第2話

小さな私は、積木を取って遊んでる。


積んでは崩し、崩れては積み直し、て。


いつまで経っても完成しない。


完成させないようにして・・・・・・。


ガラガラガッシャーン・・・・・・。


派手な音をさせているけれど、夜が、それを吸い込んだ。


無音のなか、痛むのは・・・・・・?


胸の・・・・・・。


『ねぇ、あたし眠たい・・・・・・』


そう。


また眠る、の?


幼い私に答えて、崩れたまんまの積木を、眺めた。


私の心。


意識のなかの出来事なんだ。

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