第一話 生き延びるためではない、ただの一日

第一部 観測される世界



それは、

まだ彼らが意味を持たずに行動していた頃の話である。



朝。


ある個体が石を並べ始め、

その上に別の個体が葉をのせた。


そこに、並びが残った。


――


昼。


何もない場所で、

複数の個体が立ち止まる。


身体が揺れる。


何度も、同じ動作が繰り返された。


――



夜。


身を寄せる数が、

昨日より増えている。


同じ一日のようで、

同じではない。


そんな日が、

増えはじめていた。


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