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  • 黒鵠 ~くろくぐい~への応援コメント

    コメント失礼します、素晴らしい文学でした。
    白と黒の境地に美を見出すこと自体が凡人では到達できない域で、それを描こうとする人は狂わずにはいられないのかな、と思いました。
    渾身至上の画を汚された鞍崗の匠も、画の素晴らしさを知りながら汚してしまった花浦の匠。ふたりは命を落としたというより、芸術への偽りなき忠信によって溶けて呑まれていったような、悍ましくも美しい最期だと感じました。
    この作品こそが文学という芸術で、誰かを狂わせてしまうような力を持っている気がします…!
    素晴らしい作品を読ませていただきありがとうございました!

    作者からの返信

    >お肉にはワサビ さん
    「文学」とまでの身に余るお言葉と、ご評価とをいただき、ありがとうございます。
    選りすぐられた最後の二人であるがゆえにこそ、彼らの感じる芸術の重みは、余人をはるかに超えていたのかも知れませんね。それこそ、正気と生命とを喪ってしまうほどに……。

  • 黒鵠 ~くろくぐい~への応援コメント

    拝読しました。

    古語を用いた荘厳な語り口調が素晴らしいですね。

    至高の白を追い求めた果てに、一点の汚れによって究極の黒を献上した。
    それまでにどれほどの葛藤があったか、考えるだけで息苦しくなります。

    作者からの返信

    >仁木一青さん
    ご評価をいただき、荘厳な語り口、とまで言っていただけて、ありがとうございます。
    窮極の美に一点で到達できなければ、奈落へと落ちるのみ、そんな極端な精神性をイメージして書きました。


  • 編集済

    黒鵠 ~くろくぐい~への応援コメント

    ラスト1行で現実に帰結する様が、得も言われぬ読了感・納得感に。
    新年早々、良いものを読ませていただきました(*-ω人)

    作者からの返信

    >あーてぃさん
    コメントとご評価をいただいて、ありがとうございます。
    ラスト1行で現実に帰結する、というご指摘そのものが端的に結末を表してくださったように思います。

  • 黒鵠 ~くろくぐい~への応援コメント

    芸術家の魂……
    白から黒へ堕ちる様、幻想的な物語の凄まじさに圧倒されました。

    どう感想を書いたらよいものか、しばらく時間がかかりました。
    恥ずかしながら、わたし感想書くの下手なんですよ「すげー」と最上級の賛美で締めくくらせていただきます。

    企画にご参加いただき、ありがとうございました。

    作者からの返信

    >柴田 恭太朗さん
    企画を開催してくださり、レビューと、コメントに最上級の賛美までいただいて、こちらこそありがとうございます!
    白と黒の対比については多くの方が指摘してくださいましたが、「白の脆弱性」と「黒の不可逆の変質」という表現には感嘆いたしました。

  • 黒鵠 ~くろくぐい~への応援コメント

    芸を極めんとする者にとっては、ほんの微々たる欠けすらも許せないもの。それがありありと汚されたとあっては、魂もろとも此方から彼方へ、一瞬で反転してしまうのもむべなるかなと感じます。
    その狂おしいほどの探求心を知りもせず、無邪気に技比べをさせた帝の罪は深いですね。
    美しい言葉で心えぐる業の深さを書き出す技量が素晴らしいです。

    作者からの返信

    >鐘古こよみ
    ご評価とコメントとをいただいて、ありがとうございます。ファンタジーで鐘古さんからお褒めをいただくと励みになります。
    芸を極め尽くして競ったからこそ、その結果は天をも黒く染めるものとなったのかも知れません……。

  • 黒鵠 ~くろくぐい~への応援コメント

    白鵠の卵。その一寸違わぬ姿を求めて、
    鞍崗の匠は、うつろの中で
    花浦の匠は、うつつの果てに
    その理想とする姿を追い求めたゆえに、自ら、己が魂さえ手放したようで、
    二人の姿に畏れと哀しみを同時に感じました。

    北の冬、黒鵠達は何を求めて飛び回っているだろうか。
    そんな風に空を見上げると、ついぞ切ない思いに浸ってしまいますね。

    作者からの返信

    >錦戸琴音さん
    コメントと、レビューまでいただいて、ありがとうございます。
    おっしゃる通り、二人とも美を追求するために膨大な犠牲を払ってしまったのでしょうね。二人の心情に思いを寄せていただいて嬉しいです。
    黒鵠達は冬の夜空と化して、北の果てを覆っているのかもしれません……。

