第6話 氷の悪魔王怒られ泣き新たな悪魔王顕現す
朝食を宿屋の食堂で済ませたクリアは冒険者ギルドへ向かった。
「おはよ〜」
クリアは昨日の受付嬢の所へ行って言った
「おはようございますクリア君 。」
「少しお話しがあるので裏に来て貰えますか?」
受付嬢はそう言った。
この日クリアは少しだけ嫌な予感がした。何故か怒られる様な、命の危機では無く単純に怒られる様ないやな予感が。
「うん!いいよ〜」
クリアは朝感じた嫌な予感を忘れていた。
「ありがとうございます、ではこちらへ。」
「クリア君、貴方昨日絡んで来た冒険者(チンピラ)を氷漬けにしたんだって?」
クリアは気づいていなかった、悪魔では良くあることだが、現世では氷漬けは不味いのだと。
「うんやったよ?でも僕に絡んで来る阿呆が悪いよね?」
受付嬢は一息置いてこう言った、
「貴方に絡んで来た阿呆も悪いですけど、氷漬けはやり過ぎです!下手したら死んでしまいますよ?」
クリアは忘れていた現世の人間の脆弱差をそして自分の実力を。
「やり過ぎ?10分位で溶けるように調節したのにやり過ぎなの?」
クリアは分からなかった、悪魔界では10分凍らせた程度で死ぬなら弱いのが悪いと言う風潮があったからだ。
「やり過ぎ決まってるじゃないですか!人は10分氷漬けにされたら死にます!」
「とりあえず少しお説教です。」
この時受付嬢はクリアには常識を教えなくてはならないと思いお説教しながら常識を教えようとしていた。
「前提として10分氷漬けにされたら人は死にます。これはいいですね?」
「うん、一応理解した。」
「それでクリア君がやった事は良くないことなのは分かりますね?というか分かってください」
「う、うん分かった。」
お説教の内容は割愛
「(ó﹏ò。)ウゥゥごめんなさい。」
クリアは精神が幼く怒られるのに慣れていない為、直ぐに泣くそれが受付嬢の誤算であり悲劇だった。
クリアが泣いた事で、悪魔界より地獄の女王が今此処に顕現する。
此処に来るは王位序列9位の悪魔王地獄の女王ヘカテーが顕現した。
受付嬢は本能で自らの危機を察した。
目の前にいる女性が誰なのかは分からないしかし、自分では手も足も出ない化け物だと言うことだけが本能で理解した。
その女性が言葉を発した
「誰ですか?私の可愛いクリアを泣かせた愚か者は。」
怒りを纏いし地獄の女王ヘカテーが一言発した、力が分かるものは逃走しようとしたが、足が動かない、本能で理解しているのだ目の前の女性からは逃げる事なんて出来るわけが無いのだと。
だがクリアは違った、なんと普通に話しかけたのだ。
グスッ「ヘカテーどうしたの?」
ヘカテーは温厚だしかし、クリアには甘く鳴かせた愚か者が温厚な面を見せる程温厚な訳では無いが、クリアが話しかけた瞬間表情が柔らかくなった。
「クリア大丈夫ですよ私は貴方を泣かした愚か者を処しに来ただけなので。」
「ううん、僕が悪いから大丈夫、ヘカテーは帰って大丈夫だよ?」
ヘカテーはクリアがそう言うなら素直に帰ることにした、クリアの精神が成長したのだと察して。
「貴方がそう言うなら私は帰ることにしましょう。」
「じゃあね〜ヘカテー今度遊びに行くね〜」
クリアを除いたその場に居合わせた全ての者達は足が震えるのを感じながら一息ついた。
受付嬢は1つ聞いた
「クリア君あの女性は何者なの?」
「ヘカテーの事?ヘカテーは僕がよく行く所に住んでいる人かな〜?」
受付嬢は困惑していた、ヘカテーと言う女性は自分が全く手も足も出ない程の実力者だなのにクリアはよく行くところに住んでる人と簡単に言ったのだ。
この日ギルドで特に依頼を受けること無くクリアは帰った。
ヘカテーは悪魔界に帰ったが、今日自分が顕現した事でクリアに迷惑が掛かると言う未来が見えた。
そこでヘカテーはその場にいたもの達の自分が来たと言う記憶を消す事にした。
「記憶魔法 記憶消去」
ヘカテーは地獄の女王記憶に干渉する事なんて朝飯前なのだ。
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