「俺のエターナルブレード」「マイ・サン」「与太郎と坂上がりの歌」

 

 その4俺のエターナルブレード


ST「続いてはこちら。『俺のエターナルブレード』」


篠織「懐かしいなあ。ゲームのやつか!」


ST「企画会議で作っていったお話ですよね。我々二人とも、ゲームは嗜むのですが『こんなゲームは嫌だ』

というのが根幹にあって……で、篠織さんが考えてきたゲーム内容に私が返信する、という形で出来上がったのが、

この物語だったんですよね」


篠織「これ書いてた当時は、俺はあんまゲームできてなくて、ST君がパワプロにハマってたんじゃなかったっけ?」


ST「パワプロやってましたね。僕もゲームは半年ぶりとかだったんですけど。

  で、そろそろ『ゲーム』を題材にした何かがやりたいって思って」


篠織「まあ二人ともやるからねえ。だから、ゲームに対する熱量はそれなりにあるんですよ。

ですから、まあ変なテンションが上がってしまって。それであのキレ芸になったわけですけれど」


ST「でも、好きなものを語るっていうのはやっぱり楽しいな。というのが再確認できましたよね。

  それで後に、別の企画が生まれるわけですけれども。また後のお楽しみに」



*****


 その5 マイ・サン


ST「次はこちらですか。『マイ・サン』


篠織「え! もう!?」


ST「そうなんですよ。これの千秋楽が七月の二十日。あっという間ですよね。

  これは、ラパパジャイ・トスカノフ島の原住民に、全てを奪われるという話でしたっけね」


篠織「原案は、STが考えたんで、最初は芝居でやりたかったんだけどね。

   ある日、自分のアイデンティティを知らない人間に奪われたらどうなる? みたいな話」


ST「そうです。アイデンティティについて色々考えてた時期でした。

  ……まあ、どちらかというとこの話は、そんなテーマよりも出てきたキャラクターが全てを持っていった感はありますけれど」


篠織「いやあ……『強かった』ね。パウツォーは」


ST「そうなんだよ。パウツォーのキャラがこんなに強いと思ってなかったからね……

  本来、ちょっと落語っぽいシニカルな物語を目指していたのに、パウツォーのせいで完全にゲテモノになっちゃった感あるからね」


篠織「考えたの僕ですねー……」


ST「私のオーダーは、『主人公の家に居座る、若干怪しい人物を用意してくれ』だったのが、なぜかね。アレが出てきちゃったんですよ。

  あれだ。いつぞやの、『ゴライアスの棍棒』現象が起きてしまっている」


篠織「ま、まあ、受け入れられたんだからいいじゃないか!」



*****



 その6 与太郎と坂上がりの歌


ST「続きましてこちら。『与太郎と坂上がりの歌』」


篠織「はいはい。これもSTくんが書いてきたんじゃなかった?」


ST「毎年見ている立川志の輔師匠の落語から、インスピレーションを受けまして。

  まあ落語っぽい話にしたいとは思っていたので、だから登場人物が『与太郎』なわけだけれども」


篠織「自分しか知らないはずの歌を、町中が歌っている。という話だったね」


ST「そうですね。で、その歌が意味するところとは……みたいな仕掛けがありーのの物語だったんですけれども」


篠織「まあそうねえ。この時期はー……珍しくST君が色々書いてくれたので、楽でよかったっていう思い出しかなくて 笑」


ST「まあ、前シーズンは、あまりにも篠織さんに任せすぎたっていう反省があるので、今シーズンは私のターンだぞ。と」




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