  • 黒鵠 ~くろくぐい~への応援コメント

    芸術に対する狂気にも等しい情熱と嫉妬の果てに起こった、不可思議で禍々しい出来事……。
    読者もまた闇に呑みこまれていくような、静謐でありながら圧倒的な力に満ちていました!
    芥川龍之介の「地獄変」にも通じるものがあると思います。

    作者からの返信

    >ハルさん
    ご評価とコメントとをいただき、ありがとうございます。
    芥川龍之介と引き比べていただけるとは、身に余る畏れ多さで……(^^;
    芸争いの話って、わりとよく見る気がしますが、それだけに、美とは怖ろしいものなのかも知れないですね。

  • 黒鵠 ~くろくぐい~への応援コメント

    花浦が鞍崗の画を汚したのは不幸な事故であって妬心ゆえのものではなかったところが遣る瀬無いですね。そして鞍崗はそのわずかな穢れによって集大成ともいうべきおのれの画業が崩壊していくさまを見てしまった。
    帝はまるで無理難題を出すかぐや姫のようです。
    武江さんの作品には闇と光があります。それは対立するものではなく、それぞれに強く主張しながらもその白さと昏さを譲らない、いちまいの水墨画のようです。

    作者からの返信

    >朝吹さん
    コメントとご評価をいただいて、ありがとうございます。
    闇と光……とくに意識したことはなかったのですが、自身では考えもしなかった視点をご指摘いただけて、ありがとうございます。

  • 黒鵠 ~くろくぐい~への応援コメント

     こんばんは。お邪魔しております。
     武江様の綴られるお話を拝読すると、いつも不思議な気持ちになるのです。物語を「読んで」いた筈なのに、気付いたらその世界に心が「溶け込んでいた」ような……何だか上手くお伝え出来ないのがもどかしいです。

     数多の世界に連れ出してくださって、ありがとうございます。

    作者からの返信

    >遠部右喬さん
    身に余るようなコメントとご評価をいただいて、ありがとうございます。
    世界を溶け込むほどに体感してくださったのは、遠部さんの感性のなせる業かもしれませんが、そのお手伝いができていたのなら幸いです。

  • 黒鵠 ~くろくぐい~への応援コメント

    このように古語を巧みに操って素晴らしい作品を描き切る武江様の技量に感服いたします。
    また芸術の残酷さと奥深さがこの3,160文字に凝縮されていることに圧倒されました。

    いつも素晴らしい作品を読ませていただきありがとうございます。

    作者からの返信

    >奈知ふたろさん
    素晴らしいレビューとコメントをいただき、ありがとうございます!
    すこし分量が長めになったので冗長に過ぎないかな、と案じていたのですが、奈知さんに「美しくも禍々しい」とまで言っていただけて、安堵しております。

  • 黒鵠 ~くろくぐい~への応援コメント

    素晴らしかったです。
    芸を磨く者として嫉妬や羨望はあれど、花浦の匠も絵を傷付けたかった訳では無いのでしょう。
    魂を削って生み出した芸術を損なった後悔と絶望、描く資格を失った虚無が2人の匠の命を奪ったのでしょう。
    世界の全てを自分の住まいに写そうなどと驕った帝に報いがあったでしょうか。

    作者からの返信

    >月兎耳さん
    ご評価とコメントをいただいて、ありがとうございます。
    おっしゃる通り、花浦の匠も、少なくとも意識の上では絵を損なおうと言う意図はなかったのでしょうね。だからこそ斃れたのでしょう。
    古代における君主の身の回りの美術や宝物は、君主がそれらに象徴されるものを統べる、という意味があったという話もありますので、最上の匠を失い、宮の絵が完成しなかったのは帝にとっても敗北だったのかもしれません。

  • 黒鵠 ~くろくぐい~への応援コメント

    素晴らしい不思議譚で、思わず、ほぅ…と
    溜息が漏れてしまいました。
    人の持つ深き業の顛末は又、白黒に帰着する。
    鯨幕にも言えるのかも知れませんが、生死と
    陰陽、善悪の対極。それでも矢張り黒い色が
    強かったのか…と。

    作者からの返信

    >小野塚さん
    溜息が出たとまでのコメントに、すばらしいレビューまでいただき、ありがとうございます!
    黒と白は対照なのか、黒が勝る非対照なのか……『矛盾』に通じる窮極の対決なのかもしれませんね。