4 届かない想い―またねとしか言えなくて―

今日は部活の引退試合があった


『俺、遠くに引っ越しするんだ』


俺がそう言うと


『そっか』と君は言う


その素っ気ない一言は俺を恋愛対象として見ていないとわかってしまう



『またね』

なんて曖昧な言葉はまたどこかで会える気がしたから


君は部活が大好きできっと恋愛なんかしない人だ


だからずっと伝えられないままだ


『次に会えるのはいつになっちゃうのかな』

隣にはもう居ない君にそう問いかけた

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る