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  • 読ませていただきました。「仲間」というテーマに収束する話だったんだな、と感じますね。美琴の最終決戦は「仲間」の答えですね……最後にプレリュード。プレリュードは、「人間を絶望させることが自分の存在意義」だと思っている。つまり自分が何者なのかを「憎しみ」によって定義している。対して美琴は、「仲間のために戦う」ことで自分の力を引き出している。この対比がものすごく明確です。「孤立した負の感情」vs「他者との繋がり」という構造なんですよね。

    美琴はプレリュードを「弱かった」と否定しなかったのも良いですね。美琴らしくありながら、重要であったと思います。勝者が敗者の尊厳を奪わない。プレリュードが最後に救われるのは、ここだったとも思えますね。プレリュードはずっと、「負ける=存在価値がない」というような世界で生まれた。でも美琴は、「負けても、あなたが弱かったことにはならない」と伝えている。だから最後「なんだか清々しい気分がする」に繋がるんだろうな、と……

    「絶望の天使」という名前そのものが浄化されるのも綺麗でした。プレリュードは最後に、怨みを叫ばない、復讐を誓わない、負け惜しみもしない。ただ、「お前と闘えてよかった」と言って消えていく。つまり、絶望の天使が最後に絶望しなかった。ここだと思いますね。「人間への怨み」から生まれた。でも最後には、人間……美琴との戦いによって、怨み以外の感情を知った。だから「浄化」という言葉がしっくりきました。

    これまでのお話を踏まえると、戦闘シーンは派手でありながら最後に残るテーマは意外と静かで、「人間は一人では生きられない」ということなんじゃないかな、とも思えました。負の感情は一人の中で増幅していく。HNΩは自分の性能だけを信じたし、プレリュードは自分の存在意義だけを信じた。でもスター流側は、お互いに食事を作り、心配し、助け、技を教え、託している。だから最後に勝ったのは、単純な戦闘力だけではなく、「誰かのために力を使える側」だったんじゃないかな、と……そしてプレリュード自身も、そのことを最後には理解できた。全体として、「負の感情から始まった事件を、仲間との繋がりで終わらせる話」として綺麗に着地していると思います。読ませていただきありがとうございました。他にもオススメの作品があれば覗かせていただきます。




    作者からの返信

    感想ありがとうございます!プレリュードは本当の意味で浄化されたと思います。彼は美琴と闘えて本当によかったと思います!言われてみれば、悪側は全員が孤独だったのに対しスター流は絆がありましたものね。
    数々の考察、作者冥利に尽きます。

  • 読ませていただきました。単に「砂に弱かった」というだけではなく、HNΩ自身の性格・機械としての特性・ジャドウの演技・リング選び・李への引き継ぎが綺麗に繋がっていましたね……

    なんといっても、ジャドウが最初から「負けること」まで計算してたところですよね。ジャドウはHNΩとの一戦において、「自分が勝つ」だけを勝利条件にしていなかった。むしろ、「自分が負けても、次の者が勝てる状態を作る」ことまで含めて作戦。となると、「あとのことはお前に託す」と言っていたのが完全に別の意味を持ってくるように思います。ジャドウにとっては作戦の引き継ぎだった可能性が高いのでは……

    そして、HNΩは自分の強さを証明するために新機能を使いまくった。その結果、次の相手に攻略材料を大量に提供することになっている。皮肉的な敗因ですね……その「高揚」と「自慢」が、そのまま敗因になった。そしてHNΩが恐れているのが「自分が李に負けた」ことではなく「自分が最初からジャドウに負けていた」ことなのがまた考えさせられますね……HNΩは自分のことを、計算して分析して学習する存在、だと思っていた。なのに実際は、自分が分析していたと思っていた情報そのものが、ジャドウによって意図的に与えられていたということ。これは機械にとってはかなり恐ろしいでしょうね……

