我ら中学1年1組
まな板の上のうさぎ
第1話 ローファー
〜放課後、下駄箱にて〜
一緒にクラスメイトの暦と帰ることに。
暦と下駄箱にいると、急に暦が言った。
「ねぇ、キャオ?」
「んー?」
「ローファーってあるじゃん」
「うん」
多分、ローファーを取り出してる最中だからそんな話をしているんだろうと思いながら、言葉の続きを聞く。
「うちさ、ローファーのことさ、」
「うん」
「勝手にロングファサファサって呼んでるんだよね」
「……はい?」
何言ってるんだコイツは。
眉をひそめていると、暦は表情一つ変えずに応える。
「だから、ロングファサファサ」
「いや、聞こえてるけど……」
そんなにロングファサファサを連呼する必要もないし、とにかく言いづらい。
なんでこんな言い方を思いついたんだろうか。
「ロングファサファサの、略?」
「略称?」
「あ、そうそうそれ、が、ローファーだと思ってて」
ロングファサファサ→ローファー?
ロングファサファサ=ローファー?
「なんで……?」
「なんとなく」
「てか略称ならなんでローファーのほうで呼ばないの?」
「だって、なんかいいじゃん」
「ロングファサファサ?」
「うん」
暦の感性は正直言ってよく分からなかったが、とりあえず考えたこと自体は認めてあげることにする。
「ロングファサファサねぇ……」
「そう」
「気に入ったかもしれない」
「あ、そう」
「そっちから話し始めたのにその返し方はなんなん?」
「……なんとなく」
キャオ→書いてる人
暦→学校に入って初めてできた友達。変人
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