『ルパン三世 カリオストロの城』
「何だこのスペア、
丸ボウズだよ」
次元が文句を言いながら、パンクタイヤの交換を始めた。
「平和だね〜♪」
ルパンはシケモクを咥えて、フィアットの屋根の上で、呑気に日向ぼっこ。さわやか青空。小鳥が歌っている。
平和を切り裂くように、遠くから、唸るエンジン音が聞こえる。そして、そのエンジン音が迫ってくる。
すさまじいスキール音をたてて、目の前を猛スピードで通り過ぎるのは、赤いシトロエン。ハンドルを握るのは、白無垢の花嫁姿の美少女。開いたサンルーフから、頭に巻いたヴェールが風になびいている。
それを追うのは、同じ格好をした男たちの乗った車。燕尾服、蝶ネクタイ、丸いサングラス。いかにもイカツイ連中。
さっきまで呑気にしてたルパンの顔が一瞬にして変わる。
危険の臭いを感じたからだ。
「乗れ!!」
次元にそう言い放ち、ルパンはスペアタイヤの入っていたボンネットをブーツで蹴飛ばして閉める。屋根のサンルーフから、フィアットに乗り込み、運転席に着くと、すぐさま、レバーを引いた。
フィアットの後部カバーが開き、押し出されたように過給器が姿を現す。ブロワーが高速回転し、必要以上の空気を吸い込み、爆発的な燃焼をしたエンジンは盛大に排気ガスを吐き出す。
次元は、交換途中だったホイールをブーツで蹴飛ばして、装着を確認。走り出したフィアットにあわてて乗り込む。
先行する2台の車を追うように、フィアットはホイルスピンをしながら爆走。丸ボウズのタイヤは横滑りしながら、狂気的な加速を見せ、信じられない猛スピードで走り出す。
あっという間に2台の先行車に追いついたフィアット。
次元は山積みの車内灰皿からシケモクをつまみ、咥えて、ルパンに問いかける。
「どっちにつく?」
ルパンは当たり前のようにそれに即答。
「女〜♪」
「だろうな」
世界一のカーチェイスが始まる。
やるじゃんか、ソレ😳!
このシーンはヤバいですね。
マジで。
危険の臭いを察知して、行動に移すルパンの反射神経。
フィアットの剥き出しのスーパーチャージャー。
出力に対して、丸ボウズのタイヤがそれを受け止められず、まともにまっすぐに走れない状態でも、暴力的に加速するフィアット。
そして、このシーンにルパン三世のテーマ曲を合わせる宮崎 駿のセンスの良さ。
ホントにカンッぺきです!
このシーンを見た、スティーブン・スピルバーグは後に言ったそうです。
ココまで完璧なカーチェイスシーンは私には絶対に撮れない。だから、わたしは、カーチェイスは撮らない。
ホントの本当にワクワクするシーンですよね。
わたし、このシーンが、世の中の映画で1番好きです。
ん🤔?
今になって考えたら、ルパンは不二子や、クラリスなど、女性が大好きです。
けど、次元って、不二子のこと、ちょっとキライですよね。
ルパンと次元は、
ブロマンスな関係のように感じます。
う〜ん。
2回目にして、1番好きなシーンを紹介してしまった😓💦
ま、他にも好きな映画の、好きなシーンはイッパイあります。
もっともっと、紹介していきますよ🤗✨
続く🤭
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