どうだったかは、自分で、答えてね!

 それで、次のお休みの日。


 ウチは、れいくんを連れて、下着店へGO!

 もちろん、行く先のお店は、結婚記念日に、白いレースのブラ&ショーツを買ったときと同じお店だよ♡


 ウチは朝からテンションMAXだったけど……。

 怜くんは……まあ、いつもの照れ屋さんモード全開だったんだよね。


 だから、家を出る前も、怜くんはリビングで完全にうつむいちゃいながら、

「ねえ、ほんとに……ボクを、下着店に連れてくの……?」

 って、泣きそうな顔で言ってきた。

 もうその表情がカワイすぎて、それだけでも、ウチのニヤニヤが止まらない♡


「決まってるじゃん? だって、怜くんが、自分で次を選ぶって、約束してくれたんでしょ?」

 ってウチが言うと、怜くん、

「それは……美咲ちゃんに、言わされただけで……」

 って、小声で抵抗してくる。


 ここでウチ、いつもの必殺技を発動!

「えーん、怜くん、ひどいー! ウチのワガママ、聞いてくれないのー?」

 って、ガチ泣きモード(もちろん、ウソ泣きだけど!)でせまったら、怜くん、すぐにあわてて、

「わ、ま、ま、待って! 美咲みさきちゃん、泣かないで! 行くよ……行くから……!」

 って、あきらめちゃった♡


 ふふーん、怜くんのおかげで、ウチのウソ泣きスキル、めっちゃ上がった気がする!


 ――え? 他にうまくなったこと、あるのかって?

 もちろん、たくさんあるけど……それを具体的に言うのは、ちょっとはずかしいから、ゴメンね?


 結局、怜くんはウチと手をつないで(ウチが強引に、つないだんだけど)、家を出て、下着店へとお出かけした。

 その行く途中も、怜くんは「ほんとに……行くの?」って何回か聞いてきた。

 だけど、ウチが「行くに決まってるじゃん♡」って笑顔で返すたび、怜くんは真っ赤になってうつむいちゃって、もう最高にカワイイ!


 お店に着くと、前と同じ、甘い香りとキラキラ照明がウチらを迎えてくれて、ウチのテンションは、さらにアップ♡

 怜くんを見ると――ウチの後ろに隠れるみたいにしてて、まだ覚悟が決まってない感じが全開だった。

 けど、それでもちゃんと、ウチについてはくれていて、結局、ウチに手を引かれて(てか、引きずられるように?)お店の中へ入っちゃった。


 そしたら、なんとも運がいいことに!

 結婚記念日のプレゼントを選んでくれた、あの若いお姉さんの店員さんがいた!

 その店員さん、ウチの顔を見てすぐに気づいてくれたみたいで、

「あ、あの時の!」

 って、ニコニコしながら声かけてくれた。


「もしかして、覚えててくれてます?」

 ってウチが返すと、

「もちろんです! お誕生日と結婚記念日の、とってもステキなプレゼントでしたよねー♡」

 って、元気よく言ってくれた♡


 それで、店員さんが、まだ、ウチの後ろに隠れるようにしてる怜くんを見て、

「え? ひょっとして……この方が、旦那様ですか?」

 って聞いてきて、ウチは即答!

「そうです! 怜くん、っていいます♡」

 って、怜くんをウチの前に引きずり出しながら、紹介した。


 怜くん、顔を真っ赤にしてうつむいちゃってるけど、店員さん、目をキラキラさせて、

「もう……想像通りというか、想像以上に、ステキなご主人ですね! めっちゃ細くて華奢きゃしゃで……それに、とってもカワイイ♡」

 って、ベタめしてくれた!


 そのおかげかな? 怜くん、

「か、カワイイって……」

 って、ますます赤くなって、さらに下を向いちゃったけど、下着店に入ってはずかしいっていう気持ちは、少しうすれてくれたみたい♡


 店員さんも、あいかわらずノリがよくて、

「今日は、洗い替えですか? それとも、新しく別のものを、選びます?」

 って、すぐに察してくれた。


 それでウチは、

「洗い替えなんですけど、できたら、新しく、別のを選びたくってー」

 って、元気よく、店員さんに伝えた。


 そしたら店員さん、

「前に買っていただいたものは、気に入っていただけましたか?」

 って聞いてくれたんで、ウチは、ニヤニヤしながら、

「ほら、聞かれてるよ? 怜くんが、どうだったのかを、自分で答えて?」

 って言いながら、怜くんのおなかを、ひじでツンツンしてあげた。


 怜くんは、ずっとうつむいたままで、何も言えなくて……

 その様子がまたカワイらしくって、ウチのが、またガツンと強く押されちゃった♡

「どうしたの、怜くん? ほんとの感想、言っていいんだよ?」

 ってウチは、ニヤニヤしながら追い詰めてあげた。


 怜くん、顔を真っ赤にしたまま、

「ほ、ほんとのって……」

 って、声が震えてて、どんどん赤くなっていくの。

 もうその反応だけで、ウチの興奮がヤバいレベル♡


「ほら、言ってごらん? あの夜、どうだったのか♡」

 ってウチは、さらに甘く耳元でささやいてあげた。


 怜くん、これ以上、自分が黙ってると、もっとはずかしいことをささやかれると思ったんだろねー。

 肩をビクビク震わせながら、なんとか

「き、気に入り……ましたっ……!」

 って、ほとんど消え入りそうな声で、完全に言わされちゃった♡


 そのあまりのカワイらしさに、ウチはマジで、気絶しそうになった!

 また視界がチカチカして、ひざはガックガクになっちゃってて……


 ――でもイケない! 今日の本当のお楽しみはここから!

 っていう強い思いだけで、なんとか倒れずに立っていられてるんだー。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る