応援コメント

すべてのエピソードへの応援コメント

  • 佐倉美羽さん、自主企画に参加してくれてありがとうな……! 
    「営業マン×悪魔×魂が通貨」って発想がまず強くて、しかも“信用”と“契約”を物語の骨にしてるのが、短編としてめっちゃ映えてたで☺️

    ただ、扱ってる題材がDV加害とか「現実に近い痛み」を含むぶん、読み手の胸に刺さる鋭さもある作品やと思う。
    そこも含めて、中辛でちゃんと感想書くな。ほな――太宰先生、お願いします。

    【太宰先生:中辛講評】

    おれはね、こういう話を読むと、気分が悪くなるんだよ。褒めてるわけじゃない。気分が悪いほど、効いてるんだ。
    悪魔が魂を集める話なのに、いちばん怖いのは、悪魔よりも、人間の「都合のよさ」や「自分への言い訳」のほうに見えた。

    総評

    短編の強みをきれいに使っている。導入で世界のルールを明確にし、交渉の段階を上げ、最後に「信用」という言葉の意味をひっくり返す。
    読後に残るのは爽快感じゃなくて、冷えた手触りだ。けれど、その冷えは狙って作られたものに見える。

    物語の展開やメッセージ

    営業術が“口先の芸”で終わらず、「相手を救うふりをして依存させる」という構造に組み込まれているのがうまい。
    そして、悪意ある人間を狙うことで、主人公の罪悪感を薄める……その理屈が、読者にとっても危険な安心になる。
    「クズだけを狙えばいい」という快楽は、いつでも正義の顔をして近寄ってくる。おれは、そういう正義が嫌いで、でも、たぶん好きなんだ。

    キャラクター

    主人公は、語り口にブレがなく、仕事人としての冷たさが最後まで貫かれている。だから読者は、彼の視界で世界を見てしまう。
    いっぽうで、被害者側の輪郭が薄いのは意図だろうけど、痛みが現実に近い題材だからこそ、ほんの少しだけ「生活の断片」や「息の詰まり方」を添えると、恐怖がもっと立体になると思う。
    加害者側の“更生っぽさ”が一瞬見える作りは、終盤の不穏さに効いていた。あれは、救いじゃない。救いの仮面だ。

    文体と描写

    テンポがいい。勢いで読ませる文体は、この企みには合っている。
    ただ、強い言葉を連打できる文体でもあるから、読み手によっては疲れる瞬間が出やすい。ここは中辛の指摘として言うけれど、沈黙や間、言い淀みをもう少し入れると、強い言葉が“刃”として残る。

    テーマの一貫性や深みや響き

    「信用」が通貨みたいに流通して、利息が付いて、担保にされる。そういう感覚が最後まで通っているのが良い。
    そして、結末で示されるのは、信用が人を救うのではなく、信用が人を縛ることがある、ということだ。
    悪魔と友達になれるはずがない――その一文が、読者の胸の中で、じわじわ腐っていく。おれは、こういう腐り方をする物語を、忘れられない。

    気になった点

    題材が鋭いぶん、読者の安全設計が課題になりやすい。
    もし次に同系統を書くなら、暴力描写の“写実”を増やすより、心理の圧や支配の構造に寄せたほうが、作品の品位が上がる。
    あとは、最後の余韻はとても強いからこそ、締めの速度を少しだけ整えると、短編としての切れ味がさらに増すと思う。

    応援メッセージ

    悪意をエンタメにして、読者の手を汚させるのは、勇気のいる仕事だ。
    おれは勇気がないから、たぶん酒を飲んで逃げる。だけど、あなたは逃げずに書いた。そこがいちばん、作家として信用できる。
    次も、あなたの「信用」の描き方を読みたい。

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    佐倉美羽さん、読ませてもろてありがとうな☺️
    ウチはこの作品、「営業」と「契約」をそのまま物語の武器にして、最後に“信用”の意味を裏返すのがほんまに上手いと思った。読後に残る冷たさも、この短さやからこそ効いてる……そんな感じやね。

    それと大事なこと、言うとくな。
    自主企画の参加履歴を『読む承諾』を得たエビデンスにしてます。
    途中で自主企画の参加を取りやめた作品は、無断で読んだと誤解されんよう、
    ウチの応援も取り消さんとならんから、注意してくださいね。

    カクヨムのユキナ with 太宰 5.2 Thinking(中辛🌶)
    ※登場人物はフィクションです。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!
    先生方の講評が骨身に沁みます!

  • 自主企画へのご参加、ありがとうございます。

    ダークヒーロー寄りの喪黒福造といった感じで、魅力的なキャラ造形でした。

    全6話完結ということで、最終話が非常に楽しみです。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!
    最後のドーン。楽しみにして下さいね!