第32話 【悲鳴】麦の襲撃!!!

美緒と別れた麻里は、麦の暴走が現実の危険を伴うことを理解し、すぐに須藤にLINEで連絡しました。


麻里

須藤くん、偶然美緒と出くわしてご飯してきた!須藤くん、最近テニス部抜けて麦ちゃんのことブロックした?


須藤

あぁ。したよ


麻里

それで麦ちゃん暴走してるみたいで、須藤くんの職場と家知ってるから、、気をつけた方がいいって、連絡手段なくなったから乗り込むんじゃないかって、、


須藤

え、、まぢで??


須藤は、麦の執着と悪意を痛感していましたが、自宅への乗り込みという現実的なストーカー行為に発展する可能性に、激しい動揺を覚えました。麻里からの警告は、彼にとって危機的な状況を意味していました。


その日は木曜日で、夜間は特に何も起こりませんでした。

おそらく次の日仕事の日に実行したくなかったのでしょう。


次の日の金曜日、麻里と須藤は共にテレワークでした。須藤は、終日在宅で仕事を続けていましたが、夜になり、退勤した20時を迎えたとき、事態は動きました。


ピンポーン

こんな時間に、誰かが須藤の自宅に来たのです。

※しかも実家なのに


須藤は、麻里からの警告を思い出し、それがむぎである可能性が極めて高いことを悟りました。彼は、自分の身に降りかかる報いとなって現れた事実に、激しい恐怖を感じました。


自宅のインターホンが鳴り、扉の穴から覗くと、背の低い人影は多分麦でした。須藤は、恐怖に駆られながらも、すぐに麻里にLINEで状況を報告しました。


須藤

麦ちゃん来た、、


麻里は、須藤からのメッセージに即座に反応しました。 


麻里

え??


麻里はすぐに須藤に電話をかけました。

その間も、麦は玄関先で大声を上げ続けました。


あーけーて!すどう!!


須藤は、このままでは近所迷惑になると判断し、意を決して扉を開けました。しかし、扉を開けた瞬間、麦は須藤の予想を遥かに超える行動に出ました。


扉を開けた途端、麦は須藤に抱きつき、須藤の部屋のベッドに一緒にダイブしました。

麦は須藤に抱きつき、無理矢理キスをしました。

須藤は、状況の急変と力ずくの行為に、完全にパニックになりました。


須藤

え?!ぁ、、ぁ、ぁ


麦は、須藤の服を無理やり脱がそうとしました。


ブロックするなんてひどい!あたしら友達でしょ??


須藤は、自分が過去に麻里さんに向けた**「一方的な欲望」の恐ろしさを、今度は被害者**として体験することになりました。


須藤

た、たすけて、、


この須藤の必死な助けを求める声とうめき声は、麻里さんのスマホに繋がった電話越しに、全て聞こえていました。

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