プロローグ

みんな嫌いだった。

私は何も悪いことしていないのに。

ただ、注意しただけなのに。

それだけで、除け者にされた。

人は生まれながらにして善であるという言葉を聞いたことあった。

でもそれは噓だと思った。

この世に善人なんていない。


けれど違った。

あの人がそう思わせてくれた。

それからは生きる希望は湧いた。

そしてあの人が言っていたように生きて、あの人の夢を叶えようと思った。

だからこそ、前に進む。

あの人の為に。

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