    HNΩは「計算していた」のではなく「計算させられていた」のがまた巧いです。HNΩは「自分は相手を分析している」→ジャドウは「そう思わせて分析させている」なんですよね。HNΩはジャドウの体力を分析した→ジャドウはそれを演技で誘導、HNΩは砂のリングを分析した→本当の用途を見抜けなかった、HNΩは分離機能を披露した→李に対策される、HNΩは自分の必殺技を披露した→内部機構の限界を露呈、これ全部「自分で考えているつもりなのに、相手のシナリオ通りに動いている」という構造なんですよね。HNΩの敗北として綺麗な流れだったと感じます。続きを読ませていただきます。





    作者からの返信

    感想ありがとうございます!綺麗に繋がっていたという言葉に作者冥利に尽きます。ジャドウは李に甘いのでとにかく彼女が勝ちやすいように徹底的に布石を打った作戦ですね。ジャドウの頭脳は機械にとって非常に恐ろしいと思います。HNΩは皮肉な最期でしたね。

  • 読ませていただきました。李の逆転がめちゃくちゃ気持ちいいですね……!しかも単純に「李が実は強かった」ではなく、HNΩ自身が自分の成功体験に縛られて敗因を作っているのがすごく良いです。前のジャドウ戦では「演技をする」ことでHNΩを欺いた。そして今回の李は「負けを認めたように見せる」ことでHNΩを油断させた。戦い方そのものは違うけれど、相手の認識を操作する、という意味では同じですよね……綺麗な継承だと思います。

    それから、HNΩの最大の弱点がどんどん見えてきたように思います。HNΩ、本当に頭がいいんですよね。でも、自分の分析能力を信頼しすぎる。だから、
    雑魚判定した瞬間に、李を完全に格下として扱ってしまう。その上「李はもう反撃できない」と決めつける。完全に慢心の罠ですね……

    そして李のロメロスペシャルは、ロープを利用した縦型。つまり、HNΩの四肢に何か別の負荷がかかっている。HNΩの「関節技は効かない」という前提を、「関節を壊す」のではなく「分離機構そのものを封じる」ことで突破している可能性が高そうです……HNΩも「分離できるはずなのに、できない」という未知の現象に直面している。HNΩは「未知」を苦手としているんじゃないかな、と……続きを読ませていただきます。



    作者からの返信

    感想ありがとうございます!李も負けたように見せかけるという意味の演技をしていましたね。ジャドウと李の意外な共通点を知ることができて作者の私も驚いています!HNΩは格下相手には慢心してしまいますね。分析に頼り過ぎて本当の意味で見抜く力が欠けているのかもしれません。HNΩは未知に非常に弱いです。自分の予想を超えた展開に脆いと言いますかよくも悪くも機械ですね……

  • 読ませていただきました。ここで「ジャドウ死亡」が完全にひっくり返るんですね……しかも「不死身でした」ではなく、スター流メンバーの死に方そのものを知っているムースが、状況証拠から偽装を見破るのが面白かったです。

    全員ジャドウに騙されていたんですね……私も騙されました。しかもジャドウ、味方まで演技で騙せる人なのか……ジャドウの演技力が戦闘技術というだけではなく、日常の人間関係にも侵食しているな、と……これはもう、ジャドウは人間そのものを欺くプロです。

    そして、ジャドウはなぜ死んだふりをしたのかが気になるところです。HNΩを騙すだけなら、単純に戦闘中に「弱ったふり」をするだけでもいい気がする。でも今回は、HNΩに勝利したように思わせる→ジャドウが死亡したように演出→李に遺言(?)を残す→エリザベスに運ばせる→医務室から遺体が消える、までやっていてかなり大掛かり。HNΩに「自分はジャドウを殺した」と完全に信じ込ませることそのものに意味があった可能性が高そうだな、と……

    HNΩの性格を考えると、なおさら意味があるように思えます。HNΩは分析する、計算する、敗北原因を学習する。だからこそジャドウは「HNΩが何を見て、どう判断するか」まで計算したのかもしれないな、と考えました。HNΩが「ジャドウを殺した」と確信する。HNΩの戦闘判断や心理に、偽の成功体験を植え付けることができる。ここがものすごく効いてきそうです……続きを読ませていただきます。

    作者からの返信

    感想ありがとうございます!ジャドウの騙しはムースだからこそ見破ることができたと思います!李も含めて全員騙されていますからね……
    この演技力こそジャドウの真骨頂です!作者冥利に尽きます!
    偽の成功体験、これは非常に的を射ていると思います!

