合成チート&料理チートで、極貧街復興支援だッ!
リリ
第1話 神様クエスチョン
あぁ…
死んだ…
俺、
テンプレだな。
ここまでは良くある話だが…
まぁ、次もテンプレか…
俺が助けた子猫は神様の飼い猫だったらしく…
俺は天界に着くと、すぐに神様の元に連れて行かれたのだ。
「おぉぉぉ!
よく来たなぁぁあ!
藍堂くんよ!」
神様は涙を流して喜んだ。
「あのー…?
俺はこれからどうなるのでしょうか…?」
「おぉ、そうか!
それじゃったな!
それじゃがね…
なに、悪いようにはせん。
じゃが、まずは君の深層心理を知る必要があると思うんじゃね。」
「は、はぁ…?」
深層心理…?
それが、今後に関係あるのか…?
「では!
神様クエスチョン!」
「は?
あのぅ、神様!?」
「いいかね?
今からワシが出す2択に、直感で答えるのじゃぞ!
いいね!?」
「は、はぁ…」
「では、質問①!
転移と転生、楽しそうなのは!?」
「て、転移!」
なんとなく神様ペースに巻き込まれる俺。
「質問②!
少人数、大人数、どっちが好き!?」
「しょ、少人数!?」
「質問③!
一つを極める!
二つをバランス良く!
どっち!?」
「ふ、二つをバランス良く!」
「質問④!
モノづくりと、組み立てなら!?」
「モノづくり!」
「質問⑤!
作った物を食べる!
作られた物を眺める!
どっち!」
「食べるでしょ!」
よく質問が分からん。
眺めるを選ぶ奴おるんか?
「質問⑥!
1から!
0から!
どっち!?」
「え…ぜ、ぜろ?」
「質問⑦!
お金を稼ぐ!
お金を使う!
どっちじゃ!」
「お金を稼ぐ!
で、使う!」
「えぇい!
2択と言っておろうが!
ま、いい!
次!
陸と海では!?」
「陸!」
「質問⑨!
店を開くか!
店を買い取る!」
「店を開くで!」
「最後の質問じゃ!
自分の力で成し遂げるか、他者から助けてもらうか!」
「じ、自分の力で成し遂げ…ます!」
「…よろしい。
結果が出たぞよ。」
「え、結果…?
神様、俺は…?」
「君を異世界アリステアへ転移させること決めた!
スキルは2つ!
合成チートと料理チートじゃ!」
「えぇぇぇぇぇぇ!?」
「まぁ、頑張るのじゃよ。」
「そんなっ!?
合成に料理って!
もっとこう、強いスキルあったでしょ!?」
「いかん、いかーん!
君には合成と料理がピッタリなんじゃぁぁぁあ!」
「そんな!
神様!」
「とにかくもう準備はできておるからな。
いってらっしゃい!
ちちんぷいぷい!」
「呪文ださっ!!!」
それが、俺の天界での最後の言葉になった。
俺は訳がわからない内に異世界アリステアに転移させられてしまったらしい…
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