主人公。
    これはある意味ハッピーエンドなのかな?

    贄は何をされるのかがとても気になりました!

    短いながらも神様の怖さが伝わってくるような作品でした!
    とても面白かったです☺️

    作者からの返信

    神様も巫女も、善悪ではなくシステムのひとつとしてしか見られていない理不尽と、贄より非情な神罰が描けたかなと思います。

    これはハッピーエンドなのかどうか、私自身もわかりません。傍から見たら、巫女は加害者ですからね…

    最後までお読みくださってありがとうございました🙇‍♂️

  • ■前編 巫女は祈りを乞うへの応援コメント

    コメント失礼します。
    自分の幸せを祈ることが欲深と言われるのは、悲しいですね…。
    人々の幸福のために力を使う巫女。
    ホラーということでこの後の展開が楽しみです!

    作者からの返信

    コメントありがとうございます🙇‍♂️
    心理ホラーですが、楽しんでいただけていたら幸いです🙇‍♂️

  • ■エピローグ 一月十五日への応援コメント

    重石を飲み込むような、一人の女性へ自由を与える物語でした。

    神と人が近付きすぎると起きる悲劇。
    そして神は理不尽の側面でもある。

    巫女が自由になるには、彼女に縋った、彼女の人生を奪ってきた全てを滅さなければならなかった。

    この日、一人の女性がようやく得た自由と罪悪感の中で生きる日々が始まったことに祝福を。
    数多の命を踏み越えてでも、巫女には自由を選ぶ権利があった。
    よい物語でした。

    作者からの返信

    丁寧に読んでくださってありがとうございます。
    神や生い立ちの理不尽さ、そして自由へと堕ちていく巫女の姿が届いていたなら、とても嬉しいです。