  • 読ませていただきました。ジャドウ……負けてしまうのか……ジャドウというキャラクターの敗北の見せ方が巧いです。まず、ジャドウの「胴体は分離できない」に対してHNΩの「なら、胴体そのものを武器にする」という発想が非常にHNΩらしい。HNΩは、一度受けた攻撃を次の瞬間には対策材料にしているんですね。ジャドウが「経験」で戦うなら、HNΩは「経験をリアルタイムで更新して戦う」。そんな戦いだな、と感じました。

    ジャドウが負けた時の場面も良かったです。ジャドウって「仲間」「友情」みたいなものを結構冷淡に扱うようなキャラクターだと思っていたのですが、李の言葉に「お前に言われたことを持って帰る」というような返事……ジャドウなりの最大級の情愛表現にも見えました。李に託すのも、ただの遺言ではなく、リーダーになった李への正式な承認にも見えます。だからこそ直後の、「仇はとる」がものすごく重い。李は今、ジャドウからスター流そのものを託された直後なんですよね。この後の展開がどうなるのか……李は仇を取れるのか……楽しみなところです。

    あとムース、絶対なんでもなくないですよね……(笑)ジャドウへの純粋な哀悼なのか、「自分が戦えばよかった」という後悔なのか、HNΩへの怒りなのか……はたまたもっと個人的な感情なのか……ここも気になるところです。続きを読ませていただきます。

    作者からの返信

    感想ありがとうございます!HNΩは試合中でもどんどん強くなりますね!
    ジャドウにとって李は特別な存在ですから、色々と他のメンバーとは扱いが違います。そうですね、ムースは絶対なんでもなくないです。彼女の真意は後々わかるはずです!

  • 読ませていただきました。ここでHNΩの「ロボットであること」が完全に武器として開花するの、ものすごく面白かったです。しかもHNΩ、ちゃんと「学習」しているんですよね。「以前は分離機能がなかったので関節技が通用した」がめちゃくちゃ重要で、HNΩは過去の敗北を「次回の敗北を防ぐためのデータ」として利用しているように見えます。これ、「目黒にできたのだからもっと素晴らしい成果を手に入れることができるはず」という思想とも繋がっているように思えます。HNΩは負ける→原因を分析→改造→再戦→また負ける→さらに改造、というタイプ。つまり、「敗北を成長材料に変換する敵」。目黒は負けても心が折れないけど、HNΩは負けたら仕様を変える、という違いも読めます。

    そして、ベアハッグがものすごく理にかなっていて巧いです。HNΩが分離できるのは、頭・手足などのパーツ。ならば、胴体そのものを締める。これなら分離して逃げることができない。ジャドウ、ちゃんとHNΩの構造を観察している。ここでジャドウも、「ただ技を連発しているだけ」ではないことが読み取れます。HNΩの弱点を見つけて、そこを直接攻撃する技に切り替えた。ジャドウの「経験」から来るものなんだろうな、と感じました。やっぱり今回の戦いは、「最新の強さ」VS「積み重ねた強さ」だな、と……続きを読ませていただきます。

    作者からの返信

    感想ありがとうございます!HNΩは学習して改善してもっと強くなるタイプの敵ですね。蘇る度に以前より確実に強くなっています。
    ジャドウのベアハッグ作戦はすごいですよね。ジャドウは技を考えて繰り出していると思います。最新と積み重ねの対決で笑うのはどちらでしょう?

