第2話 ほけん・たいいく

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ヒソヒソ…

「ねぇ、あの人転校生かな?」

「でも橘先輩と親しげじゃない?」

「中学が同じだったとかかな?」


「おい見ろよ、あの子ばり可愛いくね?」

「やっば、まじで可愛いやんけ」

「転校生か?彼氏いんのかな?」

「誰か聞いてくれねぇかな」

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詳しくは分からないが多分俺の噂をしてるのだろう。さっきから視線がやばい。やっぱ美夏の言う通りに休めば良かったかもな…。


「天空だいじょうぶ?」

「視線がキツイ…」

「でも、もうすぐ学校だから我慢してね?」

「わかった…」


視線に耐えながらようやく学校に到着する。


「美夏ー!おはよー!」

「あ!柊和(ひより)!おはよー!」

「ちょっと美夏…その美少女誰?」

「えっとね…ここじゃなんだし教室で話すね」


1年以上通っている学校なのにとても緊張してしまう。足が産まれたての子鹿ぐらい震えている。ふと窓に写った自分を見てみると、恥ずかしがり屋な美少女って感じでめちゃくちゃ可愛い…。中身は17歳の男子高校生なんだけどな…


「美夏、柊和おはよ。そっちの美少女はどなた?」

「美夏…教えてくれる?」

「詩穂!(しほ)おはよー!この子はね…えっと」

「湯宮です…」

「「え?」」

「同じクラスの湯宮 天空です…」

「湯宮って、あの湯宮?」

「あの隠れイケメンの湯宮君?」

「イケメンかどうかは置いといて、その湯宮です」

「って感じなんだ…2人とも大丈夫そ?」

「「本人かどうかはこの際どっちでもいい、原石がすぎるよこの子!」」

「これって褒められてんの?」

「褒めてると思うよ…」


流石に信じてはくれないとはわかってたけど、思ってた反応と違うような…。それにしても教室がザワザワしている原因は確実に俺だろうがな。


ガラガラガラ

「皆席ついて、出席とるよ〜」


騒がしかった教室が静かになる。


「山田-「はい!」-湯宮-「はい…」-よし全員いるな。……ん?湯宮?-「はい…湯宮です」-あれ?先生の記憶が正しかったら湯宮は男だったと思うんだが」

「朝起きたら性別変わってました…」

「そうかそうか…って、んな訳あるかい!妹さんか?

でも湯宮って妹いなかったよな…?橘なんか知ってるか?」

「全部事実です、朝起きたらほんとに女子になってたそうです」

「橘が冗談を言うなんて珍しいな」

「冗談じゃないですよ先生」


「先生ー!その子転校生じゃないの?」

「転校生とか知らん知らん。何も聞いてねぇよ」

「じゃあ、ほんとに湯宮君なんじゃない?」


「あれが…湯宮?」

「やべぇ、信じたくねぇ」

「可愛いけど中身湯宮なんだよな…?」


「先生!ほんとに俺?私は湯宮 天空です!ほら!学生証だってありますよ!俺のスマホも!」

「信じるしかねぇのか…?」


完全に信じきれてはいないようだが時間もないので一旦保留という形になった。


「ほんとに天空なのか?」

「そうだって言ってんだろ」

ホームルームが終わると俺の周りに人がめちゃくちゃ集まっていた。

「質問なら聞くからあとでお願い。1時間目体育だから着替えないと」

「天空…お前どこで着替えんの?」

「そりゃ教室だろ…あ、」

「気付いた?」

「これって女子更衣室でもいいのか?」

「天空!着替えに行くよ!」

「ちょ…ま」


美夏に手を引っ張られて女子更衣室まで連れていかれる。

他の女子もいるのに…。


「別にここに来なくても…」

「だめ!それに皆聞きたいことあるらしいし」

「聞きたいこと?」

「ねぇ湯宮君!ほんとに性別変わったの?」

「依夜田さん聞きながら胸揉むのやめてくんない?恥ずい」

「だって〜デカいの羨ましいい!」

「柊和、一旦ストップ」

「は~い…」

「次は詩穂ね」

「おっけー!ねぇち○こ無いの?興奮しないの?」

「詩穂?」

「すいません美夏様。でも気になっちゃって」

「「それ私も気になる」」

「皆まで!」

「で、どうなの?」


言葉で伝えても嘘と思われるかもしれないので思い切ってスカートとパンツを下ろす。


「ほんとにないじゃん!」

「すごい…パイp」

「詩穂、それ以上はダメ」

「へいへい。それにしてもほんとに女になってるとは」

「えいっ!」

「っ!?」


依夜田さんが生乳をさらけ出して俺に当ててくる。昨日までの俺なら理性なんてもんはぶち壊れてブレーキが効かなくなっていただろうな。


「興奮してる?」

「男の時の興奮は感じないかな…」

「柊和…天空に男の理性があったらとか考えないの?」

「う〜ん、別に女の子だしいっかなって!」

「着替えるから皆こっち向かないで…」


大勢の女子に着替えを見られるのは恥ずかしいのでおれの方は向かないようにしてもらう。制服のボタンを外して

胸がさらけ出される。改めて見てもデカイな…


「湯宮君!ブラ付けてないの!?」

「ブラ?俺そんなもん持ってないけど」

「美夏…貸さなかったの?」

「ごめん天空!忘れてた!」

「別にいいよ。俺着替え終わったから先いくね」

「天空まって…って、行っちゃった」

「バスケだよね?今日はやばい事になりそうだね」


女子の大変さなんて知らない天空は何も考えずに

体育館へ胸を踊らせながら(物理的に)

走っていくのであった。


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作者です


男の自分にはメイクなど女子の大変さが分からないので

教えれる範囲で教えて欲しいです



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