地球防衛編、仲間と共に編
第1話 蒼月流の使い手は美少女2人と共に旅に出る
「アヤ、俺と親父で侵略者から北海道を守ってくるからお前も九州の侵略者倒してこいよ。」
これを聞いたのは昨日のことだ。ここからはその時の俺の感情と気持ちだ
ん?今なんて言った?俺が九州にいる侵略者を殲滅しろと?5歳の時に熊と戦えと言われた時以来だ、こんな無茶苦茶な事
俺は伊狩アヤ、脚力がおかしいほど強い伊狩家に生まれ、父さんと爺さんに剣術を教えてもらった。この世界の人々は今、宇宙連合軍からの侵略を受けていて残っている国がヨーロッパはほぼ全域問題なし、日本、アメリカ、ロシア、中国、など軍事力や経済的に問題のない国しか残っていない。
アフリカ、南アメリカの大陸は敵の占領地になっていて近づくことすらできない。
そんな中俺の父さんは仲間の力を信じすぎな異常者の言葉を発している。
「父さん?大事な話があるって聞いたから真剣に聞いてたんだが」
「人類滅亡の危機に対する構えじゃないぞ」
「いやまだ人類滅亡の危機でもないし世界中の軍隊とか自衛隊とか警察でも勝てる相手だぞ。それに俺はまだ13歳の年齢的に中学生だからな・・・」
確かに敵は数は多いけど俺と同学年でも倒せそうな強さだぞ・・・
「それでも宇宙からの侵攻3ヶ月で地球の二つの大陸が占領されて、大国や強い軍隊とか持ってる国くらいしかもう残ってないんだぞ」
「それでも2mを超える筋肉のかたm・・・生身のゴーレムと最強のんびり爺さんがいれば少なくとも日本は守れるだろ」
「お前はまだまだ実戦が足りない。もっと戦って強くなれ」
「腕力だけで言えば浰奈にも負ける俺がこんな筋肉のかたm・・・生身のゴーレム級を大量に倒せるとでも思ってんのか?」
「・・・なんとも言えないな。だが人間と同じくらいの身長で回復力だけ人間を
上回る敵の方が圧倒的に多いから大丈夫だろう」
「兄さんは走って敵を切るだけという単純作業で済むじゃん」
「蓮も聞いてたのか」
「あったりまえじゃん。私が兄さんと別行動なんて兄さんに言われないと絶対に嫌」
「もちろん儂も聞いとったぞ」
「それにしてもお爺ちゃん、アヤがお父さんの事筋肉の塊って2回も言いかけたの面白かったね」
「それはそれは自然にアヤが筋肉だるま息子のことを筋肉の塊と言いかけるから思わず飲んでいた茶を吹きそうになったぞい」
「親父もアヤも俺の扱いひでぇな・・・」
「父さんが俺に無茶苦茶な事をさせなかったらこうならなかったかもな」
そして日本は九州と沖縄と北海道が苦戦していて、父さんと爺さんで北海道、俺たちは九州を援護するために走って行けとの事・・・ここ山だぞ、中部地方だぞ
九州とか遠すぎて笑えてくる
実際、この世界じゃ伊狩家以外のほとんどの家系は魔法が使えず基本的に化学兵器で対抗している。実際、敵は銃や弓矢がほぼ効かないから世界中で苦戦してるんだが日本は日本刀があるからそっちの方が何故かダメージ高いから銃とか使われていない。
「兄さん行くよー」
昨日の事を考えていたら蓮に呼ばれた
「アヤ、私走ってもそこまで速くないし体力もないからどうすればいい?」
「浰奈は魔法使って飛べるんだから飛べばいいだろ」
「兄さん、普通の人は飛べないから注目されるよ」
「それは面倒だな。主に珍しいネタ探しのマスコミという名のストーカーが追っかけてきそうで」
浰奈は伊狩家と川柳家の混血で脚力は一般人程度。まあ脚力が異常に強いのは伊狩家の純血だけらしいからな。浰奈は魔法が使える家系の中でもとびきり優れた能力と家事スキルを持ってるから母さんに援護に行くなら蓮と浰奈を連れて行けって3時間
近く説得されて渋々連れていく事にした。
「兄さん、昨日のことを考えてたら置いていくよ?」
「また行動に出てたか」
「アヤは考え事をしている時によく空を見ながら難しい顔をしてるからね」
「多分ね〜伊狩家の純血と混血の事も考えてたよ」
「正解」
そう返したら蓮が・・・
「じゃあご褒美ちょうだい」
と言って抱きついてくる。それを引き離しながら俺は
「お前のいうご褒美は意味深な事だから 絶対無理」
「え〜そんな事ないでしょ〜」
そう行ってとぼける蓮に浰奈が
「その前に蓮はその変態な感情をできる限り無くした方がいいよ」
と言う。蓮はブラコンで隙あれば俺とエロい事をしようとする。
もちろん俺は爺さんに教えてもらったこの脚力を生かした速く走るコツを教えてもらっているから簡単に逃げ切れるけど。
浰奈はそんな残念な蓮のストッパー役にもなるからまあいいかと思ったんだ。
「蓮は顔もスタイルも良いのにどうしてこんなに残念なんだろう?」
浰奈のいう通りだ。・・・蓮もそうだが浰奈も顔とかスタイルとかいいからな?
「浰奈も顔とかスタイルとか私に負けず劣らず良いよ?」
「それは俺も同意」
そう答えたら蓮と浰奈から
「「アヤは生まれてくる性別を本当に間違ってるからね!?」」
「そうか?」
そんな事ないと思うが・・・まあほんとの地声は高めだし体型とかも男子よりも女子に近いからそこに俺の158cmというちょっと低めの身長もあってたまに間違われるからちょっと声は低めにしてるけどな
・・・実際は特殊能力使えば女子にもなれるけど。まあそれは思いっきり精神も俺
じゃないから多重人格ということで今までほとんど使ってないけどな。
誰にも教えてないことだからそのうち話すでいいか・・・と考えてたら
「そんなことより早く九州まで行こうよ」
「蓮、そんなに焦ったって敵は逃げないし基本人の方が強いからまだ大丈夫だよ」
「そうだなそろそろ行こうかと言いたいところだが・・・浰奈は結局どうやっていくんだ?」
「ちょっと浮遊して追いかけようかなって」
「了解、じゃあルートは廃線になったこの新幹線の線路を九州に向かって走っていくでいいか?」
そう提案すると
「は〜い」
「りょーかい」
とふわふわした返事が返ってきた
「ん?・・・なんか忘れてる気がするな」
俺が言えば
「兄さん武器は?」
「ちょっと取ってくる」
「は〜い」
という訳ですぐに俺の愛刀の一振り風凪と同じく愛刀の炎斬刀を取ってきて
「よしそれじゃあ行こうか」
「は〜い」
「うん」
結局、危機感も命をかけて九州を守るなんて覚悟もないままふわふわした感じで
俺たちの戦いは始まった
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この作品は更新頻度が1週間に一回かそれより低いので気長にお待ちください
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