  • 読ませていただきました。HNΩ、しっかり強いですね。でもHNΩの最大の敗因は「計算できないもの」を計算しようとしたことなんでしょうね……HNΩはロボットだから、観察→分析→予測→対応という戦い方をする。実際に、流れ弾が李に命中するリスクまで考えてジャドウの動きを予測している。でもジャドウは、「相手に観察させること」自体を利用する。これが今回の最大のポイントだったな、と思いました。HNΩからしたら、ジャドウは負傷している→体力が限界→攻撃能力が低下→今なら押し切れる、ですが……「全部演技」(笑)これはロボットにとって最悪の相手ですね。だって、入力された情報そのものが嘘なんですから。

    それから、華麗なるプロレスが始まったのも面白かったですが、それ以上に面白かったのはHNΩとジャドウの対比でした。HNΩには「強化された最新型だ」という自負がある。対するジャドウは、「お前が知らないことを、何百年も経験してきた」という存在。つまり、HNΩの最新・改造・計算・分析・効率VSジャドウの経験・駆け引き・演技・直感・蓄積なんですよね。この構造が綺麗でした。砂のリングというのも、HNΩが「自分に有利かもしれない」と考えたものが、実はジャドウの戦闘スタイルにも適していた、ということでしょうね……HNΩは「砂なら落下ダメージが減る」と考えた。でもジャドウ側からすれば、「砂なら投げまくってもリングを破壊しにくい」とも考えられる。どこまでジャドウが意図していたかは分かりませんが、少なくともHNΩがリングを分析している間に、ジャドウは別のことを考えていそうで面白かったです。続きを読ませていただきます。

    作者からの返信

    感想ありがとうございます。ジャドウは演技派ですから、どこまでは真実でどこまでが嘘か非常に曖昧かもしれません。嘘だと思ったら真実だったり、真実だったと思ったら嘘なこともありそうです。感情とかって計算できない分、HNΩが不利かもしれませんが、試合はまだまだ序盤ですからこれから何かが起きるかもしれません。ジャドウは別のことを考えても不思議ではないかもです。まさかふたりの対決にこれほどの対比があったとは、考察に驚きました!
    効率と機械のHNΩに経験と直感の対比!勝利するのはどちらになるでしょうか。

    編集済
  • 読ませていただきました。ΣDMCも人間の負のエネルギーを使用しているためか無限に乱射することができた、というはかなり重要そうですね。これまでHNΩの弱点だった「強力だけど銃の電池が切れる」という制約が消えている。つまり今回のHNΩは、本体の強化、負のエネルギーによるパワーアップ、 銃の無限化、長期戦可能、しかも本人が高揚しているという状態。特に怖いのが、単純に「身体能力が上がった」だけじゃなくて、以前のHNΩが持っていた弱点まで補完されていることなんですよね。「戦闘継続能力そのものが上がった」という強化になっている……これはかなり手強そうです。

    そしてHNΩもジャドウも煽り耐性が高い……(笑)でも面白いのは、HNΩもジャドウも自分の実力に根拠があること。だから単なる強がりじゃなくて、自信と自信のぶつかり合いになっている。個人的に好きな構造です。そして今回、「負の感情」の危険性が一段階上がった気がします。HNΩは負のエネルギーを吸収したことで、「破壊活動は楽しく、彼は夢中になった」となった。でもHNΩは、本来はそこまで無差別殺戮を好んでいなかったように思えます。なのに負の感情によって高揚し、殺戮そのものを楽しみ始めた。だとすると、負の感情の海は吸収者の「負の部分」を増幅する作用があるのかもしれないな、と……目黒→怨念・執念が増幅、銀角→遊戯欲が増幅、リザードマン→本能・破壊欲が増幅、HNΩ→復讐心・殺戮衝動が増幅、という見方をすると、絶望の天使は人間の負の感情を全部凝縮した存在なのかもしれません……やはり、そこも考えて読みたいところですね。続きを読ませていただきます。

    作者からの返信

    感想ありがとうございます!いままでは電池切れがHNΩにとってかなりの弱点だったのでそれがなくなって以前より確実に強くなっています!
    負の感情の海が吸収した者の負の部分を増幅する作用があるという着眼点、すごいです!私も気づきませんでした!確かにみんな増幅されていますね……両者共に実力に自信があるからこそ煽り耐性も高くなるのだと思います!

