だいいちわ おっきなちゃいろいの
きのうは、ぱぱにあえなくて、さみしかった。
まだこないのかな、ってまってたら、ねむくなっちゃって、めをとじてあけたら、あさになっちゃった。
ぱぱに、ちゃんとりはびり、がんばったよ、ってほめてほしかったのに。
でも、うまくつたえられないんだ。
でも、ぱぱはいつも、ぼくのおててをぎゅってしてくれるから、だいすき。
ほんとうは、ちゃんとぎゅーって、してほしいんだけどな。
きょうは、ぱぱきてくれるかな、っておもってたら、さみしくなって。
ないちゃったら、ごはんたべられなくて、おはなからへんなのいれられちゃった。
それがいたくて、ないてたらぱぱがきてくれたんだ。
おててに、おっきなちゃいろいの、だいじそうにかかえてた。
ねているぼくのあたまをなでて、いつもみたいに、ちょっとだけさみしそうにわらって、おててをにぎってくれたよ。
ぱぱのおてて、おっきくて、あったかくて、だいすき。
そしたらね、ぱぱが、ぷれぜんとだよ、って、おっきなちゃいろいのくれたんだ。
もふもふで、ほわほわで、ぱぱのにおいがしたの。
ぱぱのにおい、だいすき。
これなら、ぱぱのにおいといっしょに、おねんねできるかな。
だいすきだよ、ぱぱ。
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