第三話:声の主

「せっかくだから、帰りに酒場によってご飯食べてから帰ろ。」



教会に行った後、母の酒場に行って食事をしてから帰ろうと思い、お金を持って家を出た。


「神父様、あの、私突然声が聞こえて、なんか、感じるの何かを。」

「落ち着いてくださいマリー。何があったんです?」

「あの、あの実は、ダンスの練習をしてたら、突然声が聞こえて、一緒に踊りたいって言ってきたんです?私どうかしちゃったんですか?」

「声?だけですか?」

「声だけ、あ!あとなんか風がふわっとしたような……。」

「見えないところから、声。......おそらく、精霊でしょう。」

「精霊??」


とりあえず、要点をかいつまんで私は神父様にさっきの出来事もう一度、落ち着いて話した。



「そうですか。やはり、それは精霊でしょう。」

「やっぱり精霊なんですね。」

「はい、おそらく。ですが私自身精霊士ではないので、詳しいことはわかりません。基本的なことでいえば、火、水、風、土、この4つの精霊と、すべての精霊の長、精霊王がいるということです。」

「そんな存在が。」

「今度図書館に行って、精霊についての本を読んできてはどうですか。私に聞くよりも、多くを知れると思いますよ。」

「そうなんですね。わかりました。とりあえず今日は、あの声の主が何なのかわかったので帰ります。ありがとうございました。」

「それはよかったです。また何かあったら相談してくださいね。」

「ではまた明日。」

「はい気を付けて。」


神父様に声の主について聞くことが出来た私は、日が沈み切る前に酒場に行こうと、少し急ぎ足で教会を後にした。

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