  • 読ませていただきました。HNΩ、思った以上に執念深いけど理性的なタイプなんですね……しかも読んでいる感じだと、普通に合理的な行動をしている。復讐心は強烈なのに、行動そのものは冷静なの、一番厄介なタイプだな、と感じました。「負の感情の海はかさが減っていた」という情報、かなり重要ですよね。つまり負の感情は、単なる「無限のエネルギー」ではなく、実際に吸収すれば減る。ということは、敵が吸収する→強くなる→冥府の負の感情が減る、という関係になってくる。この構造だと、「じゃあ敵が吸収してくれたほうがよくない?」とも考えられる。でも、その結果として、世界に超強化された怪物が戻ってくるんですよね……かなり面白い設定です。

    それから、さらっと書いてありますが「星野に関して目黒は真実しか言わない性質」←本当になぜ?(笑)二人の関係性がすごく気になりますね。目黒は星野に何度も負けているのに、星野について嘘をつかない。むしろある意味、敵として非常に正直に評価しているようにも見えます。これって目黒の「怨み」が単なる憎悪ではなく、「強敵への敬意」みたいなものを含んでいる可能性もあるのかな、と……

    少し話は逸れますが、文章のテンポと言葉選びが良くて読んでいて楽しいです。続きを読ませていただきます。

    作者からの返信

    感想ありがとうございます。HNΩはやっぱりロボットなので理性的で合理的な面があると思います。負の感情は吸収すればするほど減りますね。そこなんですよね。強化した敵が戻ってきたら困るのは人間ですから……
    星野と目黒は永遠のライバル同士ですから、目黒は星野に関することなら誠実になりますね。星野にだけは絶対に負けたくないのでしょう。文章のテンポと言葉選びが楽しいという一言が作者冥利につきます!!

  • 読ませていただきました。パジャマにまで着替えたところに突然敵からの襲来があったと思ったら、アメリカまですっ飛んで……場面転換が凄まじくてその勢いにちょっと笑ってしまったのですが、躊躇いなくすっ飛んでいく美琴がまた美琴らしいな、と……ロディもものすごくかっこよかったです。美琴に「助けてくれ」と頼んだのに、実際には自分で戦えるところまで戦おうとする。この「困ったときは頼る」という距離感の取り方、かなり健全な「仲間」なんですよね。とはいえ真正面から敵を潰しにかかるロディは、もしかしたらリザードマンより本能的な可能性すら感じられます……(笑)「正義の味方」として真正面から敵を倒す、というロディの美学も垣間見られて良かったです。

    からの、悪魔の大群……ここ、二人の戦い方が明確に違うのが綺麗でした。美琴→無力化する、ロディ→容赦なく消す(笑)。敵を倒すということは同じでも、全く違うんですよね。だからこそ、「敵への向き合い方は違うところもあるけれど、美琴たちは仲間だ」というのが巧いです。仲間だからといって、価値観が完全に一致する必要はないんだな、と考えさせられました。美琴が帰った後のシーンも好きです。ムースは、美琴が帰ってくるまで起きて待っていたのか、それとも朝早く起きて作ったのか。どちらにしても、「帰ってきた美琴を迎える」というムースの愛情がすごく感じられました。続きを読ませていただきます。

    作者からの返信

    感想ありがとうございます。ロディは最高にカッコいい男です!彼はかなり本能的ですねぇ。何も考えていないだけかもしれないですが、時に仲間も驚くほど大活躍することがありますから……スター流は各々で考え方が違うので戦い方も違いがありますね。ムースは朝早く起きて作ったのか起きて待っていたのか、どっちもあり得そうです。

  • 読ませていただきました。戦闘の緊張感から一転して、穏やかな「戦後の日常」に引き戻されるお話でした。リーダーに任命された李の状況判断も早速見事でした。李の「役に立ちたい」というのが、ちゃんと行動になっていて綺麗です。恋愛では「対等な関係」を求めていたかもしれない李が、今度は仲間たちを対等な存在として尊重しながら指揮を執っている、というのも読み取れました。綺麗な流れでした。

