応援コメント

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  • これまた面白く読ませていただきました

    宇宙とはなにか?
    中心とは?

    宇宙について新たに、疑問が沸いてきたので、これも小説にできそうです

  • 「場所」や「宇宙」という概念を言語化しようとする試み、そして「問いが届く辺り」という着地が詩的で素敵です。 AIのエラトとのドライでありながらどこか信頼関係を感じさせる距離感も絶妙でした。SFでありながら、人間の根源的な寂しさを描いた純文学のような読み心地で、大変味わい深い作品でした。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。とても丁寧に読んでいただいたのが伝わって、正直かなり嬉しいです。

    この短編は、航法的には座標で済むはずの「今、宇宙のどの辺りですか」という問いを、あえて“場所”を成立させるための前提(中心/参照枠/指差し)のほうへ滑らせていくことで、「宇宙そのもの」よりも「人間が宇宙を前にして何をしてしまうか」を書こうとしました。なので、「場所」や「宇宙」を言語化しようとする試みを拾ってもらえたのは、狙いの核心に触れていただいた感覚があります。

    終盤の「今は――問いが届く辺りにいる」は、僕の中では“答え”というより、返事のない宇宙に対して、それでも関係を発生させてしまう人間の最後の抵抗のつもりでした。座標にはならないのに、なぜか安心してしまう――そのズルさと切実さが同居する着地にしたかったので、「詩的」と言っていただけて救われました。

    エラトとの距離感についてもありがとうございます。彼(彼女)は、優しいことを言う存在ではないけれど、淡々と前提を露出させてくれるぶん、逆に「嘘をつかない相手」になり得る、という関係を目指しました。ドライさの中に信頼が見える、という読みはまさにその通りで、書き手としてありがたい読み方です。

    SFでありながら純文学の読み心地、そして「根源的な寂しさ」という言葉は、この作品が到達してほしかった場所に近い表現でした。励みになります。改めて、素敵な応援コメントをありがとうございました。

  •  宇宙に関する何気ない問いから、相対、主観の視点の比較から、人と言うものが浮かんでくるような、そんな問答でした。どうしたって人は主観的にしか判断できないし、それが人の限界で、けれど別に悪い事でもない。そんな風に感じました。

     ーーーー「今は――問いが届く辺りにいる」
     近い距離。そして、きっと人が一番大事にしなければいけない距離なんだろうなと、なんとなく思いました。
     良い作品でした。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。丁寧に読み解いていただけて、とても嬉しいです。

    ご指摘の通り、この短編は「宇宙の座標を問う」という形を借りながら、相対・主観・参照枠の揺れを通して、最終的には「人は主観からしか判断できない」という当たり前の限界に戻ってくる話として書きました。ただ、その限界を“欠陥”として糾弾するのではなく、むしろ人が生き延びるために獲得してきた性質――無視に耐えられず、意味を生成し、関係を結び直して輪郭を保つための戦略――として捉えたい、という意図がありました。そこを「別に悪い事でもない」と受け取っていただけたのは、こちらの狙いにかなり近い読みで、救われる思いです。

    また、引用してくださった
    「今は――問いが届く辺りにいる」
    という一行について、「近い距離」であり「人が大事にしなければいけない距離」と感じていただけた点もありがたいです。座標や中心の話を延々としておきながら、最後は“宇宙の中の位置”ではなく、“問いが自分の中で反響して意味として戻ってくる範囲”に着地させたかったので、距離感として受け止めてもらえたことが嬉しいです。

    宇宙は(たぶん)こちらに返事をしませんが、それでも問いを投げることで、かろうじて自分の輪郭を保てる瞬間がある――その危うさと、同時に少しの救いを、この短い問答の中に残せていたなら幸いです。

    温かい言葉をありがとうございました。読んでくださったこと自体が大きな励みになります。

  • このお話をもとに生きる意味のようなことを考えるのはとても有意義な時間のように思いました。
    楽しく読ませていただきました。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。
    「どこにいるか」という素朴な問いから、いつの間にか「どう生きるか」「何を意味と呼ぶか」へ滑っていく感覚を書いてみたので、そこを受け取っていただけてとても嬉しいです。
    楽しく読めたと言ってもらえて励みになりました。またこういう思弁寄りの短編も書いていきます。