『Calamity Gate』―厄災の門―

悠蛹

『Calamity Gate』―厄災の門―

Calamity Gate:序章

【人物紹介】


・Alicia(アリシア)

厄災孤児

シアリスの双子の妹

機関の実働部隊

桃色の髪と青い瞳


・Cialice(シアリス)

厄災孤児

アリシアの双子の姉

変異体

水色の髪と桃色の瞳


・Xill(シル)

厄災孤児

機関の支援部隊

アリシアの友人

赤い髪に赤い瞳



***



 数十年前、世界には門と呼ばれる空間の裂け目が乱立するようになった。

 門の規模や出現の法則は不規則で、その大きさに比例して発生地点の周囲に"変異"を及ぼした。


 変異――

 門の周囲には未知の物質が表出し、影響範囲の人間は肉体が異様に変形、理性を失い他者を襲う。

 変異は、ある一定の年齢以下の子供には影響しづらいが、原因は不明。

 このことから、門の発生は大量の孤児を生んだ。


 門の出現とそれらの影響は人々に"厄災"と呼ばれ、この一連の現象に対応すべく、"機関"が組織された。


 機関――

 厄災による変異体の討伐や、孤児の救助、未知の物質の研究など、門に関するあらゆる活動を行う。

 変異体を戻す術は発見されておらず、現状討伐するしかない。

 孤児の救助後、検査を行う。耐性のある子供達は機関により保護・教育され、構成員として訓練する。

 彼らは同じ機関の仲間として、家族のように共に生活し、未来の担い手となる。

 未知の物質の研究により文明は発展し、永遠に近いエネルギーが供給された。


 門――

 裂け目の向こう側はどこへ繋がっているのか。

 機関が探査隊を組織したが、門の向こうから帰った者はいない。

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