    それから、HNΩの存在もかなり気になるところですね。復活してパワーアップしていても対処可能な既知の敵……これによって逆に「じゃあリザードマンはどれほど危険なの?」という期待が高まります。しかも、本能のままで破壊の限りを尽くす。銀角とはまた違うタイプ。銀角は「遊びたい」という欲望があって、目黒怨は「怨念」で、リザードマンは「ただ破壊する」という感じ。そして「策を駆使してようやく勝てた」というのも怖いですね……つまり、真正面から戦うと強くて、頭脳戦でようやく勝てるタイプの厄介な敵。どう攻略していくのかに期待です。話は大きく変わりますが、ムースと美琴がものすごく可愛くて癒しでした。タックルみたいな抱擁も、ムースにとって美琴が本当に生活の中心なんだろうな、と感じます。果たしてムース→美琴の愛情の名前は何なのか……美琴→ムースの「友愛」に変化はもたらされるのか……ここもかなり期待できるところでした。続きを読ませていただきます。

    作者からの返信

    感想ありがとうございます。リザードマンもHNΩもそれぞれにベクトルが違う強敵ですね。ムースと美琴が癒しになれて作者冥利につきます。
    ムースにとって美琴は全てであり、彼女のためならなんでもできるという存在かもしれません。

    編集済
  • 読ませていただきました。冒頭から色々と考えさせられる面白い戦闘シーンでした。銀角、読んだ感じ根本的に「憎いから復讐する」だけではないんですよね。負けて、落ちて、でも「まだ遊び足りない」と思っている。負のエネルギーを吸収することを勧められる。ということは、蘇った敵たちは、全員が同じ「復讐」という目的を持っているわけではなく、それぞれの欲望や執着を持ったまま復活しているように読めました。銀角の場合は「相手と遊びたい」なんですよね。だからムースとの戦いが、本人にとって本当に楽しい。これが後半の、「もう遊びたくないやー」に繋がるのも綺麗です。銀角にとっては、「敗北=苦痛」ではなく、「楽しい遊びの終わり」なんでしょうね……

    ムースと銀角の戦い方の違いにも魅せられました。銀角はわりかし本能的ですが、ムースは単に「パワーが強い」のではなく、相手の一手一手をしっかり見ているようで、戦闘経験と判断力がかなり高いというのが感じられました。一方で、美琴が新技に純粋に喜んでいるのが可愛らしくもあり、真剣な戦闘シーンとちょっとここだけ雰囲気がズレていて面白かったです。美琴はムースに喜ばしいことが起こる度にこうやって喜んでくれるんでしょうね……美琴とムースの関係性も垣間見ることができて素敵なお話でした。続きを読ませていただきます。

    作者からの返信

    感想ありがとうございます!蘇った強敵たちには各々で思惑がありますから。銀角は遊び疲れたのかもしれません。美琴はちょっと天然なところがありますから……ムースは強いです。かなり戦闘慣れしていますから……

  • 読ませていただきました。日常シーンから戦闘への切り替えが魅力的なお話でした。まず、美琴のおにぎりがもはやスター流名物になっているのが微笑ましかったです。そして、みんなから絶賛されている……(笑)おにぎり屋さんのくだりもかなり好きです。本当におにぎり屋さんを開くかはさておき、何気ない描写でありながら、「世界を救った後、何するか」という問いの答えにもなっているかのように思えました。

    そして、お風呂のくだりでもくすりとさせられながら、突然の敵の襲来予告。銀角の登場にもワクワクさせられました。「人間の怨みや妬みや劣等感を吸収してパワーアップした」というのも気になるところですね。例外的な現象ではなく、蘇った敵たちというのは共通して利用して強化できる構造にでもなっているのでしょうか……過去の戦闘経験はあるけれど、相手は以前と同じではない。しかも「ブランクもない」。敵側が自分たちの敗北を学習している可能性もあるのでは……そうだとすると、負の感情を認識して取り込むという構造自体が何を意味するのか、と考えさせられました。続きを読ませていただきます。

    作者からの返信

    感想ありがとうございます。美琴はおにぎりが大好きですからね。銀角は以前の敗北要因を学習していると思います。過去に戦って勝利しているからと言っても今回も勝てるかどうかはわかりませんからね……ワクワクされたという言葉に私も心が弾みました!

