第28話 鉄拳の処方箋:隠蔽のオペ室
「ケツキック」の次は、さらに許しがたい**「命を軽んじる隠蔽体質」**への鉄拳制裁ですね。
西園寺(元部長)の没落後、物語の舞台は、彼が泣きついた「身内の病院」へと移ります。そこには、西園寺以上に傲慢で、重大な医療ミスを「運が悪かった」で済ませる最低な外科医がいました。
西園寺が噴水に突っ込んだ際、運悪く(あるいは自業自得で)複雑骨折した足を運び込んだのは、彼の従兄弟である院長・神宮寺が経営する私立病院だった。
「佐藤さん、あそこの病院はやばいですよ。裏でミスを金でもみ消しているという噂です」
情報通の元同僚から連絡を受けた私は、ある「確証」を持って病院へ向かった。実は、私が派遣される前に勤めていた医療機器メーカーで、神宮寺が最新機器の操作ミスで重大な事故を起こし、それを私のせいにしようとした過去があったのだ。
病院の裏側
院長室に乗り込むと、そこには西園寺と、白衣をだらしなく着崩した神宮寺が、高級ワインを回しながら笑っていた。
「おい神宮寺、あの佐藤って女、さっき受付で見かけたぞ。追い返せ!」
「ハハハ、西園寺さん、安心してください。ここは私の城だ。逆らう奴は『医療ミス』のカルテでも捏造して社会的に抹殺してやりますよ」
神宮寺は、かつて自分が起こしたミスで後遺症に苦しむ患者の資料を、ゴミ箱に捨てながら鼻で笑った。
爆発する正義
私はドアを蹴破るようにして入った。
「神宮寺先生。その資料、捨てさせませんよ」
「なんだ貴様! 警備員を――」
神宮寺が受話器を取ろうとした瞬間、私はデスクを飛び越えた。彼が吐き出した「命を道具にする言葉」が、私の導火線に火をつけた。
「命を、何だと思ってるんだッ!!」
私の右拳が、神宮寺の歪んだ鼻柱に真っ直ぐ突き刺さった。
――メキッ。
鈍い音と共に、神宮寺の身体が椅子ごと後ろにひっくり返る。ワイングラスが砕け、真っ赤な液体が彼の白い顔を染めた。
「がはっ……!? あ、鼻が……私の、医者の顔がぁ!」
最高のトドメ
腰を抜かして震える西園寺と、鼻を押さえてのたうち回る神宮寺。私はスマホを掲げた。
「今の暴言と、あなたが隠蔽しようとした過去のミス、すべてライブ配信させてもらいました。視聴者はすでに数万人を超えていますよ。今ごろ、厚生労働省と警察も動いているはずです」
二人の顔から血の気が引いていく。
「暴力はいけないって? ええ、これはただの『緊急処置』です。あなたの腐った性根を叩き直すためのね」
病院の廊下には、事態を察知した被害者家族たちの怒号と、警察のサイレンが響き渡り始めていた。
まさに「痛快な一撃」となりました。
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