第1話 声は小さく、恋はゆっくり。への応援コメント
物語の雰囲気や情景描写がとてもスムーズで、読んでいて心地よかったです。体育館の冷気や、能の静寂が肌に伝わってくるようでした。
能楽には詳しくない私ですが、文字を通して、あの瞬間の息遣いと美しさに触れた気がします。
静かで、でも熱量のある文章に引き込まれました。二人の物語がどう動いていくのか、続きを待っています。
作者からの返信
読んでくださってありがとうございます。
能の静けさや、あの空気の重なりを感じ取っていただけて、とても嬉しいです。
二人の時間は、まだゆっくりですが確かに進んでいきますので、続きを見守ってもらえたら幸いです。
第6話 静かな図書室で、声は小さく、恋は寄り添う。への応援コメント
舞は瞬間そのものです。時間と空間の中に現れては、物理的な痕跡も残さず、まるで幽霊のように消えてしまう。
だからこそ、“能=心の保存装置” という言葉が、静かな図書室の空気に深く響きました。
物理的な形は残らなくても、そこには確かに心が宿っていた。言葉にならない視線、指先の震え、ふとした姿勢。消えてしまいそうなそれらすべてが、“橋掛かり” という名の長い時間を渡って、今、私の目の前へ大切に運ばれてくる。
それは、目に見えるものだけが真実ではないと教えてくれる、とても優しい時間でした。はっきりしないのに、胸の奥にずっと残り続けるこの気持ちを、私はきっと幽玄と呼ぶのだと思います。
作者からの返信
舞は痕跡を残さないのに、心だけが残る」っていう捉え方が本当に美しいです。
“能=心の保存装置”という言葉の意味が、この文章で初めて呼吸し始めた気がしました。
幽玄って、曖昧だからこそ胸の奥に定着するんだなと改めて思いました。
こういうのがいつまでも残るように書いていきたいですね。