  • 読ませていただきました。今回の場面は「絶望の天使」という新たな脅威の提示だけではなく、同時にスター流の新しいリーダーが決まる回になっていて、物語が次の段階へ完全に移行した感じがありますね。やはり今回一番の情報は「絶望の天使」というワードだと思いました。「蓄積した負のエネルギーが凝縮し意思を持ち、人型へと変化を遂げた」というところ。これ、目黒怨たちとは根本的に違います。目黒怨は「元々存在していた敵が負のエネルギーを吸収した」。でも絶望の天使は、「負のエネルギーそのものから生まれた存在」なんですよね。目黒怨が、「人間の怨みを利用する存在」だとしたら、絶望の天使は「人間の怨みそのものが生命になった存在」になる。ここがかなり大きな違いだと思います。

    しかも、「意思を持つ」というのが怖い。誰かに命令されて動く怪物ではない可能性が高い。自分で考える、自分で判断する。そして何より、「自分は何者なのか」という自我すら持っている可能性がありますね……生まれたばかりなのに、人間の負の感情を材料にしているのだとすると、「自分はなぜ生まれたか」「自分を生み出した人間とは何だ?」「自分は人間を憎むべきなのか?」みたいな思想まで持ててしまうかもしれない。物語のテーマとしてかなり強く関わってきそうです。続きを読ませていただきます。

    作者からの返信

    感想ありがとうございます!確かに目黒と絶望の天使は根本からして全く異なる存在ですね。負の感情が意思を持って動いたらどうなるかみたいな問いはあるかもしれません。

  • 読ませていただきました。「今回の敵はヤバい」のスケールが跳ね上がった面白いお話でした。その上、戦闘そのもの以上にこの組織の思想・仲間観・そして「負の感情」というテーマが一気に露出した回になっているな、と感じられました。「目黒怨1000倍」がシンプルにヤバいのですが、重要なのは「1000倍」という数字そのものより、「星野・川村に負けていた敵が、地獄の負の感情を吸収することで一気に別格になった」ということなんですよね……つまり今回の敵の強さには、個人の修行や才能ではない、「人間社会そのものが生み出しているエネルギー」が関係している。それが恐ろしいところだな、と感じました。

    そして、『天使のアッパー』のくだりでちょっとくすっときましたが、これはかなり重要そうですね。負の感情を吸収した「目黒怨→1000倍の怪物」になっている一方で、「怒りを制御した星野 → 新技」になっている。ここで「感情を野放しにする→他者を傷つける力になる」「感情を理解して制御する→自分を守る力になる」という対比が見えたように思えました。だから「負の感情を無くせば世界平和!」という単純な話にはならなそうなんですよね。怒りそのものが悪いのではない。嫉妬も、劣等感も、憎悪も、人間というものは持ってしまう。問題はそれをどう扱うかなのかもしれない。星野の「怒りのコントロール」は、そのテーマのかなり重要な先行例であるように読み取れました。続きを読ませていただきます。

    作者からの返信

    感想ありがとうございます!言われてみれば目黒は修行や才能ではなく単に負の感情を吸収してパワーアップしているんですよね。人間社会が彼を強くしてしまったかもです。
    感情の野放しと制御!この視点の対比は私も気づきませんでした!負の感情ってどうしても生まれるものですから、どう扱うかって大切だなって改めて気づかされました。星野の『天使のアッパー』を攻略したのは目黒が初ですね。

