殺し屋シュウ 野沢尚
マル暴に努める粗野で気障な父と絵本の挿絵師の母との間に生まれた子が、父親殺しを皮切りに殺し屋への道を進み、殺し屋として依頼をこなしていく、ジャンルイはなにに分類されるんだろうか。ハードボイルド?
とにかく人間味あふれる架空の殺し屋を描いた小説です。
この作品の著者である野沢尚さんは脚本家として名声を博しており、天才という方も多くいたようです。ですが動機不明の縊死で亡くなっており、非常に悼まれます。
自分は時々疑問に思うのですが、どうして急に死を選んでしまうのでしょうか。その辺りの心理を理解できるようになれば、物書きとしてもう一段階成長できるような気がするのですが、よくわかりません。
著者の作品の数々から死を選ぶ心理というものが見通せるのなら、自分は見通してみたいものです。
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