鮮血の咎

@Ellen7

第1話聖女

私は一冊の本を手に取る、その本は1枚1枚命が込めらているようで重く切ない本。

僕は1ページ事に蝶の羽をむしり取るように破り捨てた。

「こんなもの…」と我に返る私はカーペットのように散乱している紙を1枚1枚拾う…誰かにみられてしまったら大変だ…聖書を破くのは殺人よりも重く裁判で裁かれず即処刑だそれがこの世界の在り方だ。

散乱している紙をかき集める鍵付きの箱に隠した。

今日も祈りの時間が来る

「神様、今日という日を与えてくださりありがとうございますどうか我々に神のご加護を」僕を含め教会の皆が祈る。

私はは二つの人格がある〝私〟と〝僕〟だ。僕は皆の幸せを願い今日も祈りをしている

私は「神よ、どうかご加護を」こんな感じにどこか素っ気ない態度で祈りをしている。教会のみんなは分かっている私に二つの人格があることでもバレるのも時間の問題だ。人格は基本的に一つしか知らない、極稀に後天的に人格が増えることもある

その時間がきた、個室に隠してた破り捨てた聖書が見つかったそうだ。僕はすぐさま「僕が破きました」と言った老婆からは「潮時かねこの子を自由にしてあげなさい」僕は抵抗することなく衛兵に連れてかれた。

裁判に裁かれず翌朝には処刑場に木材を集められていた神に反する者達は火刑に処される。

なぜ私はこんな仕打ちを受け入れなければいけないのか?そして僕とどんなに差があるのかわからない神は不平等にな人生と偏った愛がお好きなようだ私は衛兵に連れて行かれながら思った今更命が惜しいという気持ちはなかったむしろ今から楽園へ行けると信じているから。

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