  • 読ませていただきました。突然失恋の話になってちょっとくすっとしちゃったのですが、李とムースのやり取り、ものすごく好きです。李が「自分の恋は偽物だった」と処理しようとしているところに、ムースが「いや、そうじゃない。それもちゃんと好きだった」と返しているから。その上で李自身が、「一方的な恋じゃなくて対等な恋愛を求めていたんだって気づいた」と、自分の本当の望みを見つける。李は、カイザーを好きだったことを否定するのではなく、「私はこれからどういう関係を望むのか」を知ったんですよね。これは失恋の描写としてかなり健全だと思いました。

    そして……来ましたね……美琴が会長室に入ってそこにいるのが、ジャドウとロディとエリザベス。最初は「少ないな」程度なんですが、説明を聞いていくと、他は「いなくなっている」んですよね……これが怖い。しかも、「川村と星野は敵と同時討ちになりました」がさらっと出てくる。「今回の敵、今までの敵とは明らかに違う」という認識が植え付けられました。さらには「敵が次々に襲来しましてな。……」も「強い敵が一体出た」じゃない。次々に。しかもスター流側が戦力不足になっているタイミング。「誰が来た?」だけじゃなく、「どれだけ来た?」が怖くなります。個人的に「カイザーは復帰させない」という情報が出たのが気になりましたね。そのカイザーが、あらすじ上の「過去の強敵が蘇る」というテーマにどう関係してくるのか……李の失恋が単独の恋愛エピソードなのか、それとも今後の事件と何らかの形で関係するのか。少なくとも「カイザー」という名前をこのタイミングで二度出していること自体が、かなり強い印象を受けました。続きを読ませていただきます。

    作者からの返信

    ムースは李の気持ちを肯定しているんですよね。彼女の成長に作者としても涙腺が緩みました。李の気づきは彼女の今後としてもとても健全で重要かもしれません。ふたりのやりとりを好きになってくれてありがとうございます!エリザベス、さらっと言いましたからね……敵が現れたタイミングと数がかつてない危機になるかもです!

  • 読ませていただきました。今回のムース、徹底して可愛いです。エプロンを着て、金髪を束ねて、キッチンに立って鼻歌を歌いながらクレープを作り始めて……しかも美琴のことが完全に大好きな人なんですよね……しかも、この「好き」は恋愛なのか友情なのか、あるいはムース独特の忠誠心や愛情なのかを一つに固定しなくても成立している。そこが素敵だなと感じました。

    「甘いおやつを大切な友達と食べる。何気ない幸福だが、美琴にとってはそれがいちばん幸せだ」というところ。今回のエピソードの中心だと思いました。「一緒に食べる」という時間そのものが幸福。だからこそ、あらすじにある「過去の強敵が蘇る」という事件が、この幸福を壊す可能性があるんですよね……だからこの何気ない午後三時が、後から振り返ったときにものすごく意味を持ってきそうです。「もし何か悲しんでいることがあるのなら、美琴たちと話することで彼女の悲しみを癒すことができるかもしれない」の部分も、人物像がかなり出ています。「悲しんでいるなら、そばにいてあげたい」なんですよね……つまり、仲間を守ることは必ずしも戦闘だけじゃない。クレープを食べる、コーヒーを飲む、一緒に出かける、話を聞く。そういうことも全部「守る」の一部になっている。だからこの後に戦闘が来たら、単なる「世界を守る戦い」ではなく、「こういう時間を守るための戦い」として読めるようになるのではないかと感じられました。ゆっくりとなりますが、続きを読ませていただきます。

    (企画にご参加ありがとうございました……!そしてすみません、別の作品を参加取り消ししようとしたら誤って取り消してしまって……本当に失礼いたしました……よろしければ、どうぞ引き続きよろしくお願いいたします。)

    作者からの返信

    感想ありがとうございます!なんという深い考察なのでしょう!
    確かに美琴の好きの気持ちって固定していませんね。どの好きの気持ちでも読者の解釈にゆだねられていると知って私としても驚きました!
    美琴はとても優しいキャラですから悲しい人がいたらそばにいたいと思うはずです!美琴たちは世界だけじゃなくて大切な時間も守っているという考察にハッとさせられました!